●じっくり遊びこんでこそわかるゲームの楽しさを追求

 現地時間2012年6月5日、E3 2012の開幕に併せて任天堂はプレスカンファレンスを開催した。本記事では、同カンファレンスの中で宮本茂氏が発表した『ピクミン3』の情報をお届けする。

 宮本氏は『ピクミン3』の紹介に先立ち、新ハードWii Uの開発コンセプトに言及。「リビングの中心に位置するエンターテインメントを実現するためには、テレビに頼りきってはいけません。ゲームは30年以上、ゲームを伝えてもらう役割をテレビにお願いしてきましたが、それはテレビを越えることができないということを意味します」と話し、「つぎのゲーム機では、小さくてもいいから自分だけのモニターを搭載し、家族がリビングに入ったら最初に見るモニターにしようと思いました」とWii Uの始まりを語った。

 続けて「Wii Uを作っているときからどうしてもつぎの『ピクミン』はWii Uで作りたいと思っていた」と、話題は『ピクミン3』へ。Wii Uでピクミンを作るメリットについて宮本氏が最初に挙げたのはグラフィックの向上だ。いわく、ゲームキューブで出た第1作目は解像度が十分とは言えず、カメラを引いときピクミン一匹一匹がクッキリと見えない悩みがあったという。しかし、Wii Uの高いグラフィック描画能力によってそれは解消。カメラを遠くに引いてもピクミンはクッキリと描かれ、それぞれがどんなアクションを行なっているのかがハッキリと分かるようになったのだ。

▲新しいピクミン“ロックピクミン”も公開。堅いものを壊す能力があるそうだ。

 つぎにWii Uの特徴として挙がったのは、操作の向上。『ピクミン3』ではWiiモーションプラスとヌンチャクで基本的な操作を行い、Wii U GamePadはマップの表示などに使用するスタイルを採用した。「シリーズを遊びなれた人は、操作が快適になったことがわかってもらえるはずです」と宮本氏。本作では主人公を含め4人の隊員でピクミンを率いることになるのだが、Wii U GamePadのスクリーンのおかげで、それぞれの隊員が現在どこにいて、何をしているのかがストレスなく把握できるというわけだ。モードについては、決まった時間のなかでどれだけフルーツを集められるかを競うチャレンジモードの収録を発表した。

 最後に宮本氏は「じっくり遊びこんでこそわかるゲームの楽しさを、多くの人に理解してもらえると信じて開発している」と語り、「遊んでいるうちに、皆さんにもピクミンが見えるようになってきますよ」とプレゼンを締めくくった。