●“うずまきピロシ”氏との協力プレイに希望者殺到!?
2011年10月23日、東京・池袋のヤマダ電機LABI池袋モバイルドリーム館において、サイバーコネクトツー・松山洋社長のトークショー&バンダイナムコゲームスの『NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットインパクト』ほか最新ゲーム体験会が開催された。
この日の体験会では、バンダイナムコゲームスが誇る最新タイトルから、2011年10月20日に発売されたばかりのプレイステーション・ポータブル用ソフト『NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットインパクト』、Wii用ソフト『ゴーバケーション』に加えて、2011年12月1日発売予定のプレイステーション3用ソフト『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』も試遊可能となっており、多数のゲームファンが詰めかけた。
▲『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』コーナー。発売を待ちきれない人たちが大勢集まった。 |
▲『ゴーバケーション』のコーナー。こちらは家族連れで楽しんでいる人たちが目立った。 |
▲『NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットインパクト』コーナーには、幅広い年齢層のゲームファンが集まっていた。 |
体験会も盛況だったが、やはりこの日のメインイベントは、『NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットインパクト』を手掛けたサイバーコネクトツーの代表取締役社長・松山洋氏のトークショーだ。松山氏は、イベントやプロモーション映像などですっかりおなじみとなった、ナルトの扮装――通称“うずまきピロシ”の姿で登場した。
さっそく『NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットインパクト』のウリについて語り始めた松山氏だが、今回とくに力を入れていることとして挙げたのが、“過去最高の重厚な物語”だ。もちろん従来の『ナルティメット』シリーズでもしっかりストーリーが描かれてはいるが、従来作、とくにHD機でのカットシーンについては、見ている人が退屈しないように、尺を短めにすることを心がけていたそうだ。しかし本作では、イラストとト書きを中心にストーリーを描くことで、濃密なストーリー描写を見せることが可能になったのだとのこと。製品版を改めてプレイ中の松山氏は、現在第4章まで進めたところだが、第3章のアスマ先生の最期を見て、「開発中にもさんざんプレイしたけど、まー、泣けるねー、やっぱり(笑)」(松山氏)と冗談めかしつつも、デキのよさに満足している様子だった。
さらに松山氏は、このトークショーに来てくれた人のための“お得情報”として、通信協力プレイが“オイシイ”ことを説明した。本作では、プレイを重ねて経験値を溜め、キャラクターを成長させていくことも楽しみのひとつ……ではあるが、何しろ多数のキャラクターが登場するゲームだけに、すべてのキャラクターを成長させていくのは、なかなかにたいへんだ。しかし通信協力プレイをすれば、自分が稼いだ経験値に加えて、相手が稼いだ経験値も入手することができるため、より楽にキャラクターを成長させていくことができる。
というわけで、その実演として、会場にPSPとソフトを持参してきた人をステージに招き、松山氏との協力プレイを行うことに。観客に“魅せる”プレイをしようと手こずる松山氏をだったが、ファンの人との協力プレイで首尾良くミッションをクリアーし、大量の経験値をゲットする様子を披露した。ちなみに通信協力プレイをすると、相手のキャラクターが記録された“認識札”を入手することができる。ステージで協力プレイをしたファンの人は、松山氏の認識札を入手してとてもうれしそうな様子だった。
最後に松山氏は、「『NARUTO−ナルト− 疾風伝 ナルティメットインパクト』は『ナルティメット』シリーズの10作目。このシリーズを、もう10年間、アニメと同じくらい長いあいだ作り続けられました。これだけ続けてこられたのは、何よりも皆さんのおかげです」と、集まったファンに感謝の言葉を述べた。さらに、次回作となるプレイステーション3/Xbox 360用ソフト『NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム ジェネレーション』については、「いままでは、PS2の『ナルティメットアクセル2』で62名のプレイアブルキャラクターが登場したのが最大でしたが、『ジェネレーション』ではシリーズ最大にするということで、詳しくはまだ言えませんが、62名は遥かに超えています」と、かなりの大作になることをアピール。次回作への期待を煽りつつ、トークショウを締めくくった。