●制作秘話満載の、まさに“プレミアム”なトークショー!

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 2011年9月10日、東京・お台場アクアアリーナにて、2011年9月8日に発売された『テイルズ オブ エクシリア』の発売記念プレミアムトークショーが開催された。
 『テイルズ オブ エクシリア』と言えば、【コチラの記事】でもお伝えした通り、発売初日で50万本以上の出荷を果たすなど快進撃中。発売日当日に行われたイベントも大盛況だったが(【記事はコチラ】)、この日は本作のプロデューサーであるバンダイナムコゲームスの馬場英雄氏に加えて、ジュード・マティス役を演じた代永翼さんも登場するとあって、会場には驚くほど多くのファンが詰めかけた。

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▲関東近県だけではなく、名古屋や宮城、熊本など遠方から駆け付けたファンの姿も見られた。

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▲試遊体験会は終日開催され、こちらも行列ができる盛況ぶりとなっていた。

●馬場P、まさかの大サービス!?

 ファンの期待が高まる中、いよいよ始まったトークショーは……いきなりのサプライズ! なんと馬場氏が、本作の登場キャラクターのひとり、ローエンのイメージ衣装に身を包んで登場したのだ。この衣装は、新宿マルイワンのショップ“PUTUMAYO”とのコラボで製作・販売されているもの。馬場氏は「ふだんはイベントで緊張することはないのですが、今日はさすがに恥ずかしくて、ドキドキしています」と照れまくっていたが、会場からはさかんに「ステキ!」との声が挙がっていた。
 続いてジュード・マティス役の代永翼さんも、同じく“PUTUMAYO”とのコラボで製作されたジュードのイメージ衣装で登場。こちらは役者だけに、こうした扮装にも慣れた様子。会場からの歓声に笑顔を見せつつ、「馬場さん、控え室でずっと「しらけたらどうしよう?」って心配しっぱなしだったんですよ(笑)」(代永)と、いきなり楽屋裏の話を暴露して、馬場氏を慌てさせていた。
【2011年9月11日2:00追記:文中に誤りがあったため修正しました。(誤:PUTOMAYO→正:PUTUMAYO)  PUTUMAYO様はじめ関係者の皆様、および読者の皆様にお詫びいたします】

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▲司会者に促されて、メインビジュアルと同じポーズでキメてくれたおふたり。

▲「こういう格好も、若い人ならキマるんだろうけど……」(馬場氏)。それに代永さんは「でもローエンは60歳を過ぎてるじゃないですか(笑)」と的確なツッコミ。

●長丁場の収録に「発売されるのかな……?」(代永)

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 その後はマジメなお話になり、無事発売を迎えたいまの心境について語られた。代永さんによると、1年間以上に及ぶ長い収録期間中には、「本当に発売されるのかな……?」と不安になることもあったのだとか。しかし、無事発売を迎えて、周囲から「おもしろいね!」という声が盛んに聞かれるようになり、いまは「うれしくて、ああ、本当に僕はジュードを演じたんだな、って。不思議な感じがます」(代永)という心境だと語った。
 一方馬場氏も、発売記念イベントなどでショップ店頭の様子を見ていたときには、「お客様がレジに並んでくれているのを見て……泣きはしませんでしたけど、こみ上げてくるものがありました」(馬場氏)と、やはり格別の思いがあることを明かした。これには代永さんから「本当は泣いたんでしょ?」との突っ込みが入り、「いやいや、泣いてないです!」(馬場氏)と否定した馬場氏だったが、「でも、涙が出るくらいうれしかったですね」(馬場氏)とのことだった。

●ミラも恐れた!? 恐怖の“千本ノック”!

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 つぎに、『テイルズ オブ エクシリア』の魅力について尋ねられた代永さんは、「やはり15周年記念作品ということで、いままでの集大成ですよね。それは収録をしているときから強く感じていました」と、本作が並々ならぬ意欲を持って制作されていたことを説明。それだけに、収録も簡単には進まなかったそうで、「沢城さん(ミラ役の沢城みゆきさん)もあちこちで言っていますが、“千本ノック”というのがあって。ひとつひとつの言葉に、「そこはちょっと違うんです」と馬場さんにダメ出しをされて、本当に時間がかかりました(笑)」(代永)。ただし、それについて代永さんは、「でも、役者として本当にやりがいがありました」とのことで、ほかのキャスト陣とも同様にやりがいのある仕事だったと語り合っていたそうだ。

●レイアは「男として守ってあげたい」(代永)

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 話は変わって、「本作で好きなキャラクターは?」との質問に。代永さんは「レイアが好きですね」とのこと。天真爛漫で、ジュードや仲間たちのためにがんばっているけれど、それが裏目に出てしまうあたりを見ると、「男として守ってあげたくなります」(代永さん)だそうだ。これには馬場氏も同意しつつ、「でも、自分で作っておいてなんですけど、気付いてやれよ、ジュード! って思いますよね(笑)」と苦笑い。代永さんも、「本当ですよね」と賛同したが、「でもジュードをキライにならないでね!(笑)」(代永さん)と慌てて付け加えていた。
 ちなみに馬場氏も、ひいきにしているキャラクターが「じつは心の中で、ちょっぴりあります」(馬場氏)とのこと。ただし、「それでも、これだけ長い期間製作していると、本当に、みんながとても大事に思えてくるんですよ。だから、特定のキャラクターをひいきすることなんてできませんね」(馬場氏)とコメントしていた。

●代永翼vs杉田智和ガチバトル勃発!?

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 トークテーマの中で、とくに馬場氏が困っていたのが、「オススメのシーンはどこですか?」というもの。「言えないですよ! これからプレイする人が大勢いるのに、ネタバレになっちゃうじゃないですか!(笑)」と言いつつも、ひとつのシーンを、ネタバレを避けつつ慎重に挙げてくれた。馬場氏の言葉では、「ジュードがすごく落ち込むシーンがあるんです。そこでの、アルヴィンとレイアの駆け引きというか……。レイアが懸命にジュードをフォローしようとするのですが、そこにアルヴィンが……」というシーンなのだそうだ。そのシーンについては、代永さんも強く印象に残っているそうで、収録の際には「もうこの人は杉田さん(アルヴィン役の杉田智和さん)じゃない、アルヴィンだ! と思って、ガチで杉田さんとやり合いました(笑)」と、かなり激しいシーンとなっている模様。馬場氏、代永さんともに思い入れの強いシーンのようなので、ぜひプレイして確かめてみてほしい。

●「皆さんの声を届けてください」(馬場氏)

 最後に、これから本作をプレイする人に向けてのメッセージが語られた。
 代永さんは、「僕もプレイしていますが、本当にのめり込んで、早く帰って続きがやりたくなる作品です。そして同時に、自分と向き合って、人間関係についても考えさせられるような深い作品でもあります。胸を張ってオススメできます」とアピールしていた。
 馬場氏は、「みなさんにお届けするものはゲームという形になっていますが、大勢のスタッフの思いという、形にならないものが隅々まで詰まっていますので、それが伝わるといいな、と思います」と熱くアピール。さらに、「今日、こうして皆さんと過ごせることが本当にうれしいです。僕たちは、皆さんの支えがないとゲームと作ることができません。“楽しかった”、“次回作も楽しみにしています”などと思ってもらえたなら、ぜひその声を、公式ホームページのアンケートなどで届けてください。それがスタッフの励みにもなります」と語った。