『テイルズ オブ エクシリア』連載第2回:バトルへのこだわり

バンダイナムコゲームスより2011年9月8日に発売予定のRPG『テイルズ オブ エクシリア』。本作に込めたこだわりを開発スタッフが語る! 第2回は、バトルシステムの設計を担当したナムコ・テイルズスタジオの穴吹健児氏が登場。
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バンダイナムコゲームスより2011年9月8日に発売予定のRPG『テイルズ オブ エクシリア』。シリーズ生誕15周年記念タイトルたる本作に込めた並々ならぬこだわりを、開発スタッフに語ってもらうぞ。今回は、バトルシステムの設計を担当したナムコ・テイルズスタジオの穴吹健児氏だ。

※『テイルズ オブ エクシリア』連載:産地直送リポート集はこちら


●“いっしょに戦っている”感を重視

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ナムコ・テイルズスタジオ
穴吹健児氏


皆さん、こんにちは。
ナムコ・テイルズスタジオの穴吹です。『エクシリア』のバトル班を代表して、お話をさせていただきます。

『エクシリア』は、企画の構想段階から、男女ふたりの主人公を打ち出すことが決まっていたので、バトルシステムも“ふたり”で新しいおもしろさが味わえるものを目指しました。そうして考え出したのが、“共鳴(リンク)”という要素です。プレイヤーが任意のキャラクターをふたり選び、共鳴することで、パートナーが操作キャラクターをかばってくれたり、敵をふたりで挟み撃ちにしたりと、従来のシリーズ以上に高度なコンビネーションを発揮できます。

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各キャラクターは、パートナーにしたときに固有のサポート能力を発揮してくれます。スクリーンショットを見ただけで、“いっしょに戦っている”感が伝わるような絵作りを心掛けました。


本作のバトルでキモになるのは、やはり共鳴術技(リンクアーツ)ですね。共鳴中に敵を攻撃すると、画面左のゲージが徐々に溜まります。一定以上溜まった状態で、操作キャラクターが特定の術技を使い、“共鳴術技アイコン”が表示された瞬間にR2ボタンを押すと、強力な共鳴術技が発動するという仕組みです。テンポよく発動でき、威力も高いので、この気持ちよさをガンガン味わってほしいと思います。

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共鳴術技アイコンが表示された瞬間に、R2ボタンを入力するだけで共鳴術技が発動します。


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こちらはレイアとアルヴィンの共鳴術技“衝破十文字”。操作キャラクターはふたりのどちらでもオーケーです。


メニュー画面では、共鳴術技のリストを参照できます。キャラクターと術技をどう組み合わせれば共鳴術技が発動するのか、リストを見れば丸わかりです。じつは、発動条件を最初からオープンにせず、条件を“見つける”遊びを入れようかなと思った時期もありましたが、あえてオープンにして、いろいろな共鳴術技を試してもらいたいという思いが勝りました。

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術技の習得数が増えるにつれて、リストも自動的に更新されます。


●キャラクター育成の自由度

術技は、“リリアルオーブ”という特殊なアイテムを活用することで習得できます。パーティーキャラクターはそれぞれ専用のリリアルオーブを持っており、これを育てることで、プレイヤーの好きなように術技の習得や、ステータスの強化などが図れるシステムです。同じキャラクターでも、育てかた次第でまったく違う戦闘スタイルを身に付けることができますよ。

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レベルアップすると得られるGP(グロウアップポイント)を使うと、リリアルオーブが成長。GPを消費して、6方向に伸びるノード(点)を解放すると、各種ステータスが上昇します。また、ひとつのエリアを構成するノードをすべて解放することで、術技などの封印を解くことができます。

リリアルオーブは、当初はレベルアップによる成長の“プラスアルファ”くらいの位置付けでしたが、「最近のユーザーの皆さんにとっては、もっと自由度が高いほうがいいのでは?」と、開発チームで話し合って、“プラスアルファ”どころではない自由度と成長効果を設定しました。ただし、「キャラクターごとに育てかたを考えるのが煩わしい」という方もいらっしゃると思うので、オートナビ機能も搭載しています。

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オートナビ機能を使えば、いま持っているGPを、特定のノードへ自動的に割り振ります。


ちなみに、「オートナビ機能で示される育てかたが、開発者のオススメなの?」と聞かれたら、僕は「必ずしもそうではありません」と答えます。確かに、オートナビ機能を使えば、ゲームをクリアーするうえで大きな問題が生じることはないでしょうが、オートナビ機能は“最強”の育てかたを示すわけではありません。僕たちが正解を提示してもおもしろくないですし、そもそも絶対的な正解は存在しないと思います。プレイヤーによって“最強”の方向性は異なるでしょうからね。

●“共鳴術技チェイン”がやり込みどころ!

術技の習得数が増えてきたら、“共鳴術技チェイン”も積極的に狙ってみてください。共鳴術技のゲージをいちばん上のエリアまで溜めたうえで共鳴術技を発動すると、一定時間、術技や共鳴術技を連発できる“オーバーリミッツ”状態へ移行し、共鳴術技から別の共鳴術技へのチェイン(連携)もできるようになります。

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共鳴術技チェインをいっそう楽しくする、特殊なアイテムもあります。物語の中盤で手に入る“アーツボール”です。これがあれば、操作キャラクターにセットできる術技の数が倍になるので、共鳴術技チェインを何度もつなげやすくなります。

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通常、左スティックと×ボタンの組み合わせで4つ、加えて右スティックの左右上下で4つの術技をセットできますが、“アーツボール”を入手すると、L1ボタンを押しつつ左スティックまたは右スティックを入力することで、さらに別の術技をくり出せます。


共鳴術技チェインは、バトルでもっとも“いっしょに戦っている”感を味わえる要素だと思います。僕たち開発者の想像を超えるテクニックでプレイされる方もいると思うので、チェインの上限回数を断言することはできませんが、皆さんなりに、自己ベスト記録を目指して遊んでもらえるとうれしいです。チェインが成功すると、すごく気持ちいいですから!

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2011 NAMCO BANDAI Games Inc.
※画面は開発中のものです。