●オリジナル要素が多数追加
日本一ソフトウェアから発売予定のPlayStation Vita(プレイステーション・ヴィータ)用ソフト『魔界戦記ディスガイア3 Return(リターン)』(発売日未定)の最新情報をお届けしよう。
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『魔界戦記ディスガイア3 Return(リターン)』は、2008年に発売したプレイステーション3用ソフト『魔界戦記ディスガイア3』と、その後にPlayStation Storeにて配信されたダウンロードコンテンツを1本にまとめた作品。プレイステーション3版『3』をプレイした人も、PlayStation Vitaで初めて『3』を触れる人も楽しめるように、オリジナル要素が多数用意されている。
■善悪逆転の世界で、好き勝手に遊べ
ゲームの舞台となるのが、魔界と化している“魔立邪悪学園”。ここでは人間界の常識は通用せず、力こそ正義、混沌こそがルールとなっている。
<ストーリー>
魔王城の一室。ホルマリンや剥製などが並べられた研究室のような自室で、マオは一心不乱にマンガを読みふけっていた。超勇者が極悪魔王を打倒するストーリーを読み終え、マオは一大決心をする。「我は今日から勇者になるぞ!」仮にも魔立邪悪学園の理事長(魔王)のひとり息子が“勇者”になろうとは一大事。しかし、『オヤジを倒す』ことを目標としているマオは、“魔王を倒すのは勇者と相場は決まっている”という論理で、勇者の力を手に入れようと考えたのだ。まずは、勇者を捕獲して、その力の謎を解き明かそうと行動を開始する。
マオが勇者を探して動き出したころ、そのことを知ったラズベリルは“マオが勇者になる=マオが不良デビューする”のではと焦っていた。そんなことをされては、彼女の学園一の不良としての立場がない! 大急ぎで、勇者になることをやめるようにマオを説得しなければ! もちろん、不良らしく、この問題も“話し合い”での解決を目指す。暴力反対! 勇者の居場所を突き止めたマオは、現場に急行する。その途中、ラズベリルが現れ、マオに優等生の道を踏み外さないように忠告を始める。幼馴染にして、親どうしが決めた宿命のライバルのふたり。お互いに譲らず押し問答になる。その様子を見かけた勇者・アルマースは“少年少女が悪魔に襲われている”と盛大に勘違い。悪魔と戦う力はろくに持ち合わせていないが、勇者たるもの見過ごすことはできない! 現場に駆けつけマオとラズベリルを助け出そうとする。
目の前に飛び込んできた獲物(勇者)に、マオは大興奮。ハァハァいいながらアルマースを捕獲し、“勇者”の称号を強奪してしまう。果たしてマオは勇者になって魔王を倒せるのか? それともラズベリルの説得が実を結ぶのか? 称号を奪われたアルマースの運命は?
波乱に満ちた魔界学園ストーリーがいま始まる――
■個性的なキャラクター
マオ(CV:平田宏美) |
ラズベリル(CV:斎藤千和) |
アルマース・フォン・アルマディン・アダマント(CV:下野紘) |
じいや(CV:窪田吾朗) |
プリニー(CV:間島淳司) |
■学園を舞台に展開するドラマと戦い
本作では、イベントデモ、学園(拠点)パート、戦闘パートをこなして物語を進めていくことになる。
<イベントデモ>
おバカなノリあり、シリアスありのイベントが発生。キャラクターたちの会話によってストーリーが進展していく。ストーリーが進むと新たに仲間が加わったり、使用可能なシステムが増えることも。
<学園(拠点)パート>
学園内にある、購買部や保嫌室、凶室などの施設を利用して、戦闘に向けた準備が行える。受けたダメージの回復や、アイテムの補給、新しい味方キャラクターの作成、特殊技の習得・強化など、できることは非常に豊富。なお、各施設の利用時には、この世界の通貨“ヘル”や、技の習得や強化に必要となるポイント“マナ”が必要な場面もある。
<戦闘パート>
立ちふさがる敵を撃破していく戦闘パートは、シミュレーションRPG形式の戦闘が展開する。基本的には、登場する敵をすべて撃破できればクリアー。味方キャラクターの力を合わせ、ひらめきを駆使して戦おう。戦闘の報酬として、キャラクター個々への経験値のほか、ヘルやマナなどが手に入る。
■愉快痛快なんでもありの戦闘システム
『魔界戦記ディスガイア』シリーズの戦闘は、ターン制のシミュレーションRPG。マス目上に仕切られた戦闘マップの上に、敵味方キャラクターが攻防をくり広げる。基本的に敵勢力を全滅させれば勝利となる。
<タコ殴り推奨! 連携、コンボは悪魔のたしなみ>
攻撃を行う際、隣り合った仲間が攻撃に加勢してくれることがある。加勢してくれる味方は行動のコストを消費せずにダメージを与えられるので、ノーリスクでダメージ量を増やせる。また、同じターゲットに対して連続で攻撃を行うと、その攻撃の回数に合わせて、10%ずつ命中率とダメージ量にボーナスが加算される。
<縦横無尽の移動手段! 味方を踏み台に!?>
コマンド“持ち上げる”、“投げる”、このふたつを活用できるようになると、マップ移動の選択肢が一気に広がる。人間型のキャラクターは、オブジェクトやキャラクターを持ち上げて投げることが可能。例えば、味方に投げてもらうことで、簡単に移動距離を伸ばすことができ、離れ小島のような地形でも、投げてもらうことで簡単に到達できる。逆に邪魔臭い敵を投げれば時間稼ぎや、戦線からの排除も可能。
<百花繚乱な特殊技>
“特殊技”は、見た目の派手さはもちろんのこと、使い勝手がよく、ダメージを稼げる攻撃手段として戦闘で重要な位置を占める。
<モンスターは頼もしい武器になる>
モンスターには、“武器に変身する”という特殊な能力“魔チェンジ”が備わっている。武器を装備させたいキャラクターを選んで魔チェンジすれば、一時的にそのキャラクターのみが使用可能な武器に変化。どんな武器になるかは、モンズターの種族ごとに決まっており、ドラゴンなら槍に、ラスベリルなら剣に、ゴーストなら杖になる。通常の武器と異なる特徴は以下の点。
・威力は元となるモンスターの強さで決まる。→モンスターを育てれば強力な武器が手に入る!
・魔チェンジ武器でのみ使用可能な特殊技『魔チェンジ技』が登場→戦闘での選択肢が増える!
・敵を倒すと、攻撃したキャラクターと武器となっているモンスター双方に経験値が入る→当社比200パーセントの経験値をゲット!
・モンスターが持つ種族の特徴(魔ビリティー)が武器使用者に発揮される。例えば、ゴーストが魔チェンジすることで、武器使用者は毎ターンSP(特殊技や魔法を使用するときに消費するステータス)が回復する効果が得られる。→人間キャラクターの弱点を補い、長所を伸ばすことができる!
■やり込めばここまでできる
▲桁違いの成長要素と億を越えるダメージ数で、ほかのゲームでは絶対お目にかかれない、突き抜けた強さが体験できる。育てる楽しさは折り紙つき! |
▲パズルのように張り巡らされた戦闘マップの状況を解き明かせ。マップに展開したパネルの色がつぎつぎに変わる!? 頭を使えば、ちょっとの力で戦況が逆転! |
■豊富に展開してきたコンテンツ!
プレイステーション3版のパッケージ発売後に登場した新要素についても余すことなく収録される。
<収録されるコンテンツ>
・追加キャラクター:固有キャラクター22人、汎用キャラクター3種
・追加シナリオ:ラズベリル編全4話(新技や武器追加、追加キャラクターなどを含む)
・追加システム:アイテム界コマンドアタック、学級会コマンドアタック、アイテム界サバイバルアタック(各システムともに好成績でのクリアユーザーには限定武器などをプレゼント)
・BGM:49曲(うちボーカル曲3曲)
・セーブデータアイコン:29個
■新要素を紹介
<携帯機でどこでも遊べる! サクサクやり込める>
レベル上げやアイテム収集など、短い時間でも思い立ったときにプレイが可能。操作性もPlayStation Vitaに合わせて徹底改良。タッチスクリーンや背面タッチパッドなどの新要素も取り入れ、より快適なプレイが可能。
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<演出強化で、さらなる笑いと感動を>
プレイステーション3版『魔界戦記ディスガイア4』で好評だった“バストアップアニメーション”を、イベント演出に採用。会話シーンではキャラクターのイラストがアニメーションし、喜怒哀楽を生き生きと伝える。
<新シナリオを4本追加>
オムニバス形式の追加シナリオが4本追加される。これらは、本編シナリオクリアー後に起きたエピソードという位置付けで、シナリオごとに主人公が異なり、コレまで脇役だったキャラクターたちにもスポットが当たる。どのシナリオも“学園モノならでは”、“ディスガイア3ならでは”のストーリーとなっている。今回は、追加シナリオのうちのひとつ“死立魔神学園編”を紹介しよう。
<ストーリー>
“転校生がやってくる。その転校生は、ラズベリルを上回るほどの“不良”らしい”。転入に際して、いち早く学費と給食費を支払ったというその人物の噂に、学園関係者の大半は、驚き、あきれ、戦慄し、ごくごく一部のものはその不良ぶりに感心のため息をついた。(生徒の大半はどちらも踏み倒している。支払うのは変わり者……超ド級の不良である)
どんな強敵が現れるのかと身構える学園一の優等生マオ。しかし、おずおずと自己紹介をする転校生の話を聞いて一同は2度驚くことになる。転校生“ルチル”は、人間界からやってきた人間とネコマタのハーフだという。人間界の常識は魔界の非常識――ルチル自身は良かれと思ってしたことで、悪目立ちしてしまったのだ。
そんな折、魔立邪悪学園の権利書が何者かによって盗まれる事態が発生する。盗難事件の裏にちらつく、ライバル校“死立魔神学園”の存在。マオたちは、権利書を取り返すため、学園を脅かす脅威に立ち向かうことになるのだが――。
<ふたりの新キャラクターが登場>
シナリオの追加に伴い、新キャラクターの“ルチル”と“ステラ”が登場。なお、本タイトルの公式サイトでは、新キャラクターのボイスを担当する声優が誰を予想するクイズが開催される。クイズの回答の受付期間は2011年8月31日までで、正解者の中から抽選で、豪華賞品がプレゼントされる。なお、担当声優の発表は、2011年9月15日に公開される予定だ。
ルチル(CV:????) |
ステラ・グロッシュラー(CV:????) |
<最凶魔法の追加>
『3』には、魔法が属性ごとに4段階あったが、今作では新たに各属性に最高位となる5段階目の魔法 “テラ魔法”が追加される。各テラ魔法の演出には日本一ソフトウェアのキャラクターが登場。使用するイラストはすべて、新魔法のための描き下ろし。どのキャラクターが登場するか、またそのキャラクターを誰が描くのか、続報に注目してほしい。
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<ほかにも新要素は盛りだくさん>
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