基本プレイ無料（アイテム課金制）の『コンカラーズ・ブレード』。本作はPC（Steam）で配信中のオンラインマルチプレイ剣戟アクションで、最大15対15で戦う戦略性の高いバトルが魅力だ。

　本作にはシーズンというものが存在し、シーズンごとにゲーム内の町並みなどが、さまざまなテーマを持った景色に変わっていくのが特徴。前回であるシーズン6“ヴァルハラ：フェンリルの生贄”では、バイキングをテーマにした世界設定となっていた。

　そして2021年7月8日より、シーズン7“王朝”が開始された。王朝シーズンは、古代中国をテーマにしており、いわゆる唐王朝の時代が世界観がモチーフとなっている。本記事では、今回のシーズン“王朝”の特徴を紹介していこう。

　なお、シーズンについては下記記事にて詳しく解説しているので、まだ知らないプレイヤーは併せてチェックしてみてほしい。

中国大陸を彷彿とさせる風景†

　マップは竹藪などが生い茂る、広大な中国大陸のような見た目に。また、城の中は古代中国を思わせる町並みとなっており、人々が酒を飲んでいたり、舞を披露する様子なども見られる。アジア諸国の歴史が好きな人にとっては、なんとも味わい深い風景を楽しめることだろう。

主城の様子

ワールドマップの様子

新武器・長槍†

　王朝シーズン最大の特徴とも言えるのが、新武器“長槍”（パイク）が追加されたこと。長槍は初期武器として選ぶことはできず、“長槍武将挑戦”というクエストの初期段階を達成することで解放される。クエストは5段階あり、さらに達成していくと、長槍のスキンなど豪華報酬が手に入る。

“長槍武将挑戦”はなかなか難度が高いので、手っ取り早く使いたい人は“代理”を使おう（課金通貨を払い、クエストを省略達成する方法）。

　長槍の基本攻撃は非常にリーチが長く、対部隊長戦では敵の間合いの外から、相手に近づけさせずに戦うこともできる。回避は横転などではなく、武術のような横っ飛びになるなど、華麗なモーションも見どころのひとつだ。

　長槍のスキルは、3つの攻撃技と、ひとつの必殺技に分かれている。特性として、3つの攻撃技は一定時間内、各スキルの段数は互いにつながり、連続で発動できるようになる。具体的に言うと、攻撃技を1→2→3の順番で出してもいいし、3→2→2、2→3→1、はたまた1→1→1で出してもいい、という感じ。それぞれ派生した段数に応じて、攻撃技の性能が異なる。

　攻撃技1“遊龍飛梭”は、バックステップしながら攻撃する攻防一体の技。通常の横転とは異なり、少ない隙で逃げ出せるのが特徴。連続で出せば大きく敵との間合いを離せるほか、コンボの最後のシメにくり出して敵との間合いを取るなど、多彩な使い道がある。自分を追う相手にとっては、かなり厄介な技だ。

攻撃技1“遊龍飛梭”

　攻撃技2“龍潜遊水”は突進ののち、連続突きを放つ。攻撃技3“雲龍爪乱”は地面への叩きつけをする、威力に優れた技だ。3段目で出すと、“龍潜遊水”はノックバック効果、“雲龍爪乱”はノックダウン効果を発揮できる。

攻撃技2“龍潜遊水”

攻撃技3“雲龍爪乱”

　そして必殺技は、放ったのちにいずれか攻撃技3種につなげられるという特性がある。必殺技からつなげた場合、さらに性能が変わり、“遊龍飛梭”なら範囲攻撃、“龍潜遊水”なら超突進、“雲龍爪乱”は槍を刺しての投げ技に変わる。

　必殺技は2種類のうちひとつを選択するスタイルで、“寒龍追撃”は槍を振り回しながら突進する技（弓矢を跳ね返す効果あり）。“寒龍貫海”は溜めることでリーチの伸びる突進技（突進中は敵の妨害を受けない）。どちらも攻撃を食らってる際などの硬直中、ノックダウン中にも発動できるのが強みで、敵の攻撃を食らいながらも無理やり反撃することも可能だ。そのぶん、クールダウン時間はかなり長い。

必殺技のひとつ“寒龍追撃”

　全体的に前方向へのリーチは長いが、横への範囲攻撃は苦手なので、敵が散らばるような状態での対一般兵戦ではちょっと活躍しにくいのが弱点。ただ、長いリーチを生かして味方の一般兵を盾にしながら、敵の間合いの外から攻撃するなど、戦略を工夫すれば対一般兵戦でも活躍できるだろう。とくに狭い通路、攻城櫓などでの攻防では真価を発揮できる。ただ、基本的には対部隊長戦で活躍しやすい性能と言える。

シーズン兵団は武術の達人たち†

　シーズンごとにミッションを達成することで、限定兵団が手に入る“シーズン兵団”。今回は唐王朝をモチーフとした、僧兵や老兵など、より個性的な兵団が手に入る。こちらも“長槍武将挑戦”と合わせて達成を目指そう。

寧西武僧　兵団ランク：星3

戍戎百守衛士　兵団ランク：星4

神策陌刀軍　兵団ランク：星5

　ほかにも、今回は臨武砦という新しいマップやエリアも追加される。解放時間は公式サイトにて公開されるとのことなので、続報を待とう。