クロスレビュー
西部劇+ダークファンタジーの世界観が魅力的で、個性豊かな5人の主人公によって物語が紡がれる構成もいい。見下ろし視点の海外製のオールドスクールなRPGをベースにしながら、多彩な手段でクエストを達成できたりなど、自由度が高い作りで、現代的な作品らしいプレイの感触。ほどよくガンアクションを味わえるバトルもグッド。さまざまなアイテムを大量に拾えるため、管理が面倒なときも。
週刊ファミ通1744号より
“魔物が跋扈する荒野をガンスリンガーとして生き抜く”という大枠のシチュエーションは用意したので、後はご自由にどうぞ、というゲーム性。進めかた次第で味方や敵の顔ぶれが変わる仕様は、少ない情報量から独自の人間ドラマを見出せる人であれば、格好のフレーバーになるでしょう。戦闘は、真っ向勝負とステルスのどちらに専念するにしても、敵の行動パターンが単調で反復作業になりがちです。
週刊ファミ通1744号より
街などの探索ポイントでちまちまと描かれた西部劇の舞台と、全体マップでブラックアウトで表示される未踏の地が、それぞれ好奇心をくすぐります。さまざまな背景を持つNPCとの出会いや交流を通して、世界や主人公たちの立ち位置がわかってくる構成も興味をそそる。あまり変わりばえのしないザコ戦には飽きがくるけれど、ステルスあり撃ち合いありと、いろいろなスタイルで戦えるのがフリーダム。
週刊ファミ通1744号より
敵討ちと荒野がよく似合う王道西部劇の設定に、ダークファンタジーとステルス要素をプラスした世界観がすてき。調度品などのディテールまで作り込まれた見下ろし型の箱庭ステージは、豊富な侵入手段やルート、多彩な攻撃手段、そしてクリーチャーの存在で、探索の楽しさと緊張感が増し増しに。仲間がピンチに駆けつけてくれるシステムも熱い。見下ろし型だからこそのプレイしやすさもいい感じ。
週刊ファミ通1744号より
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