クロスレビュー
煩雑さはなく手軽に楽しめる戦略シミュレーション。ゾンビに襲われると移動や反撃ができなくなるのがおもしろく、“誰がどのタイミングで助けるか”といった戦術の妙が味わえる。また食糧集めや配給といった要素もあり、サバイバル感が楽しめる構成に。UIは丁寧で遊びやすく、一手前や前ターンへの巻き戻し機能もあり、試行錯誤の醍醐味も。テンポもよくパズルゲームのような手触り感が目新しいです。
週刊ファミ通1696号より
ゾンビから生き残るのが題材と、この手のゲームでは珍しいものになっていておもしろかったです。操作面もなかなか洗練されていて、ひと手間が省けるのがありがたかった。飢えの概念があり、食糧がつねにギリギリになりがちで難度は高めかな。しかし、それがサバイバルの雰囲気アップにもつながっていて気に入っています。ターンの巻き戻しといった救済も多々あって大いに助けられましたね。
週刊ファミ通1696号より
ゾンビにまとわりつかれることを表す“抵抗”状態や、“プッシュ”を活用して仲間を助けたり、バリケードを築くなど、ゾンビものらしさをシミュレーションのシステムに落とし込んでいるのがいい。ゾンビは単体ならそれほど脅威ではないが、数の力で圧倒してくるところも必死のサバイバルの様相をうまく表現。被害を抑えていかにして敵をさばくかを考えるのは没頭できる。食糧の要素も緊張感を生んで○。
週刊ファミ通1696号より
メンバーの固有の武器を活かして戦うシンプルな仕組みなのにハマってしまいました。ゾンビに捕まっても、つぎのターンまでに倒すか押しのければ噛まれないシステムがミソで、仲間を助けたり、壁役をさせたりと戦略性を広げています。探索や防衛戦などステージもさまざま。全員の生存を目指すのもやり甲斐がありますが、ラストは生死による結末の違いや、彼らの背景を詳しく描いてほしかったな。
週刊ファミ通1696号より
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