離島で過ごす夏休みの空気感がキラキラしていて、仲間たちとにぎやかに遊ぶ様子やちょっとした冒険などに童心を思い出させられ、ノスタルジックな気分に浸れます。次第にヒロインごとの重いテーマが見えてくるけれども、切なく胸を打つシナリオは、さすがKey作品といったクオリティー。タッチ操作に対応しているほか、片方のJoy-Conだけで操作可能なのが便利で、文字通り手軽にプレイできる。
週刊ファミ通1699号より
女の子たちのかわいらしい言動と、さまざまなタイプのユルい笑いを楽しみながら過ぎていく孤島の夏休みの時間感覚に、癒されます。シナリオは、周回ごとにヒロインを特定して追いかけていれば無理なく攻略可能。不明瞭に提示されていた情報が徐々に明らかになり、大きな物語に収束されていくカタルシスを得られます。卓球風のミニゲームは、携帯モードのタッチ操作でさらに“上”を狙えます。
週刊ファミ通1699号より
思い出せないけれど決して忘れていない、遠い日の夏の記憶が重なるような、切なくも温かく幻想的な物語がステキ。恋愛というより友情に近いようにも思えるやりとりが爽やかで、男友だちとつるんでバカをやるのも楽しい。ずっといっしょに遊んでいたい気持ちになります。舞台も魅力的で、島の景色をもっと見てみたかったほど。別の可能性を求めて、短い夏を何度もくり返すのは充足感が得られる体験。
週刊ファミ通1699号より
夏休み、青い空と海、離島、美少女!! という最高の青春ロケーション。主人公を含めたそれぞれの人物が抱えた悩みや問題が、本作を夏の陽気さとともにしっとりとした物語を感じられる青春ファンタジーに。“卓球”や“虫バトル”など、異なる“夏休み”があるのもすてき。Nintendo Switch用に再構築されたインターフェースもいいね。島暮らしも魅力的だけに、島の立ち寄りスポットがもう少しあれば、とも。
週刊ファミ通1699号より