『無双』シリーズで、いち勢力をここまで深く描いた作品がなかったためか、かなりキャラに感情移入してプレイできる。ゲームシステムは、新要素を採用しつつも、これまでの『戦国無双』シリーズのものを踏襲しており、スピード感のあるバトルが楽しめます。拠点周辺を利用した採集や生産などは、シリーズではあまり見られないものだけど、ちょっとわずらわしく思えてしまうこともありました。
週刊ファミ通1459号より
真田幸村を中心に描かれる物語は、壮大でドラマチック。進行とともに変化する幸村のモデル、拠点となる城下町の要素なども、世界観に浸らせてくれる。戦場での昼夜の移り変わりや、前回の手柄がつぎの合戦に影響を与える仕組みなどは、新鮮味がありつつ、長期の合戦を体感できる。会話中に出た用語から、用語集である“真田丸戦記”に直接ジャンプ可能で、歴史への理解を深めながら遊べるのもいい仕様。
週刊ファミ通1459号より
父親の世代から遊べることや、長期にわたる合戦を戦い抜く仕様など、壮大なスケールが魅力的。ひとりの武将にフォーカスしたことで、ドラマ性がアップ。城下町でのさまざまな体験も、主人公の視点を打ち出すのにひと役買っていますが、物語を進めるためにお使い的なイベントをこなさなければならないことがあり、テンポを若干損ねている感も。その場で参照できる用語集は、読み応えありです。
週刊ファミ通1459号より
真田幸村の生涯を描いたストーリーが秀逸。拠点の城下町で発生するイベントと併せて、幸村たちの新たな一面や魅力を引き出している。会話中に、用語集の“真田丸戦記”でキーワードが確認できるのも便利。テキストには、思わずクスッとするような工夫も凝らされ、読んでいて飽きない。武将の成長要素などは、城下町のシステムに合わせたことで面倒に感じることも。戦闘は、戦略性が増していて好印象。
週刊ファミ通1459号より