“敵(人間)を乗っ取って操る”というアイデアが秀逸。プレイヤーが率いるスライム軍団の能力も多彩で、どのスライムでどの敵を乗っ取るかといった高い戦略性が味わえる。遊び手の誘導も親切で、迷わず楽しめる作り。ただ、敵と、乗っ取った味方とがひと目で区別しにくかったり、ワンボタンでユニット間の移動が可能な操作があれば遊びやすかったなど、もう一歩、かゆいところに手が届く作りであれば。
週刊ファミ通1439号より
高低差のあるマップのシミュレーションRPGとしてはオーソドックスだが、弱っちいスライムを操作し、人間を乗っ取って戦うというアイデアが独創的。強敵でも、乗っ取りに成功すれば心強い味方になるという、形成逆転の展開が気持ちよく、難度は高めだが夢中になれる。スライムが人間の口に入り込む乗っ取り時の演出も、シュールで楽しげ。この内容で500円[税込]は、コストパフォーマンスが高い!
週刊ファミ通1439号より
敵の構成や属性の相性を見つつ、乗っ取るユニットを決めて戦略を練るのがおもしろい。出撃させられるユニット数の上限が意外ときびしめなので、バトルで臨機応変に対応するというよりは、敵に応じて出撃させるユニットを厳選し、キツい状況を覆す、といったプレイ感覚。パズル的な戦術を求められるのが苦手な人にはややツラいかもしれないが、歯応えのあるバランスが好きなら、腰を据えて遊べます。
週刊ファミ通1439号より
スライムが、経口で人間たちを乗っ取る光景に、ギョッとさせられました。ドット絵でよかった。スライムが弱いので、敵に近づくときはヒヤヒヤもの。距離の詰めかたや乗っ取るタイミング、属性を考えて戦略をみっちり練る、詰め将棋的な要素がある。編成したスライムの特性によって、いろいろな攻めかたができるのも楽しい。やや難度は高めだけれど、難易度変更が可能なのはいいね。コスパもよし。
週刊ファミ通1439号より