クロスレビュー
3Dマップを自由に移動しながら、一人称視点でくり広げられる脱出ゲーム。謎解きだけでなく、看守に見つからないように移動するステルス要素が盛り込まれており、アクションの駆け引きも味わえる作りはおもしろい。だが、操作まわりは少々もっさり気味。また、調査モードと警戒モードをいちいち切り換える煩雑さに加えて、変更するごとにプレイ画面が上下変わるため、多少の遊びにくさを感じた。
週刊ファミ通1388号より
基本は、画面をタッチしてアイテムを探し、謎を解きながら進む、王道的な脱出アドベンチャーゲームだが、警戒と調査のモードを任意に切り換えられる点が目新しい。とくに、警戒モードのマップで、看守や犬の動向をチェックしつつ、見つからないように移動する際に味わえるドキドキ感がよかった。看守と犬の動きや反応は、ロボット的でリアルではないけれど、そこはギミックとして割り切れます。
週刊ファミ通1388号より
主観視点で謎解きをしながら脱出を目指すのは臨場感があり、看守の存在などによって緊張感も味わえるのがナイス。エピソードが細かく分かれていることと、ジョブ確認で現在の目標がわかるので、謎解き以外の余計な部分で迷わなくてすむ作りになっている。ただ、その反面で、いま解くべき謎や、探すべきヒントなどもわかりやすくなっているため、謎解きがちょっとシンプルに感じてしまうかも。
週刊ファミ通1388号より
ヒントを頼りに、隠されたカギや扉を見つけるだけでなく、看守の目を盗みながら牢獄破りを実行するのは、従来の脱出ゲームよりもスリルが味わえる。ステージクリアー型で、サクサク遊べるのもいいね。そのぶん、やや単調に思える部分もあるかな。捜査と探索のモードを切り換えたり、LRボタンを押しながら行う視点変更といった操作まわりは、最初はわずらわしく感じたけれど、慣れれば意外と快適。
週刊ファミ通1388号より
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