各種演出を始め、ユーザーの誘導がうまく、物語にグイグイ引き込まれる。オープンワールドでの膨大な量の情報や操作性を含めて、多少の煩雑さは否めないが、何をすればいいのかが明確で、遊びやすいのは◎。戦闘は、攻防の駆け引きが味わえて、とくに巨大モンスターとのバトルでは高い戦略性が楽しめる。日本語音声や字幕によるローカライズもしっかりしており、ストレスなくプレイできる。
週刊ファミ通1382号より
MMOでもないのにここまでの規模の箱庭を、これだけのクオリティーで作り上げていることに脱帽。ゲームの中身もシステムもすばらしい作りで、ファンタジーの世界にドップリ浸らせてくれる。バトルは不満点はないものの、オーソドックスにまとまりすぎた印象も。とはいえ、全体的に魅力に溢れていることは間違いない。物語もよくできており、ゲラルトの旅の結末が気になってしかたがないね。
週刊ファミ通1382号より
質の高いグラフィックで描かれる広大なフィールドとダークファンタジーの世界観は、冒険心をくすぐる。選択によってさまざまな展開や結末を迎えるサブクエストなども、プレイヤー自身が物語に介入している感覚を増幅してくれる。装備品の作成などのシステム面や、インターフェースに関してちょっと複雑さを感じたりもするが、腰を据えてこの世界での冒険を堪能し、没入感を味わいたくなる作品。
週刊ファミ通1382号より
なんと言っても主人公ゲラルトがセクシーで魅力的。前作より美しくなった映像や、村人にいたるまで日本語ボイスがついたのもうれしい。途中に挿入される養女の“シリ編”は、スピーディーな立ち回りができ、ひと味違うおもしろさ。怪物退治だけでなく、人間の性を描く現実味のあるクエストもあり、止めどきを失う。サブクエストも選択肢で展開が異なったりと、充実の内容。馬や船に乗れるのもいいね。
週刊ファミ通1382号より
良かった点
クリアした後にこう思いました。今までこのゲームをやらなかった自分が恥ずかしい。それくらい大げさなことが言えるくらいよくできたゲームです。
ストーリーは重厚でかつ緻密、前作を知らない私でもどっぷりと楽しめました。
デザインの秀逸さ(特にシリと魔女、カランシール)、洋ゲーの女はばたくせぇブスしかいないと信じていましたが、手首がねじ切れるほど手のひらがかえります。キャラクターは男は男らしく、女は女らしく敵は敵らしく描かれて感情移入がしやすい、魅力的なキャラばかりです。
音楽、背景、DLCの満足度、どれも最高位でRPGとしては間違いなく傑作だと思います。
悪かった点
悪い、というほど足を引っ張るものではありませんが、全体的な評価のなかで比べると、戦闘はやや単調です。ノーマルなら回避と防御魔法のクエンでほとんどしのげてしまいます。敵もそこまでパターンの持つ攻撃はしてこないので戦闘はルーチンになりやすいです。ただ悪いというほどのものではないし、フィニッシュのアクションや剣戟モーションは非常に出来が良く、カッコ良いので単調すぎるということにはなりません。
総評
トータルすると神ゲー。GOTYも納得である。
あんまりやる気がなかったけど、とある機会に人に勧められてやってみたらドはまり。
自分の贔屓目抜きに語っても良ゲーであることは疑いようがないはず!
未プレイの方は是非!とおすすめする逸品である。