クロスレビュー
バンダイナムコゲームスから2008年3月13日発売のDS用ソフト「DUEL LOVE 恋する乙女は勝利の女神」をレビューしたいと思います。「汗拭きゲー」「ヘヴン顔」が話題になった本作。それらについては後半に。
「DUEL LOVE 恋する乙女は勝利の女神」(DUEL LOVE)は恋愛をテーマに「格闘技」を切り口にしたアドベンチャーゲーム。
プレイヤーは10月から翌年3月までの期間、学園生活を通してB-1選手達と仲良くなっていく。仲良くなれば、彼を最も傍にいられるセコンドに。そして、唯一の大切な存在へ…そんな憧れシチュに沿って進みます。
本作で、仲良くなれる男の子は5人。ツンデレから眼鏡、優しい先輩他…と揃ってます。
ゲームプレイの主な部分はアドベンチャーパート。どこへ出かけるか選ぶことによって出会える人物が変わる。うまく出会えれば会話をすることができ、選択肢によって好感度やその後のイベントが変化する。
そして各章の最後にB-1が開催。これに参加するには、男の子からチケットをもらう必要があるので、ADVパートでしっかり仲良くしておかないといけません。
このB-1近辺に出現するのが、いよいよ出ましたミニゲーム! 彼の傷の手当て、マッサージ…そして汗拭き。女ならば、なぜか無条件で憧れてしまうお世話を焼くことができます。そして! そのお世話をうまく、うまーくこなすと…おや、彼の様子が? おめでとう、彼は「ヘヴン顔」に変化した! というわけで、隠微な声、表情を堪能できてしまうのです!
しかしこの「ヘヴン顔」、ミニゲームとはいうものの難易度が高い。そう簡単には拝めません。しかも、エンディング3種類のうち、ベストを拝むためにはミニゲームでも好成績を収める必要があります。ゆえに、最初はちょっと馬鹿っぽい自分を恥じつつプレイしていた淑女も、ベストエンドを目指していつしか「ここか? ここがええのんか!?」というAV男優気分で燃えてしまうことでしょう。攻めの喜びに目覚める方もいるかもしれません。
恋愛ADVの基本は手軽な容量で収められているものの、やってみれば攻略の歯ごたえ充分な本作。ADVでありがちな助長さが抑えられた、見事なバランスです。もちろん高得点。オススメです。
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