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初代Haloリメイク『Halo: Campaign Evolved』レビュー。25年ぶりの新ミッションあり、ボイス新録あり、プレイ感の改善ありと、バランスの取れた好リメイク

初代Haloリメイク『Halo: Campaign Evolved』レビュー。25年ぶりの新ミッションあり、ボイス新録あり、プレイ感の改善ありと、バランスの取れた好リメイク
 洋ゲーライターBRZRKによる連載“BRZRKのうるせー洋ゲーこれをやれ”。今回はFPS『Halo』シリーズ第1作のリメイク版『Halo: Campaign Evolved』をレビュー。Xbox Series X|S/PC/プレイステーション5対応で、通常版のプレイが今晩29日0時より解禁。
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 ドモー。ちょっと外出すると酷く汗かいてシンドい毎日なので、もうクーラーのある場所に居続けてゲームしたいと思う今日このごろなBRZRKです。もうちょっと夏はイージーモードにしてくれてもいいんじゃないかなと。
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 今回紹介するのは世界的大ヒットFPSシリーズ『Halo』の1作目である『Halo: Combat Evolved』(2001)をUnreal Engine 5でリメイクした『Halo: Campaign Evolved』だ。

 本作はキャンペーンに特化した内容となっており、残念ながら対戦モードは排除された形となっているものの、オンラインを介しての協力プレイにも対応しており、ソロだけでなくCoopでも人類の存亡を賭けた戦いに挑むことができる。
 「そもそもHaloってなに?」と思う人もいるだろうから簡単に説明をしよう。舞台となるのは、人類が外宇宙へと進出した未来。しかし太陽系を飛び出した人類は、宗教で結びついたエイリアン同士の同盟”コヴナント”と遭遇する……。

 そして人類を彼らの神への冒涜であると認識したコヴナントは、人類の植民星を攻撃し戦争状態に突入。『Halo』シリーズは、劣勢に陥った人類が状況を打破するために主人公であるマスター・チーフを投入し、人類存亡を賭けた作戦に挑むというスペースオペラなのだ。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
コヴナントの襲撃を受けて不時着したのが、リング状惑星のHalo(ヘイロー)だった。

まさかの新ミッション! 本編に繋がる前日譚を収録

 シリーズの幕開けを飾った伝説的作品を最新グラフィックで体験できる本作だが、「あー昔やったわ、懐かしいね」って人にも注目して欲しいのが、ゲーム本編の1年前の作戦を描いた前日譚が新規コンテンツとして収録されていることだ。
 このシナリオ“オペレーション:メテオライト”の舞台は、戦いの初期にコヴナントに崩壊させられた植民星のひとつ“プロミス”軌道上の敵艦。

 まだコヴナントについて判明していることが少なかった状況下で、シリーズの中でも屈指の人気キャラであるジョンソン軍曹とチーフがバディを組んで潜入し、後のターニングポイントとなる重要な情報を持ち帰ろうと決死の作戦に挑むことになる。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
ジョンソンと肩を並べてコヴナントをシバく。これだけで滾(たぎ)るぜ
 さてこの追加シナリオ、その内容も興味深いんだけど、初代Haloでは本来プレイヤーが使えない、以降の作品で登場する武器や敵が登場するなど、ゲームプレイ的にも楽しい構成だ。また、マスター・チーフという言ってしまえば強化人間のような存在に対し、「なんだあいつら」とばかりに若干疎ましく思っている現場の兵士の態度を見れたりするのも面白い。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
戦場の中心をマスター・チーフたちに奪われたと感じている兵士がいるというのも面白い
 個人的には『Halo:3』でお別れとなってしまうジョンソンと3つのエピソードを通して共に戦場を駆け抜けることができるこの追加シナリオは無茶苦茶楽しめた次第。っていうか、いぶし銀で二枚目で皮肉屋のジョンソンのカッコよさが存分に発揮されているシナリオなので、シリーズファンなら彼の漢っぷりを見逃すなんてことはねぇよな?

リバランスされた本編は快適に遊びやすいぜ!

 では肝心の本編のプレイ感は、このリメイク版でどう変わったのか? 個人的にもっとも注目した点はダッシュ動作が入ったことで、徒歩移動のダルさが減り、ゲームテンポが大きく改善したと感じた。

 というのも、オリジナル版はスティックを最大限倒しても早歩きくらいの移動速度しか出ず、広いマップを移動するのにかなりの時間を要していた。ビークル(乗り物)が使える面もあるけど、そうでないステージでは移動に時間がかかるし、正直似たような景色が多くて寝そうになったことが何度もある。そこがダッシュがあることで快適になったのがまず大きな違いかな。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
とはいえビークルは乗っているだけでも楽しめる花形要素だ
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
広大なマップでもダッシュすることで移動時間を短縮できるのは本当に嬉しい
 そしてマスター・チーフが使用できる武器にもテコ入れが。まずHaloの代名詞とも言えるアサルトライフルはフルオート射撃時の拡散がかなり抑えられたことで強力な武器へと変貌。また条件を満たせば道中で遭遇する敵のビークルを強奪可能になっていたり、武器以外の部分も調整されている。

 そしてマップのさまざまな場所に配置されたターミナル(情報端末)も見逃せない。アクセスすると誰かが残したテキストを読めるというサブテキスト的なコレクティブ要素なのだが、なかには興味深い内容のものもあるので、本作の世界を骨の髄までしゃぶり尽くしたい人は探してみると良いだろう。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
全部のターミナルにアクセスして物語の側面も知っていきたいぜ
 ちなみにマップ内には同様にスカル(頭蓋骨)が隠されていて、スカルを取ると“敵勢力が戦わなくなる”とか、“ヘッドショットで紙吹雪が舞う”、“地面に足がついていると徐々にダメージ”(床が溶岩的なアレ)といった変則ルールが適用可能になる。

 今リメイクではこのスカルの数が旧作よりも増えているので、見つけたらいろいろな効果を試して遊んでみるといいだろう。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
スカルには三人称視点プレイに変更するものも。普段とは違う味変として遊んでみてはどうだろうか?

カットシーン全面作り直しだけでなく、ボイスの新録も

 次にグラフィックや演出面。一部素材の流用はあるもののフルリメイクと言えるレベルでの作り直しで、オリジナルの『Halo: Combat Evolved』やアニバーサリーエディションでのリマスター版とはかなり異なる。

 カットシーンについても全面的に手直しされていて、クオリティーはアニバーサリーエディションのリマスターと比べても雲泥の差だ。また、ただ過去作をなぞるのではなく、極力オリジナル版の声優でボイスの再録がされていたり、本作以降のタイムラインの作品との整合性を合わせるための細かい演出の調整もされている。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
光源の処理や敵の飛び散った体液、さまざまなエフェクトなど本当に美麗だ
 個人的に気に入ったのは、オリジナル版では尺の問題などで意味が伝わりにくい会話だった部分が、割とストレートに意味が伝わるようになっていたところかな?

 なので初めてHaloを遊ぶというプレイヤーでも深く考えずに今のゲームとして楽しめると思うし、オリジナル版をプレイしていたUNSCのブラザー(orシスター)なら細かい差異を見て「おー、ここ違うね」と変わり具合を見て楽しめるだろう。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
海兵隊員の様相もディテール細かく作られているので見ているだけでも楽しいぜ

新規のエントリー作としてもアリ、再訪するのもアリな好リメイク

 以上、Unreal Engine5という新たな武器を携えてリメイクされた本作を見てきた。オリジナル版は手放しで称賛できる作品かというと、途中で同じような見た目の場所ばかりを移動したりと中だるみしてしまうところが筆者的には正直キツかったりもした。

 そういったなかで、先ほど書いたようにダッシュが実装されたことにより、ダレる前に駆け抜けられるというだけでも気持ちよく遊べたというのが正直な印象だ。
『Halo: Campaign Evolved』レビュー
オンライン協力プレイを遊ぶなら是非最高難度に挑戦しよう。味方がいるのは心強いぞ!
そして何よりグラフィックが恐ろしく強化されている部分もいい。オリジナルは20年以上前の作品ということでハード側の制約も多く今見れば表現力に乏しいが、新たなエンジンで作り直された世界は陰影が美しく、全く異なる世界といった見栄えになっている。これはオリジナルをプレイした人ほど、是非遊んでみてその衝撃を受けて欲しい。

 で、もし本作からHaloシリーズに入っていきたいという人がいたら、ぜひとも『
Halo: The Master Chief Collection』へと手を伸ばして欲しい。これは『Halo: Reach』、『Halo: Combat Evolved Anniversary』、『Halo 2: Anniversary』、『Halo 3』、『Halo 3: ODST』、『Halo 4』がまとまったパッケージとなっているので、より深く世界を楽しむにはオススメだ。
 ただマスターチーフコレクションの対応プラットフォームはXbox系とPCのみなので注意してほしい。というか、折角壮大な物語なので多くの人に触ってもらうべくこのコレクションも他ハードに対応しちゃったりしません?
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著者近況:そろそろグラボを新調しないとヤバい気がしてきたけど高いのがなぁ

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