2026年7月10日から12日にかけて、中国・上海の国家会展中心で開催されたACG系イベント“BilibiliWorld 2026”。同イベントに出展されていたオープンワールドモンスター収集RPG『アニモ』(Aniimo)を試遊する機会を得た。 本稿では、実際にプレイして感じたことと、キャンピングカーをモチーフにしたブースの様子をあわせてお届けする。試遊できたのは中国語版のビルドで、プレイ時間は30分ほど。触れられた範囲で印象に残った点を紹介していく。かわいいは正義。
アニモとリンクして、世界を“別の視点”から旅する
『アニモ』は、シンガポールのPawprint Studioが開発・パブリッシングを手掛ける、マルチプレイ対応のオープンワールドモンスター収集RPG。2026年にPC・モバイル・家庭用ゲーム機向けのクロスプラットフォーム作品としてリリースが予定されている。

中国語版のビルドだったが、UIのデザインが直感的でわかりやすく、迷うことはほとんどなかった。
プレイヤーは“トリッパー(冒険者)”としてアイディル大陸を旅し、そこに生きる未知の生物“アニモ”と出会っていく。最大の特徴は、そのアニモと“リンク”して一体化できること。アニモの姿になることで移動速度や視界が変わり、人間のままでは越えられない場所へも行けるようになる。
一部のアニモは生息する地域や天候、昼夜によって異なるフォームで登場するのも魅力のひとつ。同じアニモでも場所によって姿が変化するのは、世界観への没入感が高まって個人的に大好きなシステムだ。

見渡す限りに広がる景色。フィールドは想像以上に広い。
アニモはかわいいだけじゃない。カッコいいし、オシャレもできる
本作の主役は、なんといってもアニモたち。今回筆者の手持ちにいたのは、“ウルファントム”というケルベロスを彷彿とさせるアニモ。本体といっしょに、ウルファントムの頭部のような形をしたふたつの霊体(魂?)が行動する。かわいらしいアニモが並ぶ中でひときわ異彩を放っていた。カッコよすぎる!

ウルファントムは闇・火の2元素を持つアニモ。霊体にもそれぞれ意識があり、公式いわく意見をまとめるのが難しいらしい。
アニモは、ただ愛でるだけの存在でもない。主人公が持つ技には、出撃中のアニモにキノコを食べさせるというものがあった。食べたアニモは体が膨れ上がり、攻撃範囲が広がってダメージも上昇する。どこかで見た覚えのある光景だ……マ◯オ?

使用するとクールタイムが発生。ほかにも、アニモを回復させる技を持っていた。
着せ替えの幅も広い。主人公の衣装は、もこもこの部屋着のようなものから、大人っぽく脚を見せるロングドレスまで揃っている。かわいい系もセクシーな装いも選べるうえ、生地の質感がしっかり作り込まれていてイイ。あれもこれも着せてあげたくなる。
驚いたのが、アニモにも着せ替えが用意されていたこと。筆者は鳥のアニモに、もふもふとしたアニモを模した頭巾をかぶせてみた。まさかアニモまでオシャレできるとは。もしかしたら、お揃いコーデもできるのかもしれない。


アニモの着せ替えは位置などを細かく調整できたので、いろいろと表現の幅が広そう。
さらに、アニモとの関わりは会話にも及ぶ。アニモに話しかけるには、こちらもリンクして“同じ姿”にならなければ会話が進まない場面があった。言葉が通じないなら、同じ生きものになってしまえばいい。この割り切りがおもしろい。

話しかけたら、上から落ちてくる丸太を避けながら頂上を目指すミニゲームが始まった。ムズかった……。
弱点を突いて崩し、アニモを“アニポッド”でゲット!
戦闘は、編成したアニモを操作・指示して戦うアクション形式。また、アニモには属性のようなシステムとして元素特性が存在する。
詳しい相性関係はわからなかったが、相手に対して有利な状態だと、アイコンにグッドマークが表示されるからひと目でわかる。とりあえず弱点となる元素をぶつけるだけ!
攻撃を重ねると相手はブレイク状態になり、スタンする。ここが捕獲のチャンスだ。すかさず“アニポッド”と呼ばれる捕獲アイテムを投げれば、捕獲の成功率は大きく跳ね上がる。弱点を突いて崩し、そこから捕まえる。モンスター収集ゲームに慣れた人ならすんなり入れるはずだ。

崩しきったとき“BREAK”が合図。なお、スタンにはリミットがあるのでサクッと“アニポッド”を投げよう。
狙い目はブレイクだけではない。戦闘中はHPが少ないほど捕獲の成功率が上がり、食事中や睡眠中といった無防備なアニモも捕まえやすい。さらに背後から近づけばより確率は上がる。ただ殴って弱らせるだけでなく、どう近づき、どの瞬間を狙うか。そこに駆け引きがある。
アニモには必殺技も用意されている。発動すると専用のカットインが入り、筆者が使ったアニモは空から隕石を降らせた。すべてのアニモに用意されているのかはわからないが、このカットインも熱い。ほかのアニモがどんな技を出すのか気になりすぎる。


エフェクトも迫力あってイイ……。
ほかのアニモのカットインはこんな感じ。試遊した主人公の手持ちが闇パだったこともあり、みんなかわいいよりもカッコいい……!


そしてもうひとつ、綿菓子のような巨大な白い球を転がす捕獲方法があった。球を投げて転がしていくと、近くにいたアニモがつぎつぎと絡みついてくるのだ。制限時間はあるものの、操作そのものは意外と簡単。転がして、ぶつけて、巻き込んでいく。筆者が試した際は、最終的に一度で7体をまとめて捕まえられた。爽快。


使ってみた感じ小型アニモ専用で大型アニモは捕獲できなさそうだ。
ドラゴンの背に乗るんじゃなく、ドラゴンそのものになって飛ぶ
リンクは戦闘だけのものではない。移動手段としても大いに役立つ。ドラゴンのような飛行能力を持つアニモにリンクすれば、自身がそのアニモの姿になって空を飛べる。飛行できるアニモによって挙動も異なり、鳥のアニモなら羽ばたきながらゆっくりと飛行できた。

とくにスタミナゲージは見当たらなかった。上昇も下降もできるので行きたい場所へ自由に行ける。
個人的に注目したのはマップ。地域ごとの天気や推奨レベル、出現するアニモの一覧が表示される。よく見ると、姿は似ているのに細部が異なる個体が並んでいた。先述のフォーム違いだろうか……気になる。
中には天気マークが添えられたアニモもいた。もしかしたら、特定の天候でなければ姿を見せないアニモなのかもしれない。ワクワクが止まらねぇ!

ほかにも、アニモだけで挑むローグライク的なコンテンツが用意されていた。主人公は登場せず、アニモのみで進んでいく。今回触れられた範囲は限られていたが、遊びの幅は相当に広そうだ。

主人公のキャンピングカーをブースで再現!
ブースは、キャンピングカーを丸ごと再現したような造りになっていた。本作でプレイヤーの拠点となる“モーターホーム”がモチーフだ。キャンピングカーで一度は冒険してみたいなぁ。

ステージには、登場キャラクターに扮した公式コスプレイヤーと、アニモの着ぐるみが登壇。狼の格闘家のような“ウルファイター”や、モモンガのような“ホシモモン”といったアニモが、コスプレイヤーと並んでポーズを決めていた。衣装の作り込みがすごい。着ぐるみも毛並みのフワフワ感まで表現されていた。




なお、集合写真には『デイヴ・ザ・ダイバー』のデイヴらしき着ぐるみの姿もあった。いったいなぜ……。デイヴ、お前アニモなのか?

試遊スペースは、パラソルが立ち、チェアまでもちょこんとしたかわいいデザイン&ピンク色という徹底ぶり。そのかわいらしい空間で、来場者が黙々と画面に向かっている。少しシュールな光景ではあるが、そんなことを忘れるくらい楽しめた。

試遊列に並んでいた人たちを見ると、目立ったのは女性の多さ。アニモはやはり女性人気が高いのかもしれない。

『アニモ』は2026年リリース予定。PC・モバイル・家庭用ゲーム機のクロスプラットフォームに対応し、事前登録はPS5、Xbox、PC(Steam/Epic Games Store)、モバイル(App Store/Google Play)にて受付中だ。
グローバルでの事前登録者数はすでに1700万人を突破しており、期待が高まっている本作。気になった人は、ぜひチェックしてみてほしい。

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