『エースコンバット8』レビュー。陸上戦艦がビルをなぎ倒す様子はもはや怪獣映画。雲海での空戦で“深化”を確実に体感。トンネルくぐりも確認できた体験会リポート

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 約7年ぶりの『エースコンバット』シリーズの新作となる、『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』(エースコンバット8 ウイングス・オブ・シーヴ。以下、『ACE8』)。本作は、2026年10月2日にバンダイナムコエンターテインメントから発売予定のドラマティックフライトシューティング。対応機種はプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X|S、PC(Steam)が予定されている。
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 2025年5月に、『ACE8』初の試遊の場となる “1st Look体験会”がメディア向けに開催された。本稿では、これまでのシリーズ作の多くをプレイしてきた編集者とライターが約5時間にわたってプレイした感触をリポート。ストーリーのネタバレには配慮しているが序盤のネタバレが少しだけ含まれるため、新鮮な気持ちでプレイしたい方は注意してほしい。
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体験できたミッションでは陸上戦艦というトンデモ兵器との戦いも。『エースコンバット』と言えばやっぱコレよ。

グラフィックの“深化”がすさまじい

 いまから7年以上も前のこと。前作『エースコンバット7 スカイズ・アンノウン』(ACE7)のレビュー記事で、筆者はつぎのように感想を述べていた。

「『
ACE7』はグラフィックの進化具合が群を抜いている。行きつくところまで到達した」

 当時、この気持ちに偽りはなかったが、『ACE8』をプレイして考えを改めざる得ないと思った。それほどまでに、『ACE8』の実機グラフィックの美麗さは衝撃だったのだ。
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 『ACE8』の雲は、独自開発したエンジン“Cloudly”を使って表現されている。高度によって異なる雲を再現するなど、より多層的な雲がリアルに表現できるようになったという。本作では雲の存在感が『ACE7』からさらに増しており、「もっとこの空を飛び回りたい」と感じるほどだ。
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こちらは多目的戦闘機Typhoonとコックピットの様子。戦闘機の作り込みもシリーズ最高峰。
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こちらはみんな大好きA-10C(攻撃機)のコックピット。機体ごとに細部まで作り込まれているのが一目瞭然だ。
 “深化”した空は、単なるグラフィックの追求に留まらず、機能を兼ね備えていたのも印象的だった。いちばんわかりやすかったのが、敵機の軌跡に流れる飛行機雲。大型輸送機を撃墜するミッションでは、積乱雲に覆われた空域の中で、ジャミングでレーダーに映らない敵機を発見するところから始まる。

 このとき目印になるのが敵機の飛行機雲。これをたどって敵機をスムーズに見つけたときの“してやったり感”がたまらない。ほかにも、遠方の高高度にキラリと光を感じ、「あれは太陽がキャノピーに反射した光?」と敵機を発見したことも。レーダーを凝視してばかりではなく、肉眼での索敵もゲームとして成立しているのだ。
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複数の飛行機雲を発見。その先に向かうと、ターゲットの大型輸送機の姿が!
 とくに感動したファーストインプレッションをお伝えしたところで、ここからは体験会でプレイできたキャンペーンモードの3つのミッションについて解説しよう。

MISSION 04:敵艦隊への奇襲作戦。丸い港はまるでアスレチック。トンネルも発見して思わず飛び込んだ

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 プレイヤー率いるジョーカー隊が、港湾に停泊中の敵艦隊に奇襲をかけるミッション。攻撃目標が敵艦隊のため、特殊兵装は長い射程を持つ空対艦ミサイル“LASM”が大活躍。人工的な港には大きな建造物が多く、スリリングな対地・対艦攻撃が楽しめた。
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 戦場となる島には敵軍の航空基地もあり、敵戦闘機がスクランブル発進する前に撃墜できれば、戦闘を有利に進められるようになる。どういう順番で攻めるかを考えるのもまた楽しい。
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離陸前の無防備な敵機を撃破! 先手必勝。こっぱみじんだぜ!
 ただし、敵軍勢力下での戦闘というだけあって、敵の反撃はすさまじい。一度うっかり撃墜されてしまい、焦ってリスタートしたのはここだけのヒミツだ。言い訳をさせてもらうと、今回体験したのはベテランパイロット向けの難易度に設定されていたとのこと。
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 港には大きな道路があり、辿っていくと山腹のトンネルにつながっていた。トンネルの中に飛び込む(※)となぜか敵のトラックが。ここなら安全と考えて避難していたのかもしれないが、トンネルを見つけるとくぐりたくなる我々に見つかったのが運の尽き。しっかりとスコアを稼がせてもらった。
※このミッションの攻略でのトンネルくぐりは必須でもなんでもないのでご安心を。穴があったので入りたかっただけ!『エースコンバット8』レビュー。陸上戦艦がビルをなぎ倒す様子はもはや怪獣映画。雲海での空戦で“深化”を確実に体感。トンネルくぐりも確認できた体験会リポート『エースコンバット8』レビュー。陸上戦艦がビルをなぎ倒す様子はもはや怪獣映画。雲海での空戦で“深化”を確実に体感。トンネルくぐりも確認できた体験会リポート
巨大な建造物の根本をくぐって遊んでみた(これも無理にやらなくて大丈夫)。
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道の先の山腹にトンネルを発見。
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イヤッホー! これより突貫します!
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トンネルの中に配備(?)された敵トラック。こんなところで戦闘機に破壊されるとは、夢にも思わなかっただろう。うしゃしゃしゃ。
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トンネルを抜けるとそこは敵航空機地だった。奇襲成功か!?(遊んでただけ)

MISSION 09:クソデカ陸上戦艦現る! これもう『シン・ゴ〇ラ』だろ

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 つぎに体験したMISSION 09の攻撃目標は、超巨大サイズの陸上戦艦。戦艦大和の46センチ主砲を彷彿とさせる長射程のレールガンを搭載しており、圧倒的な火力はもちろん、多少の攻撃ではビクともしない耐久力を兼ね備えたトンデモ兵器だ。
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 怪獣映画のようなノリのBGMをバックに陸上戦艦と戦うことに。これでテンションが上がらないパイロットがいるだろうか? メインの敵は地上なので、対地攻撃が得意なアタッカー機体で挑んでみた。
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 敵軍の猛攻にさらされながらも、ダメージを与えていくと複数のイベントが発生。瓦礫やビルを吹き飛ばしながら進む陸上戦艦は迫力満点。マンガ
『エリア88』には“地上空母”が登場したが、陸上戦艦はそれよりもどちらかというとゴジラに近い印象。まさに怪獣だ。
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 こちらも足止めのため、進路上のビルを倒壊させることに。思わず「もうめちゃくちゃだよ!」と声が出た。自軍が総力で敵の足を止めにいく展開は、正直かなり興奮した。
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 ミッション終盤で、航空部隊(=プレイヤー)に最後のひと押しを任される展開はアツすぎる。見事作戦が成功したときの達成感と爽快感は格別だった。
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MISSION 11:雲海での大空戦! 大型輸送機と敵エース部隊を追い詰めて脳汁ドバドバ

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 最後に挑んだミッションは空中戦に特化した内容。ジャミングに守られ、雲海の中に潜む敵輸送機を目視で探すところから始まるのだが……輸送機がこれまたデカい!
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 弱点であるプロペラを破壊するか、それとも機体の中心を狙うか……。輸送機を撃墜する方法はいくつかあるようで、機関砲を駆使して敵機の残骸が残るように撃墜すれば、連鎖破壊を狙えるとのこと。

 連鎖破壊は、撃墜された敵兵器の残骸が墜落中にほかの兵器へ衝突すると発生する新要素。詳しくは体験会の後で行われた質疑応答で河野一聡氏(『エースコンバット』シリーズブランドディレクター)が解説しているので、そちらの記事も併せてチェックしてほしい。
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 大型輸送機を撃墜していくと、敵エース部隊が登場。敵エースとドッグファイトをくり広げながら大型輸送機も攻撃しなければいけないので、前半戦と比べて難度は高めの印象。本作では十字キーを押して僚機に指示を出せるので、僚機に援護してもらいつつ立ち回ってみた。僚機がしっかりと敵機を撃墜してくれたのも確認。非常に頼もしい存在だと感じた。
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特殊兵装を2種搭載できることで戦略性がアップ! ストーリーで気になる展開も……

 夢中で楽しんでいるあいだに試遊時間が終わってしまったが、体験会ではキャンペーンモードの最初からいくつかのミッションもプレイできた。こちらの内容に関しては、基本的に公開NGなのだが、記事の最後にひとつだけお許しをいただいた衝撃の展開をお伝えしたい。ネタバレされるのがイヤという方は、新要素である特殊兵装2種搭載の紹介をチェックした後、ブラウザバックすることをおすすめする。

 『ACE8』では、キャンペーンモードを進めていくと、特殊兵装をふたつ装備できるようになる。ブリーフィングからは予測できない敵増援が来たとしても、柔軟に対応できるようになるのは大きな魅力。空中と地上の敵をどちらも相手にしにといけないミッションでも活躍が期待できそうだ。なお、あえて2種装備せず1種だけ装備したところ、特殊兵装の弾数が多くなった。
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F/A-18Cに空対空ミサイルの“4AAM”と空対艦ミサイル“LASM”を装備したとき、前者の弾数は“16”。4AAMだけを装備したときの弾数は“20”となる。
 この先は序盤のストーリーに触れます。ネタバレを踏みたくない方はご注意を。

かつてないストーリー体験

 ストーリー面で衝撃を受けたのは、コープというパイロットが戦死してしまうことと、戦死したコープの声がプレイヤーの頭の中で聞こえるようになり、一人称視点でのストーリーが進行していくこと。
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 コープが何者なのか。なぜ頭の中で聞こえるようになったのか。いろいろ気になることは多いだろう。序盤のミッションを体験した筆者自身、ストーリーに関してはわからないことだらけだが、続きが気になる展開になっているのは間違いない。いちシリーズファンとして、『ACE8』の発売がますます楽しみになったということは、声を大にして伝えておきたいと思う。

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