2023年10月にSteamにて中国語版、英語版が発売されるや好評を博したのを受けて、日本では満を持してNintendo Switch版が7月23日に発売されることになった(Steam版も日本語対応予定)。パッケージ版も発売されるとのことなので、力の入りぶりもうかがえるというものだ。
今回BitSummitにあわせて来日したBone Nailのスタッフの方にお話をうかがう機会を得たので、その模様をお届けしよう。
クトゥルフ神話と日本文化を基本の要素に
――猫ですか?
「自分たちならではの独自のスタイルを持ったゲームを作っていこう」という会社ですね。

もうひとつの核心的な要素は、世界中で流行している“二次元(アニメ風)”のアートスタイルです。私たちはみんな、そうした現代のアニメーション美学に深い影響を受けていたので、クトゥルフ神話と“この独特な美術表現”をベースの要素にしようということになったんです。アドベンチャーゲームに、もうひとつ別のゲーム性を融合させようという発想も最初からありました。
あとは日本の二次元文化。私たちはみんな日本の文化に影響を受けていたので、クトゥルフ神話と日本文化というのは、基本の要素にしようということになったんです。アドベンチャーゲームにもうひとつ要素を追加しようという発想も最初からありました。
それで、1作目として2023年4月にリリースした『苍白花树繁茂之时Blood Flowers』(日本語対応)です。アドベンチャーと謎解きの一作になります。で、2作目として取り掛かったのが、『ヨグ=ソトースの庭』になります。
ちなみに2024年10月にリリースした3作目の『見習い死神シミュレーター』(日本語対応)は、こちらもアドベンチャーにシミュレーション要素を加えた一作になります。同じシミュレーションではありますが、3作目はライフスタイルをモチーフにしたタイトルですね。
――それが吉と出たということですね。アドベンチャーとホテル経営シミュレーションを組み合わせるうえで苦労したポイントなどはありますか?
そのため、ゲーム体験に支障がないと判断した後は、進行に影響を及ぼさない一部のバグについては、あえて修正せずにそのまま残すという選択をしました。

――本作で日本のゲームファンにとくに注目してもらいたいポイントを教えてください。
じつはリリース初期、膨大なテキスト量に対して予算と時間が不足していたため、すぐに日本語翻訳を実装することができず、非常に心残りでした。しかし、SNSを通じて多くの日本のプレイヤーから、作品への愛と熱意がこもったメッセージをいただきました。それがモチベーションとなり、前向きに日本語翻訳の実装を進める大きな原動力となりました。本当に感謝しています。
キャラクターを大事にしているタイトルなので、キャラクターを好きになってもらえるとうれしいです!
また、本作にはさまざまなこだわりの演出やちょっとした工夫も盛り込んでいますので、皆さんがどのような反応をしてくださるか楽しみにしています。シリアスなシーンだけではなくて、日常パートやキャラクターどうしの掛け合いもあるので、楽しみにしていただきたいです。
あと、お伝えしておきたいことは、本作はクトゥルフ神話をモチーフにしているとは言え、ご存じでない方も楽しめるようになっているということです。

あと、さきほど触れたこだわりの要素以外にも、本作にはたくさんのネタを仕込んでいます。ちょっとした隠し要素ですね。それを見つけ出していただければうれしいです。ちなみに、ゲームのチュートリアルの部分にルーン文字が入れ込んであるのですが、そのルーン文字を翻訳してサイトで公開してくださっているユーザーさんもいましたね。
あるユーザーさんは切り絵を勉強してくださって、4人のキャラクターの切り絵を作ってくれて開発チームにプレゼントしてくれました。それもすごく感動しました。
――熱心なファンの方が多いということですね。ちなみに1作目は売れなかったとのことですが、『ヨグ=ソトースの庭』は累計50万本以上の販売本数とのことですね。
――Switch版が発売されることに対する感想を教えてください。
それが、パッケージ版ともなると、うれしさはひときわです。コレクションしてもらえたりして、皆さんのお手元においていただけるというのがいちばんうれしいですね。
――最後に日本のゲームファンにメッセージをお願いします。

世界観やナラティブ、そしてキャラクターが魅力的
「本作は、世界観やナラティブ、そしてキャラクターが魅力的だと思っています。松竹ゲームズでは、ヒットしたゲームのクロスメディア展開も戦略として考えていまして、中国でもコアなファン、熱心なファンがいる本作に対して、いろいろな展開ができそうだと期待したところもあります。それでパブリッシングをさせていただきました。
今回Switch版をリリースしますが、キャラクターグッズはすでに販売したりしています。そういったマーチャンダイジングの展開なども含め、今後イベントなど、いろいろな展開を検討していきたいです。
シリアスなストーリーでありながら、かわいいキャラクターというふたつのよさは日本のゲームユーザーの皆さんにも受け入れていただきやすいかと思っているので、日本でも熱心なファンに支持していただけたらと期待しています」














