使用準備が簡単なのも『GV-USB3/HD』の魅力だ。まずは動作環境を満たしたPCを用意し、付属のDVD-ROMからサポートソフトをインストール。メニュー最上段のドライバーだけ導入すれば使用可能だが、ほかのふたつもインストールしたほうがいい(サードパーティー制の録画ソフトでもコントロール可能だが、HD Mix Captureはシンプルで扱いやすいため)。これで事前準備はオーケーだ。
ソフトのインストールが済んだら『GV-USB3/HD』本体を準備。HDMIケーブルを使い、IN端子にゲーム機を、OUT端子にテレビやモニターを接続しよう。PCとの接続に使用するのはUSB3.0。新しめのPCならたいてい完備しているはずなので問題ないだろう。『GV-USB3/HD』に電源ボタン等はなく、接続すると自動的に使用準備が整う。
HD Mix CaptureでPCゲームを録画するなら、PCを2台(録画用とプレイ用)用意するのがベストだが、かなりハイスペックなPCであれば1台でもできないことはない。その際はHDMIとUSB3.0の両方で接続することになるぞ。
HD Mix CaptureでPCゲームを録画するなら、PCを2台(録画用とプレイ用)用意するのがベストだが、かなりハイスペックなPCであれば1台でもできないことはない。その際はHDMIとUSB3.0の両方で接続することになるぞ。
ゲームは『GV-USB3/HD』のアウト側につないだテレビ(モニター)を見ながらプレイすればいいとして、録画操作や状況確認を行うために、PC側にもモニターをつなぎたい。スペック高めのノートPCを用意しておけばベターだ。
長時間のプレイ動画を一気に録りたいときは、USB3.0対応の外付けハードディスクを用意して、直接保存するようにしよう。1TBの空き容量があれば、最高画質でおよそ60時間まで録画できるぞ。
一般的なキャプチャーユニット(ボード)を介してゲーム機とモニターを接続すると、少々の遅延が発生するのがふつうだ。操作と画面上の動きがずれてしまう。だが、本製品は遅延がほぼないパススルー端子を搭載しているため、ストレスなくプレイ可能だ。
入力解像度 | 画質(ビットレート) | 目安 |
1920×1080 60p | 最高画質(30Mbps) | 約60時間 |
高画質(24Mbps) | 約80時間 | |
標準画質(18Mbps) | 約100時間 | |
720×480 60p | 最高画質(8Mbps) | 約240時間 |
高画質(6Mbps) | 約320時間 | |
標準画質(4Mbps) | 約480時間 |
『GV-USB3/HD』とPC、ゲーム機、モニターを接続し、PC上でHD Mix Captureを起動すれば準備オーケー。実際に録画を始める前に、設定を確認しておこう。
標準の状態だと、録画ファイルの画質が中間の“高画質”になっている。きれいに録りたいなら“最高画質”、長時間にわたって録りたいなら“標準画質”に変更。ハードディスクの容量が心許ないときは、録画停止タイマーをセットしておくのもいいだろう。あとは録画ボタンを押すだけだ。
標準の状態だと、録画ファイルの画質が中間の“高画質”になっている。きれいに録りたいなら“最高画質”、長時間にわたって録りたいなら“標準画質”に変更。ハードディスクの容量が心許ないときは、録画停止タイマーをセットしておくのもいいだろう。あとは録画ボタンを押すだけだ。
こういったキャプチャーユニットでは、HDMI入力端子から入ってきた映像に“エンコード”という処理を施して録画ファイルを生成する。CPUやグラフィックボードの描画機能を使ってエンコードすると、画質はやや落ちるものの、動作が安定するメリットもある。標準だと“使用しない”になっているので、必要に応じて有効にしよう。
ゲーム実況動画を制作するときは、ゲーム音声と実況音声のバランスが重要だ。PCもマイクに接続して実況音声もまとめて録画するときは要注意。トークを際立たせたいのなら、“HDMI入力の音量”を半分ほどに落としておくといい。