『エグリア』は、基本的に右のようなサイクルで物語が進展していく。なかでも特徴的なのは、たまごに封印された世界を開放して好きなようにエグリアの地を広げていけるところ。思うがままに土地を配置して、自分だけの『エグリア』の世界を作り上げていこう。ここでは、各項目ごとにどのようなことが行えるのかチェックしてみよう。
 所持しているたまごをワールドマップの好きな場所に設置することで、封印されたフィールドが開放。主人公たちの冒険できるエリアが少しずつ広がっていく。土地を開放すれば街の人口が増加するメリットもあり、協力者が集まれば街はどんどん便利になっていく仕組みだ。また、隣接するエリアを特定の組み合わせにすることで、新たなダンジョンが生成されるというような隠し要素も用意されている。
 主人公たちが開放したフィールドは自由に冒険が可能。ボードゲームのようにサイコロを振って、出た目の数だけマス目を移動していこう。隣接したマス目に木や草花などがあれば、斬り付けて素材アイテムを入手することもできる。もちろん、敵モンスターが近くにいる場合はバトルに突入だ! 攻撃はサイコロの目に応じて威力が変化する仕組みなので、ダメージが振るわないときは思い切って逃げてしまうのも手だ。
 『エグリア』の世界では火、水、風、光、闇の属性を持つたくさんの精霊たちが暮らしており、料理を与えることで仲間にすることができる。彼らの力を借りれば、敵を攻撃したり主人公を回復したりするなど、特殊な能力を利用可能だ。精霊は3体まで編成して連れ歩くことができ、組み合わせによっては主人公のパラメーターを上昇させるといった恩恵も得られる。
 冒険で集めた素材を使い、店などの施設や住人の住処を建てて拠点の街を発展させていくのも本作の楽しみのひとつ。最初はただの広い空き地のような場所だけど、やがて大勢のキャラクターたちが行き交う活気あふれる街へと変貌していくのだ。建設した家やオープンしたショップは、追加の資材を投入することでより立派な建物へと改築もできる。
 街を発展させるなどの条件を満たすと、住人たちから新たなクエストが受けられるようになる。なかには報酬として世界の一部が封じられたたまごが得られる場合もあり、ゲットできればさらに世界を広げられるようになるのだ。たまごの殻には封じられた世界にちなんだ凝ったデザインが施されているので、見比べてみるのもおもしろい。