『エクスアストリス』これを知ればより深く物語を楽しめる！ 押さえておきたい用語解説。序盤から登場する重要なキーワードをピックアップ

　2024年2月27日に発売されたiOS・Android用アプリゲーム『エクスアストリス』。『アークナイツ』を手掛けているHypergryphが開発し、GRYPHLINEより配信された3Dセミリアルタイム・ターン制RPGだ。

　Hypergryphでは初の買い切り型のアプリゲームであり、価格は1500円［税込］となる。

　地球と似て非なる惑星“アリンド”を舞台に展開される独特な世界観や、重厚なストーリーが魅力の本作。とはいえ、異星ということもありアリンドならではの専門用語も数多く登場するため、なかなかイメージしにくい部分があるかもしれない。

　そこで本稿では、メインストーリー序盤から登場する重要な用語を中心に紹介していく。ぜひ、ストーリーをさらに楽しむための参考にしてほしい。

惑星アリンドの世界を紐解くキーワード

NOUS WAVE（ナオス ウェーブ）

　地球人類が初めて発見した安全なワームホールであり、研究のために立ち上げた組織の名前。その先の太陽系に生命体と文明が存在する惑星“アリンド”を見つけ、調査へ乗り出すこととなる。

アリンド

　人と似た姿を持つ生命体（アリンド人）が住む惑星。巨大な暴風帯“ジングゼン”によって“白夜”と“極夜”に分断されており、天気や季節といった気候変動も起こらない。

　白夜半球では“ドラン”、極夜半球では“シャダラ”と呼ばれる独自の文明を発展させた国が形成されている。

ドラン

　白夜の国。国民は“ドロニウム”の武器を使って戦う。

　環境による災害が少ないため資源は豊か。農業と畜産業が発達しており、生活に余裕があり生産量も多い。繊維産業や建築業を専門にする者もいる。

　過去に活発だった鉱業では、ドランから採掘されたドロニウムがインフラ整備や武器の製造など幅広い用途で使用され、ドラン人の生活を豊かにした。

　アリンドの歴史やアリンド人についての研究にも取り組んでいる。

• ドロニウム

　おもにドランで採掘されるアリンドの金属鉱物。含有量が多いものは価値が高く、アリンドの通貨として用いられている。

　とくに高密度のドロニウムで製造された武器は、身分の限られたごくわずかなアリンド人しか所持していない。

シャダラ

　極夜の国。国民は“灰体”を操って戦う。

　夜半球の悪天候の影響により、水源や植物資源が少なく“アストリスの原質”に含まれているエネルギーに依存。産業はおもに石匠と鍛冶屋で成り立っている。

　科学技術は地下都市にある人工太陽に集中し、メンテナンスと改良作業が中心。過酷な環境の中で生きているため、ドラン人や地球人に対して敵意を向けている人が多い。

• 灰体

　アリンド人の体内にあるエネルギー“アストリスの原質”を実体化させたもの。その質量は、操る本人を遥かに超えているという。

ジングゼン

　ドランとシャダラのあいだにある暴風地帯。その距離は星を一周するほど。アリンド人の知恵と努力によって暴風を抜ける方法は見つかっているものの、一度入れば行方不明になるといわれる危険な場所。

　また、アリンド人がジングゼンでさまようと暴風の影響で怪物になってしまうなど、まだまだ謎も多い。

ライラ

　アリンドで初めて咲いたといわれる花。“アストリスの原質”の大本であり生命の根源。その存在はいまだに解明されていないが、主人公・雁（イェン）はライラを見つけ、純粋なアストリスの原質を回収することが今回の任務となる。

アストリスの原質

　ライラから生み出される、空気や水など一定の形を持たない流体物質。アリンドのあらゆる場所に存在している。

　原質は、アリンド人などの生物（アストラモーフ）のエネルギーにもなっており、生命活動を維持するために消費している。体内に流れる原質が無くなると体が消滅。このことを“アストリスに還る”と表現される。

　アリンド人の食事は原質の補給と安定化が最優先。口当たりや食感にこだわりがないため、地球人からすると基本的にまずい。

• アストラモーフ

　アストリスの原質で構成された生命体。アリンド人を含む生物体と鉱物体に分かれている。地球上の構造に近い生物は“ノンアストラモーフ”と呼ばれる。

ライラキー

　中密度のドロニウムを三角片に加工したもの。

　さまざまな図形に組み立て、身に付けることでアリンド人の体内に流れる原質を活性化させる。

　大型装置の起動や扉を開くための鍵としても用いられる。

ゼオライト号

　主人公たちを目的地まで運んでくれるヴィークル（乗り物）。

　自動運転のため、目的地を指定するだけでよい。内装には、休憩スペースや調理台などが用意されている。

　ゼオライト号の名前の由来は、贈ってくれた駅長の趣味。

エクスアストリス戦闘用語

活性値

　HP（ライフ）のこと。味方の活性値が0になると戦闘不能になる。敵には活性値のほかに“体勢値”というゲージも存在する。

• 体勢値

　敵にある白いゲージ。敵に攻撃または、敵からの攻撃を“ブロック”することで体勢値にダメージを与えられる。

　ゲージが0になるとダウン状態となり、終了するまで何度も攻撃できるボーナスタイムに突入する。

ライラエネルギー

　アルティメット（必殺技）に使用するエネルギー。敵に攻撃または、敵からの攻撃を“回避”することで溜まり、数値が最大（100）まで到達すると発動できる。

光影協同

　戦闘中の防御システム。光影協同には“ブロック（青）”と“回避（赤）”、2種類の防御スキルがありキャラクターごとに異なる。

　防御スキルは、敵の攻撃タイミングに合わせて光影協同アイコンを押すことで発動し、ダメージを無効化できる。

　敵の特殊攻撃（大ダメージ技）は、ブロックと回避のどちらかでしか防げない。敵の攻撃時、頭上に表示される防御スキルのマークが合図となる。

• ブロック

　防御スキルのひとつ。成功すると敵の体勢値にダメージを与える。

• 回避

　防御スキルのひとつ。成功するとライラエネルギーを獲得できる。

波動／粒子モード

　2種類のスキルセット。各モードひとり3つまでスキルを装備できる。

　モードは戦闘中、自由に切り換えられ、敵の数や弱点など状況に応じて使い分けることが可能。

同軌

　キャラクターを強化するスキルツリー。“アストリス”を消費して、ステータスアップやスキルを習得できる。

• アストリス

　同軌に使用する鉱物資源。戦闘や探索することで手に入る。

エントロピース

　アリンド人が作った戦闘アイテム。

　核にした原質を、可燃性や磁性のある物質をぶつけることで周囲に燃焼や感電効果を引き起こす。ドロニウムに当てると天然のシールドを張る。

　戦闘では、雁の相棒である宇宙探索ロボット・ロイがエントロピースを使用。ロイの電力を消費することで、活性値の回復や、体勢値への大ダメージなどサポートしてくれる。

エネルギーギア

　雁の右腕に付いている特殊な装備。“アストリスの原質”を吸収でき、3スタックまで溜められる。戦闘では、毎ターン開始時に1スタック分獲得する。

　エネルギーギアには種類があり、同軌から切り換えることで効果が変化。スタックした原質を消費すると、与ダメージアップのバフ効果を得たり、追加攻撃を行ってくれる。