ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)より、2024年3月22日発売されるプレイステーション5(PS5)用ソフト『Rise of the Ronin』(『ライズ オブ ローニン』)。開発は、コーエーテクモゲームスのTeam NINJAが手掛けている。
発売に先駆けて2024年3月17日に、東京・スターライズタワー スタジオアースにて、“「Rise of the Ronin」完成披露イベント プレミアム体験会”が開催された。
本記事では、イベント会場の模様をリポート。会場の雰囲気や開発陣のトークなどをお届けしていこう。
『Rise of the Ronin』(PS5)を購入する(Amazon.co.jp)特別な会場で試遊会
イベントのメインは試遊会となっており、事前に応募抽選されたプレイヤーたちが、ゲームの序盤を約2時間にわたってたっぷり体験できた。キャラクタークリエイトは行えなかったものの、広大な横浜の地を自由に探索可能だった。
どう遊ぶのかはプレイヤーによってそれぞれで、とにかくオープンワールドを探索しながら進んでいる人や、ストーリーミッションを進めていく人などさまざま。遊べることがたくさんあるだけに、2時間もあっという間に過ぎ去っていった印象を受けた。
また、会場には資料の展示やフォトスポット、メッセージボードなども用意されており、会場の撮影も自由に楽しむことができた。
開発陣トークステージ
試遊は2部制に分かれており、その中間の時間でステージイベントも実施。特別映像が公開されたり、本作のプロデューサーである早矢仕洋介氏と、開発プロデューサー兼ディレクターの安田文彦氏が登壇し、トークをくり広げた。
また、開発ディレクターの隈部宣道氏による実機プレイも公開。ゲーム紹介のほか、ボスのひとり“勝海舟”を倒すことができれば(しかも最高難易度で)、来場者たちにTシャツをプレゼントする企画も実施された。
Q&Aコーナー
トークの中ではQ&Aコーナーが設けられ、事前に寄せられたプレイヤーからの疑問に直接お答えするコーナーも。その回答をまとめてお届けしよう。(早矢仕洋介氏は以下、早矢仕。安田文彦氏は以下、安田)
オープンワールドにした理由は?
早矢仕『仁王』は戦国時代を舞台にした、侍のエッセンスを感じてもらうコンセプトで作っていました。その先にあるものとして、時代モノのゲームを作るならば、自分がその時代で生きているような感覚を味わえるようなゲームが作りたかったんです。そのために、オープンワールドであるべきだと考えました。
また、オープンワールドタイトルを作るとしても、Team NINJAらしいオープンワールドにしたい想いがありました。我々としても、いちばんチャレンジしたかった部分です。幕末にタイムスリップしたような感覚を味わってもらえれば、オープンワールドに挑戦した甲斐があったなと思えるでしょう。
主人公をふたりにした理由は? その難しさは?
安田本作は多種多様な思想を持った人物や、勢力が現れます。彼らとの“因縁”を築いていくことが、ゲームのコンセプトです。その中でプレイヤーである主人公が最初に結ばれた、深い因縁を持つ者として、ふたりでひとつの“隠し刀”という存在を描くことは、最初から決めていました。
それが、主人公がふたりになったきっかけです。家族とも兄弟とも違う関係でありながら、因縁の深さを感じ取ってほしいですね。
また、難しさで言うと、基本的にはアクションゲームとして、ひとりの主人公を操作することに集中していました。ふたりでひとつの隠し刀ならば、やはり切り換えて操作したいというところから、仲間への操作変更につながりました。
苦戦しましたが、しっかりおもしろくできたので「もうやってしまおう!」と、約30キャラクターほどの仲間を全員プレイできるようにしました。それを言ったとき、開発スタッフ陣はすごく嫌がっていましたが(笑)。
『仁王』などのように高難易度の周回要素はある?
安田あります。オープンワールドタイトルなので「またもう1回同じことやるの?」と思われるかもしれませんが、そんなこともなく、気軽にストーリーミッションに再チャレンジできるシステムもあります。そういったものを使ってもいいですし、周回プレイで1周目とは違う道を歩んでみるのもいいでしょう。エンドコンテンツとして高難易度の周回要素がありますので、クリアーした方は挑戦してみてください。
安田さんが飼われている猫はゲームに登場する?
安田すみません、プライベートなことで(笑)。そうですね……、じつは1匹出演しています。気性が荒いかもしれませんが、見つけたら斬りかかったりせずにかわいがってください(笑)。
日本の夜明けが近いぜよ!
きっと試遊された方々は、本作のアクション性やできることの幅広さに驚かれて、より発売が楽しみになったことだろう。試遊だけでは伝わらなかった、本作のさらに広がる“奥深さ”は紹介記事やレビュー記事でもお伝えしているので、ぜひチェックしてみてほしい。
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