ヴィジュアル系エアーバンド、ゴールデンボンバー(金爆)が、『配信者に便利な歌抜きBGM集』を3月18日より配信開始した。
こちらは文字通り、ゴールデンボンバーの既存の楽曲から歌やコーラスをすべて取り除いたいわゆるオフボーカル版となっており、ライブ配信者が配信中に自由に使えるものになっているという。
公式サイトの文言いわく「ゴールデンボンバーの曲だとはバレづらくなっております」というのもアピールポイントのひとつのようだ。
この楽曲配信のジャケットには現在、手書き風のイラストが使用されているのだが、このイラストが使用されるに至るまでに、ちょっとした騒動があった。もともと使用されていたイラストは生成AIを用いて作られたものであり、これに対して批判的な意見が上がったのだ。
こうした意見を受け、イラストは現在のものに差し替え。差し替えた理由についてゴールデンボンバーでVo-karuおよび全楽曲の作詞・作曲を手掛ける鬼龍院翔氏は自身のX(Twitter)で言及。意見を踏まえ、生成AIの使用について「2024年の現段階ではまだ議論の余地がある」と受け取ったためとした。
その上で、“鬼龍院氏自身もクリエイターなら楽曲が音楽生成AIの学習に使われたら嫌なはずだ”との意見には「一個人の考えではありますが僕は全然良いです」という。
その証拠として、鬼龍院氏は所属するユークリッド・エージェンシーで権利を保有しているゴールデンボンバーの全楽曲のMP3データをギガファイル便にて無料配布。これらの楽曲はすべてAI学習に使用しても問題ないとした。その楽曲数は136曲におよび、こちらはすべて“歌あり”となっている。
鬼龍院氏の投稿全文は、ぜひX(Twitter)にてチェックしてほしい。
先日配信を開始した『配信者に便利な歌抜きBGM集』のジャケット写真にAIが生成した画像を使用したのですが、「画像生成AIの絵を使うべきではない」というご意見を多数いただきました。… https://t.co/NORgI8rUPP https://t.co/g5CJvl3UHj
— 鬼龍院翔(39歳) (@kiryuintw)
2024-03-19 23:00:05