坂本龍馬と斎藤一が同一人物という大胆な設定に驚く
2014年(平成26年)2月22日は、プレイステーション4(PS4)、プレイステーション3(PS3)用ソフト『龍が如く 維新!』が発売された日。本日で10周年の節目を迎えました。
本作は『龍が如く』のスピンオフ作品で、『龍が如く 見参!』に続いて日本の歴史をモチーフにした作品。『龍が如く 見参!』が戦国時代を舞台にしてたことに対し、『龍が如く 維新!』は幕末が舞台。土佐藩士の坂本龍馬が土佐を抜け出し新選組の斎藤一と名を変え、土佐のため、恩師の復讐のために刃を研ぎ澄ませていくストーリーになっています。『龍が如く 見参!』で桐生が宮本武蔵になったときも驚きましたが、『龍が如く 維新!』発表時の“坂本龍馬/斎藤一”という表記はとんでもないインパクトがありました。
『龍が如く 維新!』はシリーズのキャラクターが多数登場するのが特徴。外伝ということで本編では死亡してしまったキャラクターが再登場するのはファンとしてはうれしいところ。とくに岡田以蔵が錦山だったのはサプライズで、桐生の幼なじみである彼が好きだった人は多いでしょうし、再登場に歓喜したことでしょう。筆者もそんなひとりです。
風間の親っさんが吉田東洋として登場し、龍馬に未来を託しながら息を引き取るなど、本編に近い役回りで登場するキャラクターがいる一方で、『龍が如く3』のラスボスだった峯義孝が土方歳三役で仲間になったり、沖田総司役が真島吾朗だったりと大胆な配役であることも。峯は『龍が如く3』最後のラストのセリフが伏線になっていてよかったですね……。真島の兄さんが美少年として知られた沖田総司であることに意外性を感じる方も多いと思いますが、ゲームをプレイすれば納得できるようになっています。本作はシナリオもよくできているので、ぜひ遊んでみてほしいです。
また、ミニゲームのバトルダンジョンに連れていける三番隊隊士のメンバーにもシリーズおなじみのキャラクターが多数登場。本編と違いカードの形であるものの、シリーズおなじみのスターダストの一輝やユウヤ、『龍が如く5』の主人公のひとりであった品田辰雄や『龍が如く3』でインパクトのある敵だった神田強などが仲間になるのは感動しましたね。まぁ、品田が好きな自分は本編にガッツリと登場してほしかったけど……。
バトルシステムは時代劇ということで剣術が主体に。また、坂本龍馬のイメージに合わせて銃を使う戦闘スタイルも存在します。具体的には刀を使用する“一刀の型”、銃を使用する“短銃の型”、素手で戦う“格闘の型”、刀と銃の両方を使う“乱舞の型”があり、これらを切り替えながら戦うことになります。また、刀以外にも大太刀や槍や大筒といった多様な武器が存在し、強化によって武器に能力を持たせる“印”を追加できたので、やり込みがいがありましたね!
2023年2月22日にはリメイク作である『龍が如く 維新! 極』が発売。キャラクターの一部が『龍が如く0 誓いの場所』以降の人物に差し変わっており、オリジナル版をプレイした人も新鮮な気持ちで楽しめるようになっています。とくに『龍が如く0 誓いの場所』の久瀬、阿波野、渋澤は人気キャラクターなので、登場は話題になりましたね。
とはいえ、オリジナル版のメンバーもそれはそれで魅力となっており、遊んだことがない人はぜひこちらも遊んでみてほしいです。『龍が如く3』に登場した高橋ジョージさんの演じる浜崎豪が伊東甲子太郎役になっていたり、本作だけの味のあるキャラクターも多数います。同じキャラクターでも配役が違うとまったく異なり、それぞれを見比べるとおもしろいので、ぜひ両方ともプレイして違いを楽しんでみてください。
『龍が如く 維新! (新価格版)』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『龍が如く 維新! 極』(PS5)の購入はこちら (Amazon.co.jp) 『龍が如く 維新! 極』(PS4)の購入はこちら (Amazon.co.jp)