YouTubeにて2月3日より公開されている『The Last of Us Part II』(ラスアス2)の開発ドキュメンタリー映像『Grounded II: Making The Last of Us Part II』。
本映像の終盤で、シリーズを通してクリエイティブディレクターを務めるニール・ドラックマン氏が『The Last of Us』シリーズの続編の構想について言及している。
続編に言及している箇所は動画の1:56:35あたりから(『ラスアス2』のネタバレ注意!)
ニール氏によると、以前にジョエルの弟であるトミーを主人公とした『ラスアス2』以後の時系列の物語を書いたが、これはノーティードッグのスタジオ再編(開発工程や生活とのバランスの立て直し)の中でお蔵入りになったという。
「いつかは日の目を見るとは思う」としながらも、トミーの物語は短編であり、単体の作品ではないと、『The Last of Us』のシリーズ続編の構想とは別のものであることを強調。
その上で、ニール氏はシリーズの物語を『ラスアス2』で「きれいに締めくくれた」が、「そこにこだわらないのがノーティードッグの長所だ」とし、続編について「まだ物語はないがコンセプトはある」と発言。
このコンセプトは「僕には前2作と同じくらい刺激的」であり、ひとつひとつが独立しつつも、3作を通してつながっているものになるという。最後に「だからきっと、この物語はもう1章あるんだろう」という言葉で、シリーズ続編への言及は締めくくられている。
開発ドキュメンタリー映像『Grounded II: Making The Last of Us Part II』ではほかにも、開発におけるさまざまな紆余曲折や、開発終盤で過酷なクランチ(長時間労働)が常態化してしまったことへの苦悩、コロナ禍への対応に追われたこと、発売前にファンによって『ラスアス2』の情報がリークされてしまったときの絶望感などが赤裸々に語られている。
音声は英語だが日本語字幕に対応しているので、シリーズファンはぜひ全編を視聴してみてほしい。
『The Last of Us Part II Remastered』を購入する(Amazon.co.jp)※画像は『The Last of Us Part II』開発ドキュメンタリーより引用