スペースデータは“バーチャル新宿”のUnreal Engine 5向けデータを公開した。

 スペースデータは実業家の佐藤航陽氏が立ち上げた宇宙関連の事業を展開するベンチャー企業。今回公開されたバーチャル新宿は同社の“デジタルツイン・プラットフォーム”という技術が用いられている。

 これは、人工衛星から取得した地上観測データをAIに学習させ地理空間を理解させて、3DCG技術を用いてデジタルツイン(現実の世界とまるで双子であるかのようにコンピュータ上で再現すること)を自動生成するアルゴリズムだ。

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 今回公開されたデータでは、都庁前やモード学園コクーンタワーのある新宿西側が3Dデータとなっている。同社のプラットフォームOpenEarthにてダウンロードでき、容量は6.5GB、個人での非商用・商用利用もいずれも可能となっている。

リアルすぎる“バーチャル新宿”のUE5データを無料公開。衛星データをもとにAIが作成、個人での商用利用可

 スペースデータは新宿のほかにもニューヨーク市のマンハッタン地区や宇宙空間もデジタルツイン・プラットフォームによって3Dデータを作成している。