2023年11月5日に声優、歌手として活躍する今井麻美さんのファンクラブ“+A members”会員を対象としたバスツアーが開催された。

 本記事では、芋掘り、ジャム作り、バーベキュー、アコースティックライブなどなど、盛りだくさんの内容となった同イベントの模様をお届けする。

 なお、本イベントは旅行会社のクールジャパントラベルの協力で実施された。

クールジャパントラベル情報掲載ページ

今井さんらしい(?)個性的なバスツアー

 本バスツアーは、2023年3月5日に開催されたFCイベント“ミンゴスの日”にて、ファンクラブで実施してほしいことをファンがプレゼンする企画で決まったもの。決定した後にも、ファンクラブで価格や内容などのアンケートが行われており、ファンにとって待望の開催となった。

バスツアーのためだけに収録したラジオを聞きながらマザー牧場へ

 今回のバスツアーの目的地は千葉県にあるマザー牧場。参加者は東京駅からバスに乗り、本イベントのためだけに収録したラジオを聞きながら目的地を目指すことに。ラジオでは、スケジュールの説明や事前に募集した質問へのほか、グループの人との会話に困ったときのアドバイスなども。

 また、フリートークの部分では、ラジオの収録時点では当日の天気が不明だったため、晴れと雨の2パターンのスケジュール説明を収録しようとしていたにも関わらず、事前の打ち合わせが盛り上がり過ぎてしまい時間の都合で晴れ用のものしか収録できなかったことを自ら暴露するなど、バスツアーの開幕から今井さんらしさ溢れる内容になっていた(※)。

※万が一、雨だった場合は添乗員さんが補足する予定だったが、当日は今井さんの“ハレオンナ”パワーでバッチリ晴れていた。

記念撮影のカメラマンはまさかの今井さん!?

 マザー牧場に到着すると、牧場にピッタリなオーバーオール姿をした今井さんが登場。挨拶をした後、記念撮影を行うことになったのだが、おもむろにカメラを手にする今井さん。そして、「撮るよ~」という掛け声とともに今井さんがカメラマンとして記念撮影を行うという予想外過ぎる展開に大きな笑いが起きていた(※)。

※もちろん今井さんと参加者がいっしょに並んで撮影する時間も用意されていた。

今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに

いちばん大きい芋を掘った人には2ショット自撮りのプレゼント

 記念撮影の後は芋掘り大会。偶然にもバスツアーの参加者が今シーズン最後のお客さんということで、今井さんもやる気満々の様子。芋掘りは幼稚園以来という今井さんだったが、スタッフさんからのアドバイスを参考にしながら、華麗に芋を掘り当てていた。

 なお、綺麗に掘るポイントは芋を引っ張る前にしっかりと周囲の土を掘っておくことだと語りながら、幼稚園のときはそのことが理解できておらず、途中で折れてしまった芋をいっぱい持って帰ったと当時を振り返っていた、

 そして、参加者は3つのグループに分かれて芋掘りを開始。今井さんはファンの周囲を歩き回りながら、応援やサポートをしながら、交流を深めていた。

 また、ここで今井さんの提案により、各グループでいちばん大きなお芋を掘り当てた人には、自分のスマートフォンで今井さんと2ショットを撮れる権利のプレゼントが急遽決定。数多くイベントを行ってきた今井さんだが、これまでにない超レアなプレゼントということで大いに盛り上がった。

 ちなみに3グループ目のサイズを比較する際には、プロの人に判断してもらったほうがいいということで、隔週火曜日20時より配信中の『今井麻美のニコニコSSG』にもご出演いただいた農業を営むファンの方に判定してもらうという、アットホームな一幕も。

今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに
今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに
今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに
今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに

ある意味貴重? 乳しぼりを見学

 自由時間を挟んで、続いては今井さんが乳しぼりをする様子を見守るという催し。肩を回しながらイメージトレーニングをしたり、マネージャーさんとパントマイムで綱引き勝負をしたり、準備に余念がない今井さん。

 しかし、始めようとしたところ「これ楽しいのかな……?」と本音を吐露。あまりにも疑問だったようで、マザー牧場のスタッフさんに「こういうの(※代表者ひとりが体験して、ほかの人は見守る)ってよくあるんですか?」と質問したところ、「あまりないですね」とある意味予想通りの返答が。

 そんな回答に困惑しつつも、いざ始めてみると、うまく絞れたときには「おぉー」という声が上がったり、妙な一体感が生まれる不思議な時間となっていた。

今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに

今井さんが各テーブルにジャムの出来をチェック

 つぎはジャム作り体験。本来の流れとしては、今井さんがマザー牧場の先生に教えてもらっている様子を見た後で参加者が作り始める予定となっていたが、予想以上に時間が掛かりそうということで一斉に開始することに。

 そのため参加者は自身の作業で手一杯だったようで、今井さんは「誰も私を見てくれない。ZOZOマリン(スタジアム)の野球観戦を思い出す(※)」とコメント。

※2013年9月30日に千葉県のZOZOマリンスタジアム(当時はQVCマリンフィールド)で行われたイベントのこと。今井さんといっしょに野球観戦をするという内容だった。イベントのリポートはこちら

 今井さんは途中からジャム作りを音楽活動のプロデューサーである濱田智之さんに託して、各テーブルを見回り。世間話をしたり、ジャムの出来をチェックしたり、ファンとのコミュニケーションを楽しんでいた。

今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに

みんなで協力してバーベキューRTA

 晩御飯は野外でのバーベキュー。各テーブルにはお肉や野菜、焼きそばに加えて、お土産として、今井さんが描いた牛のイラスト入りのカトラリーセット&マグカップ、今井さん考案の特製焼き肉のたれが用意されていた。さらに今井さんがマザー牧場内のショップ選んだソーセージの差し入れも。

今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに

 なお、今回のバスツアーは予定を詰めに詰め込んだ内容だったため、バーベキューの時間が火起こし、食品の調理、後片づけなども含めて70分程度ということで、参加者からは「バーベキューRTA」という言葉が聞こえてくるほど慌ただしいスケジュールとなっていたが、その分、なんとか時間内に終わらせようと参加者どうしが一致団結している様子が印象的だった。

今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに

開放的な野外でのアコースティックライブ

 最後はバーベキュー会場のある芝生でのアコースティックライブ。演奏を担当する飯塚直斗さんは、今井さんのイベントやライブには今回が初出演だが、『AQUAMARINE』のレコーディングにギターとして参加しているとのこと。

 最初の曲は『Reunion ~Once Again~』。ゲーム『プラスティック・メモリーズ』エンディングテーマで、再会をテーマにした同曲をやさしく歌い上げた。

 つぎの『Tender Is The Night』は、歌詞に“星”や“夜”が登場する楽曲。当日は“満点の星空”とまではいかなかったが、夜空が見える開放的な野外というピッタリなシチュエーションでの歌唱となっていた。

 その後はファンクラブ関連の楽曲が続く。3曲目の『君の声の数だけ~Can be strong~』は、2018年に行われたファンクラブイベント内で行われた楽曲コンペで生まれた曲で、ファンクラブ限定のCDとして販売されていた(※)。

※楽曲の誕生経緯などは以下のインタビューで語られているので、気になる人はそちらをチェック。

 4曲目の『虹』は、『クレッシェンド』の別バージョン。もともと『クレッシェンド』は同曲の作曲を担当した濱田智之さんが作詞も務め、『虹』として制作が進められていた。しかし、同曲を収録するシングル『Hasta La Vista』のもうひとつのカップリング曲も同じ命をテーマにした歌詞の『ガーベラ~今年の花』だったため、『虹』の歌詞を変更し『クレッシェンド』として発売された。

 その後、時を経て濱田智之さんがもともと作詞を行っていた、『虹』がファンクラブ限定CDとして発売されたという経緯がある。『虹』には濱田智之さんが飼っていた愛犬への想いが込められていることもあり、今井さんも歌唱後に「ぐーちゃん(※今井さんの愛猫)が亡くなってから初めて歌いました」と語っていたが、涙を浮かべる一幕もあった。

 ちなみに3曲目と4曲目の間のトーク中には電源が落ちてしまうハプニングもあったが(※)、復旧するまでの時間はポータブル型のマイク&スピーカーを使用してじゃんけん大会を行い、勝利者には今井さんがマザー牧場内で作ったメダルやペンダントがプレゼントされた。

※バーベキューを行うための会場ということで、使用できる電力に限りがあった様子。

 最後の曲は東日本大震災のチャリティーソングとして、今井さんが作詞だけでなく初めて作曲にも挑戦した『いっしょ。』。活動初期はライブの最後に会場全員で歌うことが定番となっていた。しかし、近年はご時世的なこともあり行うことがなかなか難しかったが、今回のバスツアーでは数年ぶりに全員で大合唱して締めくくった。

 その後、バスに乗り込む参加者を今井さんがお見送り。会話する時間もあり、参加者は近況やバスツアーの感想などを伝えていた。出発後の車内では直筆サイン入りのポストカードが配られ、そして、バスが東京駅に到着したところで、今井さん初のバスツアーは終了となった。

今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに
今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに
今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに
今井麻美さんFCバスツアーリポート。芋掘り、乳しぼり見学(?)、アコースティックライブなど個性的かつ盛りだくさん過ぎるイベントに