ソニーのCESに合わせた発表会で、傘下のソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)のアクションゲーム『GRAVITY DAZE』の映画版のプリプロダクション映像が披露された。
これは、ソニー・ピクチャーズでプリプロダクション作業を担当する新たな施設“Torchlight”(トーチライト)の紹介映像の一環として流れたもの。プリプロダクションとは、構成や脚本の準備以外に、本撮影を開始する前にビジュアルや撮影のテイストを決めていく作業を指す。
Torchilightではエピック・ゲームズのゲームエンジンであるUnreal Engineを採用しており、バーチャルカメラ機能を使って撮影テストを行えるという。実際にカメラを構えて、あたかも仮のCG素材などを入れたバーチャルセットの中に入ったかのような状態で、カメラをどう動かすか、あるシーンでのアングルをどうするかなどを作り込んでいけるわけだ。
というわけで発表会で流れた映像(YouTubeのアーカイブでは12分あたりから)は恐らく実際の映像とは異なるテストのための仮素材のCGなのだが、女性がビルの上からダイブしていくシーンをどう描くかを模索している様子が見られる。
『GRAVITY DAZE』は重力操作により“空に落ちていく”ように飛び回って移動していく浮遊感のあるゲームプレイが特徴であるだけに、映画版でもここはやはり力を入れて欲しいところ。ぜひ「これだ!」というコンセプトが固まるまでじっくりテストしていただきたい。(個人的に今回公開されたテスト映像は勢いが良すぎる気もする)