Sensor Towerは、2020年1月にリリースされたスマートフォン向けタワーディフェンスゲーム『アークナイツ』の世界累計収益が約1580億円(11億ドル)を突破したと発表した。

 日本のApp Storeの収益ランキングでは、期間限定イベントの開始当日である2023年11月7日(火)に1位を獲得。その後6日間はトップ20を維持しており、11月8日(水)には直近3ヵ月間で日別最高収益約3億円(215万ドル)を記録。この記録は、過去3ヵ月間の国内における日別収益としては最高となる。

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以下、Sensor Towerのブログを引用

アークナイツが直近3ヵ月で最高となる日別収益215万ドルを記録、全体収益からYostarの多ジャンルでの強さが見える

モバイルタワーディフェンスゲームの『アークナイツ』が、2023年11月8日に同年過去3ヵ月間の日本における日別最高収益215万ドルを記録しました。同作のパブリッシャーYostarは、日本市場においてその存在感を増しており、収益バランスが良好で各ゲームジャンルにおいて上位に顔を見せています。

『アークナイツ』世界累計収益約1600億(11億ドル)を突破。Yostarは多彩なジャンルでバランスの取れた収益を獲得

世界収益11億ドルを突破したアークナイツ、期間限定イベント「孤星」開始当日に60ランク以上アップで日本の収益ランキング1位に

2020年1月に日本で正式リリースされた『アークナイツ』(Yostar)は、タワーディフェンスジャンルのモバイルゲーム。キャラクターの特性やスキルを生かした幅広い戦略性に加え、人気声優を起用したCVや物語性も人気の要素になっています。また、同作はTVアニメとしても展開されており、2023年12月2日にはTVアニメ『アークナイツ【冬隠帰路/PERISH IN FROST】』全話上映イベントが東京で開催されました。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、『アークナイツ』は2020年1月から2023年11月までに世界で11億ドル以上の収益を記録しています。

『アークナイツ』世界累計収益約1600億(11億ドル)を突破。Yostarは多彩なジャンルでバランスの取れた収益を獲得

同期間において、日本は『アークナイツ』の世界最大の市場で、40%を占めています。2位は中国で33%、3位はアメリカで9%と続きます。

『アークナイツ』は2023年11月7日から期間限定イベントのサイドストーリー「孤星」をスタート。★6のミュルジスやホルハイヤなどがピックアップ対象のリミテッドスカウト・祭シリーズ「真理の在処」に加えて、期間限定パックなどを展開し大きく収益を伸ばしました。

Sensor Towerのデータによると、日本のApp Storeのトップ収益ランキングにおいて、同イベント開始当日の2023年11月7日に60ランク以上の上昇で1位を獲得しました。その後6日間はトップ20位圏内で推移しており、同作パブリッシャーのYostarの収益に貢献していることがわかります。

2023年11月8日の日本における収益は215万ドル以上に達しています。これは過去3ヵ月間の日本における日別収益としては最高となっています。

ブルアカ、雀魂、アズールレーンなど多彩なジャンルで好バランスの収益シェアを持つYostar

『アークナイツ』のパブリッシャーであるYostarは、複数のモバイルゲームをリリースしており、日本のモバイルゲーマーに支持されています。

Sensor Towerのデータによると、2023年1月から11月までの日本におけるYostarのモバイルゲーム別収益シェアは、『ブルーアーカイブ』が49%、『アークナイツ』が26%、『雀魂-じゃんたま-』が13%、『アズールレーン』が11%を占めています。

『アークナイツ』世界累計収益約1600億(11億ドル)を突破。Yostarは多彩なジャンルでバランスの取れた収益を獲得

上記のグラフからもわかるとおり、1つのモバイルゲームだけが突出した収益ではなくバランスの取れた収益シェアが同社の強みの1つといえます。また、同社のモバイルゲームは多彩なジャンルで展開されていることも特徴の1つです。

これら4タイトルのジャンルは、スクワッドRPG、タワーディフェンス、シューティング、麻雀といずれも異なるジャンルであり、各ゲームのメタ機能もそれぞれに特徴があります。1つのジャンルにおいて強いパブリッシャーは多くありますが、これだけ多彩なジャンルで収益を上げているパブリッシャーは数多くありません。

『アークナイツ』世界累計収益約1600億(11億ドル)を突破。Yostarは多彩なジャンルでバランスの取れた収益を獲得

また、Yostarのモバイルゲームは、各ジャンルにおいても際立った実績を残しています。Sensor Towerのデータによると、2023年1月から11月までの日本における収益では、『ブルーアーカイブ』がスクワッドRPGジャンル収益で3位、『アークナイツ』がタワーディフェンスジャンル収益で1位、『雀魂-じゃんたま-』が麻雀ジャンル収益で1位、『アズールレーン』がシューティングジャンル収益で2位となっています。

『アークナイツ』世界累計収益約1600億(11億ドル)を突破。Yostarは多彩なジャンルでバランスの取れた収益を獲得

収益をバランス良く上げていることは、これらのタイトルのトップ収益ランキングからもわかります。2023年10月20日から11月30日までの日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングの推移を比較すると、Yostarの各タイトルは交代する形で上位に入っている傾向がわかります。

『アークナイツ』世界累計収益約1600億(11億ドル)を突破。Yostarは多彩なジャンルでバランスの取れた収益を獲得

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

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