Epic Gamesが運営するサバイバルシューター『フォートナイト』内に新作ゲームが3本追加される。今回登場するのは『LEGO Fortnite』、『Rocket Racing』、『Fortnite Festival』だ。
アメリカ・ニューヨークにてメディア向けに開催されたハンズオンデモイベントでは、それぞれのタイトルを試遊できた。本記事では、2023年12月9日にリリース予定の『Rocket Racing』のレビューをお届けする。『LEGO Fortnite』については別の記事をチェックしてほしい。また、『Fortnite Festival』の記事も後日アップ予定だ。
なお、今回リリースされる3本は『フォートナイト』本編と同様に基本プレイ無料。それぞれ異なるゲーム性となっているので、どれかひとつでも気になる方は実際にプレイしてみてはいかがだろうか。
Destiny defined by the route. A route defined by the driver.
Catch a first look at the world of #RocketRacing https://t.co/SSsPlWboGg
— Rocket Racing (@RocketRacing)
2023-12-08 11:21:30
簡単操作で超絶機動レースが楽しめる!
本作はクルマを操作してサッカーのようなボール競技を行う人気タイトル『Rocket League』を手掛けた開発チーム“Psyonix”による新作レースゲーム。
『Rocket League』をご存知の方にとっては予想通りかもしれないが、本作もいい意味でブッ飛んでいる。というのも、本作でプレイヤーが乗り込むクルマはジャンプできるのだ。
もちろん、ただジャンプできるだけではなく、ジャンプして壁や天井に張り付きながら走行したり、ライバルたちを飛び越したりもできる。
コースもジャンプありきのユニークな形状となっているので、「あそこに壁があるからジャンプしよう」、「天井に張り付いて地上の人をまとめて抜こう」といった具合に、ジャンプを駆使して位置取りを変えながら走る唯一無二のレース体験が味わえた。
また、ドリフトも重要な要素だ。カーブの際に大きく曲がることでドリフト状態に移ることができ、しばらくドリフトを継続するとドリフト終了時に加速できる。
ドリフトというと難しい印象を受けるかもしれないが、本作でのドリフトはかなり簡単。実際、筆者はあまりレースゲームが得意ではなく、ほかのゲームではカーブの際に頻繁にスピンしてレースどころではない状態になってしまうのだが、本作では一度もスピンすることなく楽しくプレイできた。
ドリフトをキメると、ブーストのゲージも早く溜まる。ブーストは発動することで一気に加速できるアクション。うまく使えばライバルをごぼう抜きしたり、距離を大きく詰めることができる。
ジャンプ、ドリフト、ブーストを駆使して行う高機動かつハイスピードなレースは、とにかく疾走感が気持ちいい!
操作も非常にカジュアルで、レースゲームにあまりなじみのなかった筆者でもすんなりと操作を覚えてすぐにドライビングを楽しめたので、レースゲーム初心者にもオススメだ。
とことん速さを追求できる奥深さも
今回のハンズオンデモでは開発陣もプレイヤーとして参加していたのだが、目の前でジャンプして滝の中に消えたと思ったら、遥か前方にショートカットしていた。ドリフトの際のコース取りも非常に巧みで、後ろから眺めていて美しさすら感じたほど。
前述した通り操作は簡単なので間口は広いが、やり込むことでさらなる速さを追求できるような奥深さもあるのだ。
コースも多彩で、操作の練習にちょうどいい簡単なコースから、障害物が設置された難しいコースまで、景観も難易度もバリエーション豊富。
リリースと同時にランクマッチも開始されるとのことだったので、レースゲームの腕に覚えがある方はぜひいろいろなコースを練習して挑んでみてはいかがだろうか。
なお、本作は最大12人でのマルチプレイが可能。
ほかのタイトルと同様、『フォートナイト』をインストールしていれば無料で遊べるので、バトルロイヤルで疲れたときの息抜きにでもフレンドと遊んでみてほしい。きっとすぐに本作のユニークなレース体験のとりこになるはずだ。