比類なき爽快感のバレットアーツ
2022年(令和4年)10月28日は、Nintendo Switch用『ベヨネッタ3』が発売された日。本日で発売から1周年を迎えたことになる。
『ベヨネッタ3』はプラチナゲームズが開発を手掛け、任天堂から発売された“∞(ノンストップ)クライマックス・アクション”ゲーム。ナンバリングが示す通り『ベヨネッタ』シリーズの3作目にあたり、前作『ベヨネッタ2』からは約8年ぶりの登場となった。発売が発表されてからも5年近く経ってしまったので、いまかいまかと待ち続けたファンにとっては感慨深い日になったんじゃないかな。
∞クライマックス・アクションという呼び名に相応しい、息を呑むような展開と迫力満点のバトルシーンがシリーズのセールスポイント。両手両足に装備した四丁ひと組の愛銃の銃撃と打撃を織り交ぜた、ベヨネッタのスタイリッシュな技“バレットアーツ”の数々に今回も魅了されてしまった人が続出したんじゃないだろうか。
本作の魅力のひとつは、当然ながら圧倒的な存在感を放つ主人公、魔女ベヨネッタの存在が挙げられる。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』にもファイターとして登場するため若いゲームユーザーにとってもなじみ深いキャラクターのはずだ。
すらりとしたプロポーションに、黒髪とメガネ、口元のほくろ。奇抜な衣装を身にまといつつ肌を見せるセクシーな演出、サディスティックで過激な攻撃。それでいてエレガントな雰囲気を併せ持つといった具合に類を見ない主人公となっている。
『ベヨネッタ3』のキービジュアルでは、幼少期のセレッサ時代を彷彿とさせるような三つ編みおさげのヘアースタイルをしていたのでかなりのインパクトだった。コスチュームもいつも以上に多彩な装いを見せてくれるところもよかったんじゃないかな。
今回ベヨネッタが戦うのは、混沌界(人間界)から現れた人造兵器“ホムンクルス”。新キャラクターの“ヴィオラ”とともに次元超えた平行世界を舞台に壮絶な戦いを挑んでいくことになる。
東京や中国、エジプトなど、次元を超えてさまざまな世界を渡り歩くため、ゲーム中のロケーションが豊富な点もプレイヤーを飽きさせなかった。道中でミニゲーム的なものが散りばめられているのもシリーズの伝統で、“ジャンヌのスパイアクション”をはじめとする多種多様な遊びを体験できたのも相変わらずでうれしかった。
アクションの爽快さは『ベヨネッタ3』でも健在だ。敵の攻撃を受ける寸前に回避を行うことで発動し、時間の進みが遅くなる“ウィッチタイム”や、敵がひるんだ隙に仕掛けられる処刑器具を使った残酷な“トーチャーアタック”など、おなじみの要素の数々は一層パワーアップ。
今回新たに加わった“デーモン・スレイブ”では、みずからの髪の毛を触媒に巨大な魔獣を召喚し、意のままに操ることができる。コンボの途中で魔獣を呼び出して絶大な威力の攻撃をお見舞いしてやったときなどは豪快さに磨きがかかってより気持ちがいい。スケールの大きさがスゴイところもイカしている。
2023年3月17日には、『ベヨネッタ』シリーズから生まれたスピンオフ作品『ベヨネッタ オリジンズ: セレッサと迷子の悪魔』が発売。こちらはベヨネッタがセレッサと呼ばれた少女時代を舞台にしており、本編とはまったく異なるゲーム性が魅力となっている。
現在、Nintendo Switchでは初代『ベヨネッタ』から『ベヨネッタ オリジンズ』までシリーズ全作品をプレイ可能。未体験であれば最初から順番に遊んでみるのもいいんじゃないだろうか。
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