2022年10月28日に、Nintendo Switchにて任天堂より発売される『ベヨネッタ3』。本作は現代に蘇った魔女・ベヨネッタが活躍する、プラチナゲームズ開発によるアクションゲーム。ベヨネッタと新たなキャラクター・ヴィオラが、新たな脅威に立ち向かうシリーズ最新作だ。

 本記事では本作を遊ぶうえで序盤に知っておきたいお役立ち情報をお届け。ゲームの進めかたや豆知識、そしてバトルにおけるベヨネッタとヴィオラの立ち回りについても伝授する。

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ステージの進めかた

 本作はチャプターに分かれた各ステージを攻略しながら、ゲームを進めていく。基本は道なりに進めていくだけでステージが進行するほか、もし迷ってもどこに行けばいいのか提示してくれるナビ機能もあるので、行き詰まることは少ないはずだ。ステージ進行において、達成しておきたいサブ要素について解説する。

隠しVerseを見つけよう

 バトルをするシーンでは“Verse”というチェックポイント的なもので区切られている。クリアーすると、メダルを獲得できる。メダルの列はステージ進行に沿った順番で配置されており、ただ道なりに進んでいるだけでは、おそらく空欄ができることもあるだろう。

 空欄ができるということは、隠しVerseがその手前にある証拠。もしステージを引き返せるようなら、一旦戻って探してみたり、1度チャプターをクリアーしてから、再度隠しVerseを探すといい。

『ベヨネッタ3』序盤に役立つ攻略情報。探索・隠し要素などステージ進行や、ベヨネッタ&ヴィオラのバトルに役立つ豆知識などを伝授
Verse3をクリアーしたところ。画面中央上部あたりに表示されているのが、各Verseの評価を表すメダルだが、Verse1と3のあいだに空欄がある。つまり、Verse2を見逃して進んでしまっているということだ。

 特徴的な隠しVerseがふたつあり、ひとつは隠された場所や脇道に存在する、神々しく輝くエリア。ここに入ると、これまでのシリーズ作品でも敵として登場した、天使たちが登場する。天使たちは倒すことで、ショップで特別なアイテムを購入する際に使用する“ヘイロウ”というゲーム内ポイントをゲットできる。おもに衣装系などのサブ要素に使用するので、ぜひとも達成しておきたい。

 もうひとつが、特定の条件達成を目指すチャレンジVerse・ニヴルヘイム。こちらは光る円のような入り口が隠されている。条件は比較的やさしいものから、達成するのが困難なものまでさまざま。失敗したとしても即リトライが可能で、かなり再挑戦しやすいので、諦めずにチャレンジしてみよう。クリアーすると、ベヨネッタたちの体力か魔力を向上させる強化アイテムが手に入る。

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光るエリアに近づくと、天使戦が始まる
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ちょっとした場所を探索すると……
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ニヴルヘイムの入り口を発見。天使戦と同じく光っているので、比較的見つけやすい。

オブジェクト破壊はデーモン・スレイブで

 本作のステージにはさまざまなオブジェクトがあり、壊すことでゲーム内ポイントやアイテムなど、さまざまなものが手に入る場合がある。また、隠し要素の発見につながることもあるので、壊せるものはガンガン壊していきたい。

 ベヨネッタたちの攻撃アクションで破壊するのもいいが、手っ取り早く壊せるのが、デーモン・スレイブ。出現時に攻撃判定を出しながら登場するため、巨体を生かして超広範囲でオブジェクトを破壊してくれる。移動しながらちょくちょく呼び出すだけでも、思わぬ発見をする場合もあるだろう。

隠し要素のヒントは白い花

 ステージ中には白い花のようなものがいたるところに咲いており、触れたりすることでアイテム購入などに必要なゲーム内ポイント“エンブリオ”が手に入る。単純にポイント稼ぎとして触れるのもいいが、ゲーム的には一種の導線・ヒントになっている場合がある。

 たとえば白い花が密集しているエリア、または断続的に道のように続いて白い花がある場所など、その先や付近には何かしらの隠し要素が置かれている場合が多い。探索時には白い花を頼りにいろいろと探してみよう。

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白い花を辿って上に行くと……
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宝箱的なものを発見。などなど、さまざまなヒントとなっている。

事象の残滓の解放方法

 各ナンバリングチャプターでカラスのナイトクロウ、猫のダークキャット、カエルのブラックトードを見つけて捕まえると、裏チャプター“事象の残滓”が開放される。どれも小さいので、しっかりとステージを探索しないとスルーしてしまいがち。また、見つけても捕まえるのも難しかったりする。

 カエルはいちばんカンタンで、カエルの鳴き声が聞こえたら、それがその周囲にいることを知らせるヒントとなる。カエルは動かない代わりに見つけにくい場所に張り付いている場合が多い。鳴き声を頼りにじっくり周囲を観察しよう。

 カラスは特定の場所に止まっていて、おもに高いところにいる場所が多く、そこそこ見つけやすい。近づくとベヨネッタたちから離れるように飛び回るが、ただ後ろを追い回しても、なかなか追いつけない。1度飛び始めると、カラスはある程度決まったコースを飛ぶようになっている。そのため、事前にコースを確認してから先回りするように追いかけると捕まえやすい。

『ベヨネッタ3』序盤に役立つ攻略情報。探索・隠し要素などステージ進行や、ベヨネッタ&ヴィオラのバトルに役立つ豆知識などを伝授
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 ネコは地面にいるため見つけにくく、探索しないと見つからないような場所に隠れていることも多い。また、近づくとベヨネッタたちから反対方向に回るように逃げるため、追いかけるのもかなり難しい。オススメなのは、急接近技を使うこと。

 ベヨネッタのカラーマイワールドの“ブリンクチャージ”や、ヴィオラの“シュレッダー”など、敵に急接近できる技を、ネコが逃げ始めないギリギリからくり出そう。一気に近づいて、そのままネコをキャッチできる。ただし段差がある場所には弱いので、直線で接近できる場所から狙うといい。

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ムービースキップのショートカット

 ムービーはポーズ画面からスキップを選ぶことで飛ばすことができる。ZRボタン+マイナスボタンでも飛ばすことができるので、チャプターをやり込む際にぜひ活用しよう。なお、ロードが完了するまでスキップできないシーンもあるため、スキップできない場合は少し待ってみよう。

ベヨネッタの立ち回り

 主人公ということもあり、ゲーム中の大半のシーンで操作することになるのは、やはりベヨネッタ。ベヨネッタは武器を切り替えて戦うオールラウンダーであり、プレイヤーのカスタマイズや操作次第で、非常に自由な立ち回りが可能だ。できることが非常に多いが、そのぶんどの行動を取ればいいのか初心者にとっては迷いやすいところ。基本的なベヨネッタの使いかたを伝授しよう。

まずは回避!

 攻撃の前に覚えたいのが、回避の存在。ベヨネッタは基本的にガードを持たず(跳ね返し技ならば習得・装備することもできる)、回避で敵の攻撃を避けていくのがディフェンスの基本となる。

 敵の攻撃をギリギリのタイミングで回避すると“ウィッチタイム”が発動。敵の動きが遅くなり、一定時間有利な状況を作り出すことが可能だ。できれば狙っていきたいところだが、慣れないうちは攻撃を引き付けてウィッチタイムを狙うのは非推奨。

 ウィッチタイムのタイミングは比較的緩いので、ギリギリを狙わずに、ただ回避しようとするだけでも発動することもある。ギリギリになればなるほどウィッチタイムの発動時間は伸びるのだが、攻撃を食らわないことが最も重要。まずは回避することに専念しよう。

 敵の攻撃がどんなものか分からなかったら、ただ連打するだけでもそこそこ安全に切り抜けられる。ただしベヨネッタは連続して回避しすぎると、華麗なポーズを決めて隙が生まれてしまうので、そこそこの連発に留めたい。

 また、一部の敵の攻撃は、発動タイミング時に手元などが光って攻撃の合図を教えてくれるので、ウィッチタイム発動のヒントとして見極めよう。

『ベヨネッタ3』序盤に役立つ攻略情報。探索・隠し要素などステージ進行や、ベヨネッタ&ヴィオラのバトルに役立つ豆知識などを伝授

バットウィズインを解放しよう

 スキルツリーが使えるようになったら、ベヨネッタのスキル“バットウィズイン”を真っ先に解放しよう。バットウィズインは、攻撃を食らった瞬間に回避ボタンを押すと、ダメージを無効化してウィッチタイムが発動するスキル。もし回避が遅れてもウィッチタイムが発動する可能性がある、保険スキルとなっている。

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コンボ攻撃について

 パンチ(P)・キック(K)・射撃(S)の3つのボタンを組み合わせて、いろいろな攻撃を叩き込んでいくのが攻撃の基本。パンチ連打、またはキック連打でもコンボ攻撃がくり出せるので、慣れないうちはそれだけでもオーケー。射撃は威力が低いが遠距離攻撃が可能で、ゲーム的にはコンボカウントの繋ぎとしておもに使用するので、最初のうちはサブ攻撃として使う認識でいるのがオススメ。

 慣れてきたら、強力なコマンド攻撃も使っていきたいところ。本作には膨大な種類のコマンド攻撃があるが、すべてを使いこなす必要はない。いくつか使いやすいものを選んで、それらを軸に立ち回るといいだろう。

 武器にもよるところだが、まずオススメなのはPKP。3ボタンで強力なコンボフィニッシュを叩き込めるので、コンパクトかつ高威力な攻撃をくり出せるのが魅力。

 また、↓↑Pや、習得すると使用可能になる左スティック1回転+P、Kもオススメ。どれも1発でデーモン・マスカレイド状態の攻撃を出せるので、お手軽で強力だ。

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デーモン・スレイブについて

 ベヨネッタの主力とも言えるのが、大魔獣を呼び出すデーモン・スレイブ。非常に強力なシステムとなっているので、呼び出せる場所では積極的に使用していこう。使いかたとしては、大魔獣にすべてを任せるのではなく、ベヨネッタといっしょに攻め込むようにするといい。

 ちなみに、デーモン・スレイブはZLボタンを押すだけで地上に呼び出せるが、空中で呼び出すと、空中から降下するように召喚できる。地上へ向けて踏みつけるように召喚できるので、空中に浮いている敵にとくに有効な呼び出し方法だ。

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地上の敵も、魔獣を空中で呼び出すと……
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グシャッとボディプレス。先手を取りやすい一撃だ。

 魔獣といっしょに攻め込む場合は、行動を予約しよう。画面中央下にふたつのアイコンがあるが、最大ふたつまで魔獣の行動を予約できる。アイコンが2個並んだらZLボタンを離してもベヨネッタは普通に動けるし、魔獣もその行動が終わるまで攻撃し続けてくれる。
 
 予約する攻撃は、ベヨネッタが動く時間を長くするために、攻撃モーションが長めの攻撃がオススメ。ゴモラの場合はYボタンで吐く炎攻撃、または左スティック1回転+Kのテイルスピンが、攻撃範囲も広く動作が長い。マダム・バタフライはほとんどの技がスピーディーに終わるので難しいが、左スティック1回転+Kで出せる、回転キックの“独楽蝶”が比較的長めで、いっしょに行動しやすい。

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ヴィオラの立ち回り

 ヴィオラは半人前ということもあり、ベヨネッタよりも万能ではなく、ウィッチタイムも上級者向き。アクションはヴィオラ専用のものだが、基本の操作感や攻撃アクションの手触りはベヨネッタと変わらない使い心地なので、さほど違和感なく戦えるだろう。

ガードがある!

 ヴィオラはベヨネッタと違い、刀によるガードを使うことができる。連続ガードしすぎると体勢を崩されてしまうものの、ある程度までは連続攻撃もノーダメージで凌ぐことができるので、積極的にガードを狙おう。

 オススメなのは、つねにガード(構え)ボタンの、Rボタンを押しっぱなしにしておくこと。押したまま回避や攻撃をすることも可能で、各動作が終わると、そのままガードの構えに移行する。立ち回りではつねに構えながら戦うと、ダメージを受けにくい。

 とはいえ、ある程度相手の攻撃を予測することができるのなら、回避で敵の攻撃を避けながら戦うほうが比較的安全だ。ヴィオラの回避はベヨネッタよりも距離が短く性能は低いが、連打してもポーズを決めることはないのでペナルティーは発生しない。

ウィッチタイムはシビア!

 ヴィオラは、ジャストガードによってウィッチタイムが発動する。ただし判定はベヨネッタよりもシビアで、ちょっと甘いジャストガードだと、1秒くらいでウィッチタイムが終わるほどに短く、あまり機能しない。しっかり引き付けてからジャストガードすることで、バトルで活用できる長いウィッチタイムとなるのだ。

 そのため、ヴィオラ操作でウィッチタイムを狙いながら戦うのは、かなりの上級者向けとなる。慣れないうちは、発動できたらラッキーという程度に考えて、ガードまたは回避でしっかりダメージを食らわないように立ち回ろう。

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シノビ・スライドを習得しよう

 スキルのひとつ“シノビ・スライド”は、刀を構えながら前進し、その後斬り付ける移動攻撃。移動中は刀で攻撃を弾きながら斬りつけるため、安全に敵へ近づくことができる。移動速度自体はそこまで早くはないが、中距離から敵へ接近するのに向いた技だ。

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チェシャに任せよう

 ヴィオラはデーモン・スレイブボタンで、刀を投げつけて魔獣・チェシャを呼び出す。チェシャは自動で戦闘をしてくれるため、ベヨネッタと違い、ただZLボタンを押しているだけで魔獣といっしょに攻め込むことができる。

 そのため、デーモン・スレイブを絡めた立ち回りに関しては、ヴィオラは初心者向けと言えるキャラクターとなっている。なおチェシャを召喚しているあいだは、ヴィオラは素手で立ち回ることになる。素手の技は連打が効く技が多いが、使用感としては、刀装備時とさほど大きくは変わらない。

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 素手状態の最大のデメリットはウィッチタイムが使用できなくなること。そして、ガードが1発ぶんしか耐えてくれなくなる点。慣れないうちはダメージを受けやすくなる。チェシャに任せていれば次第にトーチャーアタックが使用可能になるので、ガンガン攻め込まずにチェシャ主体で立ち回るのもいいだろう。

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