Sensor Towerは、2023年9月14日に正式リリースされたNianticとカプコンのタッグによる位置情報ゲーム『モンスターハンターNow』が9月末までに世界収益が約30億円(2000万ドル)を突破したと発表した。

 また、本作は日本のApp Store無料ダウンロードランキングでも9月18日まで1位を記録し、一度2位に順位を下げたものの9月22日から同月末まで1位をキープ。トップ収益ランキングにおいても、18位スタートの好調ぶりで正式リリース11日後には1位を獲得している。

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以下、リリースを引用

Monster Hunter Nowが2023年9月末までに世界収益2,000万ドルを突破、日本の位置情報ゲーム市場の競争激化

人気のハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズのIPを活用した位置情報ゲーム『Monster Hunter Now』が2023年9月にリリースされ、9月末までに世界収益2,000万ドルを突破しました。日本では、『Pokémon GO』や『ドラゴンクエストウォーク』などの位置情報ゲームが人気を得ており、この一角に『Monster Hunter Now』が入り込む様相を呈しています。

『モンハンNow』世界収益が約30億円(2000万ドル)を突破。『ポケモンGO』『ドラクエウォーク』など位置情報ゲームとの比較データも公開

モンハンNowは正式リリース初日から無料DLで1位、ゲーム内イベントとTGSに合わせて収益も上昇して1位に

2023年9月14日に正式リリースされた『Monster Hunter Now』(Niantic)は、CAPCOMのハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」シリーズのIPを活用した位置情報ゲームで、パブリッシャーは『Pokémon GO』でおなじみのNianticです。

Sensor Towerのデータによると、2023年9月14日の正式リリースから同月末までに世界収益2,000万ドルを突破する好スタートが確認できます。市場別収益シェアでは、日本がトップで67.3%です。2位はアメリカ(10.1%)、3位は香港(9.5%)と続きます。

『モンハンNow』世界収益が約30億円(2000万ドル)を突破。『ポケモンGO』『ドラクエウォーク』など位置情報ゲームとの比較データも公開

『Monster Hunter Now』の日本での人気はランキングでも確認できます。同作の正式リリース当日から、日本のApp Storeにおける無料ダウンロードランキングで1位となり、その後9月18日まで1位をキープ。いったん2位に順位を下げたものの、9月22日から同月末まで1位をキープしました。

『モンハンNow』世界収益が約30億円(2000万ドル)を突破。『ポケモンGO』『ドラクエウォーク』など位置情報ゲームとの比較データも公開

トップ収益ランキングにおいても18位スタートの好調ぶりで、正式リリース11日後には1位を獲得しました。この日(2023年9月24日)は後述するゲーム内イベント「ディアブロス襲来!」の展開に加え、東京ゲームショウ2023の最終日でもあり、会場では同作の開発者たちが登場するステージイベントも催され、よりプレイヤーの熱が高まったと推測できます。

ポケモンGO、ドラクエウォーク、信長出陣、モンハンNowの4タイトルの日本9月収益は6,500万ドルを超える

位置情報ゲームは人気のモバイルゲームジャンルの1つで、日本では『Pokémon GO』や『ドラゴンクエストウォーク』(SQUARE ENIX)がランキング上位の常連となっています。この2つのモバイルゲームは、『Pokémon GO』が2016年7月リリース、『ドラゴンクエストウォーク』が2019年9月リリースで、長きに渡ってユーザーからの支持を得続けています。

こうした状況の中、2023年8月31日に『信長の野望 出陣』(KOEI TECMO GAMES)、2023年9月14日に『Monster Hunter Now』がリリースされ、位置情報ゲームの競争が激化しています。Sensor Towerのデータによると、日本における各タイトルのリリースから2週間の収益比較では、『ドラゴンクエストウォーク』が圧倒的で、4,000万ドル以上の収益を達成しています。

『モンハンNow』世界収益が約30億円(2000万ドル)を突破。『ポケモンGO』『ドラクエウォーク』など位置情報ゲームとの比較データも公開

これらの4タイトルはいずれも人気IPを活用した位置情報ゲームですが、日本でのドラクエ人気を証明する形となっています。また、『Monster Hunter Now』は同期間に1,200万ドル以上の収益を達成し、『Pokémon GO』を超える勢いが確認できます。

また、これら4タイトルの2023年9月の収益比較では、『Monster Hunter Now』の勢いが際立っています。Sensor Towerのデータによると、日本における同期間の収益比較で同作が1,400万ドルを突破しており、2位の『Pokémon GO』に迫る収益を記録しています。

『モンハンNow』世界収益が約30億円(2000万ドル)を突破。『ポケモンGO』『ドラクエウォーク』など位置情報ゲームとの比較データも公開

1位の『ドラゴンクエストウォーク』は集計期間中に4周年イベントが開催されており、大きく収益を伸ばしていることがわかります。一方の『Monster Hunter Now』は、2023年9月23日、24日限定で「ディアブロス襲来!」の同作初のゲーム内イベントを展開、HR11以上で参加できるこのイベントでは砂漠エリアにディアブロスがより多く出現し、期間限定のイベントクエストも実施されました。

『Monster Hunter Now』は集計期間が2週間余りであることを考えると、ハイペースでの収益化に成功していることがわかります。その一方で、リリースから4年以上が経過している『Pokémon GO』と『ドラゴンクエストウォーク』が長きに渡って支持されていることも確認できます。これら4タイトルの位置情報ゲームの2023年9月の収益は6,500万ドルを超えており、強力なIPと位置情報ゲームとしてのゲーム性が日本のモバイルゲーマーに支持されていることが証明されています。

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

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[2023年10月20日16時15分修正]
記事内の一部表記を修正いたしました。

[2023年10月23日17時56分修正]
記事タイトルに誤りがあったため、該当箇所を修正いたしました。読者並びに関係者の皆様にご迷惑をおかけしたことをお詫びいたします。