※本記事は、2022年9月30日にアップした記事を再編集したものです。
若者たちの運命を描く“トライアングルストーリー”
いまから28年前の1995年(平成7年)9月30日は、スーパーファミコン用ソフト『聖剣伝説3』がスクウェア(当時)から発売された日。
アクションRPG『聖剣伝説』シリーズの3作目として発売された本作。ゲームは6人の中からひとりを主人公に選び、残りのふたりを仲間として選択し、合計3人で冒険することになります。選んだ主人公だけでなく連れている仲間によってセリフや展開が異なるため、組み合わせを変えて何度もプレイする楽しさがありました。
また、ニンテンドウ 64発売直前のスーパーファミコン末期に発売された作品ということもあり、ドット絵の美麗なグラフィックも見どころでした。
ストーリーは個々のキャラクターで異なりますが、“平和な日々が、突如現れた謎の勢力の襲撃で失われてしまい、主人公が冒険に旅立つ”という流れが多いです。
辛い経験をした主人公が仲間と出会い、支え合いながら試練を乗り越えていく姿は胸を打ちます。敵側もしっかりと戦う理由を持っていたため、ドラマが奥深かったです。
主人公は、アマゾネス軍のリーダーであるリースがとくに人気。彼女はその後に発売された格闘ゲーム『ミリオンアーサー アルカナブラッド』にも参戦しました。
フィールドは、移動範囲が短く区切られているのが特徴でした。前作では仲間が地形に引っかかってしまうと戻って引っかかりを解く必要がありましたが、本作では置き去りにしたまま画面外に出てもパーティーに復帰するようになり、移動中のストレスがなくなりました。
キャラクターにはクラスがあり、条件を満たすことでクラスチェンジをすることが可能。“光”と“闇”のどちらか一方しか選べないので、悩むポイントでした。なお、当時の自分は厨二病ど真ん中だったので、迷わず闇にしました(笑)。
最初に“風の回廊”でクラスチェンジをする際、レベルが規定条件に届かず苦労したユーザーも多いのでは? 開発者の石井浩一氏と田中弘道氏が語った当時の制作秘話によると、当初はもっと早い段階でクラスチェンジが行えるように検討されていたとか。その点は、3Dでフルリメイクされた『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』でバランスが調整されています。
そんな本作はNintendo Switch用ソフト『聖剣伝説コレクション』に収録されています。また、前述した『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』が、Nintendo Switch、プレイステーション4、PC(Steam)、iOS、Androidで発売中です。
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