2023年9月21日(木)~24日(日)に幕張メッセで開催される“東京ゲームショウ2023”。ホール9~10にはVR/ARコーナーが設けられ、VRヘッドセットを筆頭に、最新のハードウェアを駆使して、デジタル世界へのダイブ体験を楽しめます。

 中にはおもちゃとしては手が出しにくいようなお値段のものもチラホラ。ふだんはなかなかできない、まさに特別な体験をできるのは、こういったイベントの醍醐味です!

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銃で撃たれる感覚を味わいたくないか。東京ゲームショウのVR会場を自分の足で歩いて、米空軍の訓練用機材で戦闘機を操縦。VR展示おすすめスポット【TGS2023】

VRで“肌に触れる”

銃で撃たれる感覚を味わいたくないか。東京ゲームショウのVR会場を自分の足で歩いて、米空軍の訓練用機材で戦闘機を操縦。VR展示おすすめスポット【TGS2023】

 bHapticsブースでは、触感グローブや触覚スーツといった、触感をフィードバックするアイテムを体験可能。SNSのようなコミュニケーションゲームやシューティングゲームを通して、“肌に触れる”VRを楽しめます。フル装備するとこんな感じ。

銃で撃たれる感覚を味わいたくないか。東京ゲームショウのVR会場を自分の足で歩いて、米空軍の訓練用機材で戦闘機を操縦。VR展示おすすめスポット【TGS2023】

 つよそう。

 上の写真ではコントローラーを持っていますが、グローブに変えることで手の触感を感じることもできます。ハイタッチをすれば、手がぶるぶる震える! 銃撃戦をくり広げれば、銃を撃ったり撃たれたりしたときに身体がぶるぶる。これが痛みの感覚……。

 なお、機材はすべて揃えると15万円を軽く超えます。ほしい。

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銃で撃たれる感覚を味わいたくないか。東京ゲームショウのVR会場を自分の足で歩いて、米空軍の訓練用機材で戦闘機を操縦。VR展示おすすめスポット【TGS2023】

VRで“全身を動かす”

銃で撃たれる感覚を味わいたくないか。東京ゲームショウのVR会場を自分の足で歩いて、米空軍の訓練用機材で戦闘機を操縦。VR展示おすすめスポット【TGS2023】

 頭、両手、腰、両足といった感じで、身体の部位をトラッキングして、自身のVR上の身体で動きを完全再現するフルトラッキング。VRの没入感を上げるという意味で、もっともメジャーな体験ですが、自身で用意しようとすると安くても10万円くらいは必要。ちょっぴり高級品です。

 そんなフルトラッキングを完全無線で体験できるのがIMRnextブース。Valve Index用の無線アダプター“nofio”を、米国Tundra Labs社製の“Tundra Tracker”および中国N7R社製の“EOZ VRトラッカー用ストラップ”各種と組み合わせ、PCVR用無線フルボディトラッキングとして体験できます。

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 試遊中には、メタバースプラットフォーム『バーチャルキャスト』の空間で、ユーザーのみなさんがリアルタイムに操作方法を教えてくれたり、いっしょに遊んでくれたりします。とっても楽しい。

 なお、同ブースでは10時から17時までの各時00分から、リアルアバターダンス(フルトラ装備)のパフォーマンスも実施されるとのこと。噂ではブレイクダンスを披露するとか……。

VRで“自分の足で歩く”

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 現在のVR空間は、スティック操作で移動するのがスタンダード。日本の家って、そんなに大きくないしね。しかし、そんな狭い空間でも、VR空間を自身の足で歩くことができる夢のガジェットが“KATVR”。

 販売元であるKATVR JAPANのTGSVRブースでは、特別に“KATVR”を使って“TOKYO GAME SHOW VR会場”に現実の会場から飛び込めます。リアル会場よりたぶん……いや、かなり広いVR会場を足で歩くのはたいへん! でも、その疲労感が心地いい⁉

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 なお、“KATVR”は家庭用向けモデルが定価約40万円。商業用モデルは定価187万円です。いよいよ手がでない価格帯になってまいりましたが、家庭用ならぎりぎり手が出るか……?

VRで“空を飛ぶ”

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 RAZBAM JAPAN - Vrgineers , DCS World -は、ハイクオリティな操縦体験ができるフライトシミュレーター(DCS World)と、機体モジュールを提供しているRAZBAM Simulationsの日本事務局が共同展開するブース。

 パイロット専用のヘッドセット“XTAL 3”と、Vrgineers社の“F-15E ストライク イーグル トレーナ”を使った、超本格的なVRフライトシミュレーターを体験できます。

 現在、これらのガジェットはアメリカ空軍の任務訓練でも採用されている超本格的なものであり、我々一般人が触れることすらなかなかできない貴重品。“XTAL 3”だけでも100万円を超えるらしく、まさにプロ仕様です。心なしかブースのひとたちも屈強そう。

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 実際に体験してみると、手に伝わるごつごつした機械の感触やパイロットシートの座り心地に高解像度で描写されるバーチャル空間でのコクピット映像があわさって、いまの俺はトム・クルーズだ。ずっと飛び続けていたくなるような夢の時間でした。

銃で撃たれる感覚を味わいたくないか。東京ゲームショウのVR会場を自分の足で歩いて、米空軍の訓練用機材で戦闘機を操縦。VR展示おすすめスポット【TGS2023】
銃で撃たれる感覚を味わいたくないか。東京ゲームショウのVR会場を自分の足で歩いて、米空軍の訓練用機材で戦闘機を操縦。VR展示おすすめスポット【TGS2023】

 近年、Meta QuestやPICO 4といったハードウェアの発売で、お手頃な価格で楽しめるようになってきたVRコンテンツ。VRはそれらを頭にかぶったときが入口。その先には、まだまだたくさんの可能性と、みんなの夢が広がっています。

 ご紹介した以外にも、なかなか体験のできない世界がたくさん詰まったエリアなので、ぜひ足を運んでくださいね!

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