2023年9月21日~9月24日の期間、千葉県・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2023(TGS2023)。※21日、22日はビジネスデイ。
コナミデジタルエンタテインメントブースでは、2023年11月16日発売予定のNintendo Switch用ソフト『桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~』(『桃鉄ワールド』)がプレイアブル出展されている。さっそくプレイしてみたので、その模様をリポートしよう。
『桃鉄ワールド』コーナーは国際空港をイメージした内装で、世界旅行気分を味わえる試遊体験が楽しめる。夜叉姫の新コスチュームと同じ制服を着たフライトアテンダント(スタッフ)に案内され、試遊のための航空券型チケットを受け取ったらゲームプレイがスタート!
地球をぐるぐる回してルートを開拓
試遊版ではプレイ期間が6ヵ月に定められており、時間としては15~20分程度。
自身とまめオニ、あかオニの3名で競うことになる。日本だけでなく世界中が舞台となっている『桃鉄ワールド』だが、基本ルールは従来の『桃鉄』シリーズと同じなので、過去作を遊んだことがある人はもちろん未プレイの人であってもすぐになじめるはず。
しかも、最初から便利なカードが揃った状態なので、ストレスなく遊べるようになっているのもうれしい。
カード欄最下段の“地球の裏側カード”は、まさに地球の真裏に一気に移動できるというカード(日本→ブラジルという感じ)。今回のプレイではうまい使いどころがなかったものの、目的地がいい感じに地球の裏側になった場合は使ってみてほしい。
最初の目的地はバンコクに決まり、さっそく移動開始。タイと言えば筆者(ソムタム田井)の名前と同じだし浅からぬ関係にあると言えるだろう。
ジェットカード(過去作の新幹線カードに相当)でサイコロを4つに増やして長距離移動を試みる。今回は世界が舞台ということもあり、たった6マス移動するだけで、東京から中国に行けてしまった。
ゲームプレイにおいてはなんら問題のないことだが、シリーズ作を遊んできた人ほど、たった1回サイコロを振るだけで日本を端から端まで移動できてしまうというのは、めちゃくちゃ長距離を動けているようで驚きというか新鮮な感覚だろう。
そしてもう1点、本作では全体マップが球体で表示される。地球をぐるぐる回すことで、各駅をつなぐルートやマスの配置が確認できるというところも直観的でおもしろい。
今回は限られた時間のプレイだったため必要最小限にとどめたが、この“地球を回す”感覚がじつに楽しい。
「ここにはこんな国があるのかあ」、「マップの飾りにに油井(ゆせい)が置かれてるってことは、このあたりは石油が採れるんだろうな」とか、ぐるぐる回して眺めているだけで楽しい。
製品版をプレイするときは時間を気にせず、心行くまで地球を回し尽くしたい!
……といったことを考えながらプレイを続けるうちに、バンコクに1位でゴール。約13億円もらえた。
大人になるにつれ援助金の額にロマンを感じるようになる。13億円もらえたら、何に使おうかなあ……。まあ、この原稿の原稿料と同じくらいの額だ(※)。
※文章には誇張表現があります。
異国情緒あふれる物件がずらり
資金も潤沢になり続けて物件を購入しようとしたところ、ここでまた新鮮な驚きが!
当たり前といえば当たり前なのだが、世界が舞台なだけあって、どの駅にも異国情緒あふれる物件がずらりと並んでおり、それらを見て回るのがまたおもしろい。
激辛麻婆豆腐店、トムヤムクン屋といった比較的想像しやすいものから、トルカリ食堂やビリヤニ食堂、モヒンガー屋台など、聞きなれない名称の物件まで、駅ごとに興味を惹かれる物件が満載なので、家で楽しむ際は検索もしながらプレイすることで、知識が一気に広がりそうだ。
ちなみに今回のプレイ中に見つけて、とくに気になったのが“ヒリヒリ動画会社”という物件。なんだか聞いたことがあるような……。残念ながら予算が足りず購入できなかったが、こういった元ネタがわかる物件を見つけるたびにニヤリとできるのも、『桃鉄』を遊ぶうえでの醍醐味といえるだろう。
キングボンビー襲来! 総資産1位は誰の手に!?
バンコクに1着でゴールしたことで気が大きくなり意気揚々と買い物を楽しんでいたところ、その隙を突かれて、つぎの目的駅にはライバル社長が先に到着。もっとも遠くにいたため貧乏神に取り憑かれてしまうことに……。
しかもすぐさま変身の気配!
しかもあろうことかキングボンビーにまで変身してしまい、絶体絶命の大ピンチに!
しかしここで、使用回数を残していた“双発プロペラカード”(過去作の新幹線カードに相当。本作の移動系カードは、燃料タンクというかたちで残りの使用回数が見えるので使いやすい)で長距離を移動し、まめオニにボンビーを擦りつけることに成功!
そうして終了時間ギリギリまでめぼしい物件を買い込んだり青マスで現金を増やしたりした結果、ぎりぎりだが総資産1位で試遊を終えることができた。
試遊後は“つぎの目的地ルーレット”に挑戦!
ゲームを体験したら終了……ではなく、こちらのコーナーにはまだまだお楽しみがある。
まずは『桃鉄ワールド』をプレイしたすべての来場者に、海外の定番おみやげをイメージしたキーホルダーをプレゼント。
さらに最終決算で総資産1位になると、ブース内の抽選会場で“次の目的地ルーレット”を回すチャンスを獲得できる。
こちらは、参加者自身がリアルにスイッチを押して、モニターに表示される目的地を決定するイベントで、出た目に応じて、“ハワイ気分”を味わえるスパリゾートハワイアンズのペアチケットや、“中国気分“を味わえる横浜中華街のお食事券など、豪華賞品がもらえる催しになっている。
さっそく挑戦してみたところ、目的地には幕張駅が表示され、ドリンク無料引換券をいただいたところで試遊体験は終了した。
本稿で興味が沸き、23~24日の一般公開日に『桃鉄ワールド』を遊んでみたいと考えている人は、プレイ時間が15分間であることを念頭に置いて試遊を楽しんでほしい。
最初から持っているカードをうまく利用すれば、目的地に1位で着くことや貧乏神を回避するのはそれほど難しくないので、あとは物件もこまめに購入しておけば、総資産1位になり“次の目的地ルーレット”にも挑戦できるはずだ。せっかくなら楽しく遊んで豪華賞品も当てて帰ろう!
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