ハイスピードローグライトアクション『Dead Cells』に『悪魔城ドラキュラ』とのコラボレーションDLC“Return to Castlevania”をセットにしたパッケージ版『Dead Cells: Return to Castlevania Edition』が、プレイステーション5、プレイステーション4、Nintendo Switch向けに2023年9月14日に発売される。
パッケージ版には、“Return to Castlevania”に加え、“Rise of the Giant”、“The Bad Seed”、“Fatal Falls”、 “The Queen and the Sea”のDLCも収録。これ1本で本作の追加要素をすべて遊ぶことができる。また初回限定生産の“コレクターズエディション”も用意されており、こちらにはアートブックやサウンドトラック、ラバーキーホルダーなど、6つの特典が同梱される。
■通常版パッケージ
- 『Dead Cells: Return to Castlevania Edition』
- 価格:4950円[税込]
- 収録内容
- ゲーム本編 (プレイステーション5、プレイステーション4 ゲームディスク / Nintendo Switch ゲームカード)
- 5つの追加コンテンツ(ディスクおよびゲームカードに内包)
- Return to Castlevania
- Rise of the Giant
- The Bad Seed
- Fatal Falls
- The Queen and the Sea
- イラストカード 2枚
■【コレクターズエディション パッケージ】 初回限定生産
- 『Dead Cells: Return to Castlevania Collector’s Edition』
- 価格:7678円[税込]
- 収録内容
- 『Dead Cells: Return to Castlevania Edition』 通常版パッケージ(プレイステーション5 / プレイステーション4 / Nintendo Switch)
- Dead Cells: Return to Castlevania Artbook(24ページ)
- Dead Cells: Return to Castlevania Original Soundtrack (28曲 CD 2枚組)
- ラバーキーホルダー
- 缶バッジ
- レンチキュラーカード
- ポストカード 2枚組
本稿では、そんなパッケージ版の発売を記念して、DLC“Return to Castlevania”の魅力を深掘りしていく。
※この記事は3gooの提供でお届けしています。
なぜ『Dead Cells』と『悪魔城ドラキュラ』がコラボを?
そもそも『Dead Cells』は、2018年8月7日にリリースされたローグライトとメトロイドヴァニアを合わせたアクションゲーム。プレイヤーは倒れても蘇る不死身の戦士を操作して、変化し続ける不気味で広大なマップを探索し、立ちはだかる怪物をせん滅していく。多彩な武器やアイテム、手強いモンスター、敵に倒されながら攻略法を思案するゲーム性、美麗で滑らかな2Dグラフィック・アニメーションが世界中のゲーマーを魅了し、世界的に大ヒットした。
ここで気になるのが、メトロイドヴァニアという言葉。探索型アクションゲームなどに含まれるサブジャンルの俗称で、『メトロイド』と『キャッスルヴァニア』というゲーム史に多大な影響を与えた2作品から生まれた言葉だ。あれ? 『キャッスルヴァニア』をご存じではない!? 補足しておくと、『キャッスルヴァニア』は『悪魔城ドラキュラ』の欧米版タイトル名で、海外ではこちらの名前で定着している。
『Dead Cells』の開発者の中には『キャッスルヴァニア』のファンもおり、雰囲気や演出など、本作に少なからず影響を与えている部分もある。加えて、2019年に京都で開催されたBitSummitでの、Motion TwinとKONAMIの出会いもあり、『Dead Cells』と『悪魔城ドラキュラ』のコラボが決定したのだ。この辺の詳しい経緯については下記の記事を参考にしてほしい。
親子が夢の共演! そんな親和性を感じさせるコラボ
今回のコラボの強みは何と言っても両者の世界観がバッチリ噛み合っている点だ。2D横スクロールアクション、探索要素、城や王座の間といった不気味さと壮大さを兼ね合わせたロケーション、多彩な怪物など、共通点がとにかく多い。そのため、もとから本作の世界に悪魔城があったのではないかと思わせるほどの親和性がある。BGMも原作のアレンジ楽曲などが収録されており、違和感は一切なし! しかも滅茶苦茶カッコイイのも大きな魅力だ。
世界観や雰囲気だけではない。ウィップソードやアルカードシールド、跳鉱石、クロス(十字架)などのコラボ装備も本作の世界に合わせた再現が成されており、強さ、デザイン、使い勝手ともに『悪魔城ドラキュラ』シリーズファンも納得のデキとなっている。
また本DLCに登場するリヒター・ベルモンドを操作する、DLCエリア限定の要素“リヒター・モード”も見逃せない。本モードでは主人公がリヒターに変更され、アクションも本家のリヒターと同じような仕様になる。不死身の戦士とはひと味も、ふた味も違った戦闘を楽しめる。また本作に影響を与えた『悪魔城ドラキュラ』のキャラクターが『Dead Cells』の怪物に挑むという姿も本DLCの魅力を引き立てる一因になっている。
リスペクトとファンサービス精神を強く感じられる『悪魔城ドラキュラ』とのコラボレーションDLC“Return to Castlevania”。脅威の親和性とハイクオリティな本家再現によって、シリーズファンも納得のデキになっている。同時にその親和性の高さからシリーズを知らない人でも違和感なく遊べるのが、本DLCの強みにもなっている。『Dead Cells』のゲーム性や世界観が好きなら買い! そんなDLCとなっているので気になる人はぜひ!
『Dead Cells: Return to Castlevania Edition』
- 発売日:2023年9月14日
- 対応機種:プレイステーション5、プレイステーション4、Nintendo Switch
- 発売元:3goo(パッケージ版のみ)
- 価格:通常版パッケージ/4950円[税込]、『Collector’s Edition』7678円[税込]
- ジャンル:アクション
- 対象年齢:CERO 15歳以上対象
- 対応言語:日本語、英語、フランス語、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、ロシア語、ポルトガル語、韓国語、中国語(繁体字/簡体字)