2023年8月23日~27日の5日間、ヨーロッパ最大級のゲームイベントgamescom 2023がドイツ・ケルンにて開催。
ブースを大々的に展開していた『Black Myth: Wokong』(日本語タイトルは『黒神話:悟空』)は、gamescom Opening Night Liveでも注目を集めた1作。おなじみ『西遊記』をモチーフにしたソウルライク風アクションRPGとなっている。
先日発表されたgamescom award 2023で“Best Visuals(最優秀ビジュアル)”に輝いたことからもわかる通り、同作の魅力のひとつとなっているのが、Unreal Engine 5を駆使しての美麗なグラフィック。主人公(名前は天命人というらしい)の毛並みの質感や背景の空気感など、驚くべきクオリティーとなっている。
gamescomの会場で試遊可能だったのは、ゲーム本編から試遊のために再構成したと思われるが、ザコ敵を撃破してボス(妖怪)を倒すという、本作の一連の流れを体験できるもの。しかも太っ腹なことにボスは4体用意されていて、倒した妖怪の数に応じてノベルティグッズをもらえるようになっていた。来場者は、この難易度の高い挑戦に、気合を燃やして取り組んでいたようだ。
操作方法は、Xが通常攻撃、Yが大攻撃、Aがジャンプ、Bが回避というもの。天命人は棍術を得意としているが、さらに法術や神力、天賦などにも通じており、武器や装備などを組み合わせて多彩な攻撃を仕掛けられるようになっている(ちなみに回復は“酒を飲む”)。
本作の大きな魅力のひとつは、敵として立ちはだかる妖怪たち。妖怪たちにはそれぞれ異なる生い立ちや、戦う動機などがあるようだ。そんな敵とどう関わっていくのかも本作の遊びどころのひとつとなる。攻撃方法も妖怪に応じて多彩で、毒を吐いてくる妖怪や刀で向かってくる妖怪など、敵の属性を見極めて戦う必要があるようだ。
また、それぞれの妖怪ごとに、雪原や荒地、池のほとりなどと、舞台の様相がガラリと変わるのも印象的だ。
『黒神話:悟空』は2024年夏発売予定。残念ながら東京ゲームショウ2023には出展しないとのことで、続報が待たれるところだ。