『アサシン クリード』シリーズのスマホ向けタイトル(iOS、Android)『Assassin’s Creed Codename Jade』(以下、コードネーム JADE)を、ドイツ・ケルンで2023年8月23日から開催中のgamescom 2023にて試遊の機会があったのでそのリポートをお届けする。

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 コードネーム JADEはLevel InfiniteとUbisoftがパートナーを組み、モバイル初の本格的な『アサシン クリード』体験を目指して開発中のタイトルだ。

 本作の舞台は紀元前3世紀の古代中国。戦国時代の後、清朝が中国を統一し、西欧との貿易ルートを確保したころ。ストーリーラインは、『アサシン クリード オデッセイ』と『アサシン クリード オリジンズ』の間になる。

スマホ用『アサシン クリード』“コードネーム JADE”をプレイ。万里の長城を駆けるパルクールは爽快、舞台は中国だからマップはめちゃくちゃ広大だ

 試遊では敵の目をかい潜りながら目的地に向かうミッションをプレイ。壁をよじ登り、塀を飛び越え、綱をササッと渡るパルクールアクションも健在。仮想スティックの操作とタップボタンでアサクリらしいアクションが再現されていた。

 戦闘ではしゃがんで草に隠れてステルス攻撃が可能。敵と正面からの戦闘では剣での攻撃やガードを駆使して戦った。戦闘アイテムについては敵の目をくらます“煙幕”が使用できることが説明された。ほかのアイテムや能力はレベルアップすることで利用できるとのこと。

スマホ用『アサシン クリード』“コードネーム JADE”をプレイ。万里の長城を駆けるパルクールは爽快、舞台は中国だからマップはめちゃくちゃ広大だ

 体験の後半では万里の長城の上を進んでいくシーンもあった。高低差をパルクールで軽やかに進み、ジップラインなどのギミックを駆使して目的地に向かう様はまさにアサシンクリードのゲーム体験だった。

 オープンワールドということで気になるのはマップであろう。試遊で表示された移動可能と示されたマップでも十分広いなと思っていたのだが、担当者の「いま表示されているのは20%のみだよ」という言葉に驚かされた。展開を想定しているマップは非常に広大なものになるとのことで、3か月ごとにストーリーや地域が実装予定。西側にも広がりギリシャにも通じることになるとのことだ。この計画がほんとうに実現するとしたら広すぎる!

 万里の長城の存在感はもちろんのこと、建物や調度品、キャラクターたちの衣装からも舞台である中国の風土や文化もしっかりと感じさせられる仕上がりだ。広大な中国を駆けるスマホ用『アサシン クリード』への期待感が高まった試遊となった。

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テンセントのエグゼクティブプロデューサーを務めるアンドリー・チャン氏。「歴史が長い『アサシンクリード』のタイトルということで、多くのファンが納得するようなゲーム体験を追求しました」と語った。
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