※本記事は、2022年8月23日にアップした記事を再編集したものです。
スタイリッシュアクションがとにかく爽快
いまから22年前の2001年(平成13年)8月23日は、プレイステーション2用ソフト『デビル メイ クライ』が発売された日。
“スタイリッシュアクション”というジャンルを生み出した『デビル メイ クライ』。ナンバリングタイトルやスピンオフなど関連作は10本を超えており、アニメや小説、コミックなどでも展開され、多くのファンを持つシリーズです。第1作が生まれた経緯は、もともとは『バイオハザード』シリーズの新作として開発が進んでいたものが、アクション要素が強かったため、オリジナルである『デビル メイ クライ』として発売されるようになったというもの。
ストーリーは便利屋を営むダンテのもとに謎の美女トリッシュが現れるところから始まります。ダンテに魔帝ムンドゥスが復活の時を迎えていることを告げるトリッシュ。
ムンドゥスは、2000年前にダンテの父・スパーダによって倒された悪魔で、部下に命じてダンテの母を殺した張本人でもありました。ダンテは母の仇を討つため、トリッシュとともにマレット島へと向かう……という流れになっています。
なお、時系列では『3』がもっとも古く、若くてヤンチャだったころのダンテを見ることができます。『3』のキャッチコピー“楽しすぎて狂っちまいそうだ!”も秀逸。エンディングでダンテが「I'm absolutely crazy about it!」と叫んだときは、キャッチコピーはこのセリフからきているのか! ということがわかってうれしかったです。ちなみに、筆者は『3』がいちばんお気に入りで、楽しすぎて狂っちまいそうになるぐらい遊びました。
シリーズは新主人公の“ネロ”が活躍する『4』が発売されたあと、パラレルワールドが舞台の『DmC Devil May Cry』を挟み、11年ぶりのナンバリングタイトル『5』が2019年に発売されました。『5』では、ダンテとネロのほかに“V”という新たなプレイアブルキャラクターが登場。Vは魔獣を使役するキャラクターで、ダンテやネロとは違う操作感で新鮮でした。『デビル メイ クライ』がここまで愛される理由は、やはりダイナミックでスピーディーなアクションと、ダンテをはじめとしたキャラクターたちのかっこよさにあるんじゃないかなと思います。
ボタンをタイミングよく連続入力したり、左スティック入力と組み合わせたりすることでさまざまな技をくり出すことができるのでアクションが苦手でも爽快なバトルを楽しむことができました。とくに圧倒的な力を持つ“魔人化”は気持ちがいい! ゲーム中に流れる曲もロック調で聴き応えがあり、気分を盛り上げてくれるのもポイントかと思います。
キャラクターに関してもダンテやネロ、Vのほかにも、ダンテの双子の兄であるバージルや相棒となるトリッシュなど、いずれも魅力的。『2』にはデュマーリ島の護り人であるルシア、『3』には女性デビルハンターのレディといった個性的なヒロインも登場します。プレイしたことがない人は、初期三部作が楽しめるNintendo Switch版『デビル メイ クライ トリプル パック』がオススメ!
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