ジブリ映画などの美術監督を務めた山本二三氏が、2023年8月19日に胃ガンのため逝去した。享年は70歳。
寂しいお知らせとなりますが、2023年8/19に山本二三はこの世を去りました。眠る中、穏やかな表情で逝きました。生前お世話になった皆様、応援してくださったファンの皆様、ありがとうございました。 https://t.co/1piHLwrHCL
— 山本二三(絵映舎) (@kaieisha_nizo_y)
2023-08-21 12:06:26
山本二三氏は1953年に長崎県五島市に生まれ、 東京デザイナー学院(現東京ネットウエイブ)に進学。在学中からアニメーションの美術スタジオで働き、のちに日本アニメーションへ就職した。美術監督を務めたおもな作品は以下の通り。
- 『未来少年コナン』
- 『天空の城ラピュタ』
- 『火垂るの墓』
- 『もののけ姫』
- 『時をかける少女』
- 『Coo 遠い海から来たクー』
山本二三氏は故郷の五島に深い思い入れがあり、2021年には故郷を100点描くライフワーク“五島百景”を10年をかけて完成させた。また、亡くなる数日前まで五島の民話『堪次ヶ城』の漫画を執筆していたという。
また、『世界樹の迷宮』公式X(Twitter)では山本二三氏が担当した背景美術とともに、逝去の報に対してのコメントが発信されている。
山本二三さんのご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。
山本二三さんは『世界樹の迷宮IV 伝承の巨神』『世界樹と不思議のダンジョン』の背景美術を担当され、数々の美しい背景画を描いてくださいました。
謹んでご冥福をお祈りいたします。 https://t.co/a0eYXqblmj
— 『世界樹の迷宮』シリーズ公式アカウント (@SQ_kouhou)
2023-08-21 12:48:29