『Fate/Grand Order』(FGO)の8周年を記念したリアルイベント“Fate/Grand Order Fes. 2023 夏祭り ~8th Anniversary~”が本日7月29日(土)~7月30日(日)にわたり開催。本稿では会場の様子をお届けしよう。
ウェルカムストリート
会場を訪れたマスターを出迎えるのは、思い思いの衣装に身を包んだ色とりどりのサーヴァントたち。ゲートの奥には大型のモニターが複数配置されており、マシュ・キリエライトによる各エリアの説明とともに担当サーヴァントたちが映り込んでくる。
天井には花火のような意匠も見られ、夏祭りにやってきたマスターたちのテンションをこれでもかと引き上げてくれるようなものになっていた。
英霊ねぶた
ウェルカムストリートを超えると、まず目に入るのが巨大な"英霊ねぶた"。マシュ、ギルガメッシュ(アーチャー)、アルトリア・キャスターの3騎が描かれており、マシュの肩にはフォウくんもちょこんと乗っている。
まるで“見得を切る”ようなポーズで乖離剣を構えるギルガメッシュのポーズが非常に印象的。普段の絵からは想像できない、“ねぶたっぽさ”が強調された各サーヴァントの表情にも注目だ。
等身大U-オルガマリー
第2部 第5章にてお披露目となった“U-オルガマリー”もFes会場に登場。大きさは2.6メートルもあり、自慢げな表情でマスターたちを歓迎していた。
背後には第2部 第7章の物語が体験できる“FGO THE EXPERIENCE ~ナウイ・ミクトラン~”のシアター会場も。メディアの体験はなかったので内容はわからなかったが、彼女に見守られながら体験する第7章は、さぞ格別なものに違いない。
縁日エリア
会場の中央には、さまざまな屋台が軒を連ねる。ラムネ屋におめん屋、わたあめや空気の剣が吊るされたよろず屋的なものまで並んでおり、「これぞ夏祭り!」といった風情を感じさせる。
サーヴァントたちも屋台を出店している。中でもビーマがやっている焼きそば屋は、一目で絶品とわかるようなビジュアルに。横にある、大神(オーディン)かき氷も、名前のインパクトが抜群だ。
アトラクションにも挑戦! 八艘飛びの絵面がめちゃくちゃおもしろい
エリアによっては、実際に自分たちで遊ぶことができる屋台も。ちょっとだけ先行で体験できたので、ひととおり挑戦してみた。
テスカトリの射撃訓練場
“モルガンスタジアム ~Tam Lin Masquerade~”エリアにある、テスカトリポカが運営する射的が楽しめる屋台だ。60秒の制限時間、そして7発の弾で何個の的が倒せるのかを競う。
的となるのはオセロトルや狂暴化したディノス、骸骨のお菓子といったミクトランに縁深いものたち。そしてその中央には、小さな小さな聖晶石の的がちょこんと立っている。
実際にプレイしてみると……思いのほか狙いが定まらない。筆者の体勢が悪いのか、弾が思っていたよりブレてしまう。結果的に、倒せた的はたったふたつで2ポイント。うーん、なんとも情けないノーコン具合。テスカトリポカもびっくりである。
スプラッシュ・カラーズ
つぎに足を運んだのが、至るところがカラフルにペイントされた“わくわくエリセランド”。ここでは3つのアトラクションを遊ぶことができる。
そのうちのひとつ“スプラッシュ・カラーズ”は、なぜかわくわくエリセランドにコロンブスの卵がズラっと襲来するという、とんでもないストーリーから始まる。
もう来てしまったものはしょうがないから、いっそカラフルに塗ってランドの装飾にしちゃおう! という、これまた宇津見エリセのトンデモ発想にてゲームがスタート。プレイヤーは絵の具の玉(に見立てたボール)を画面上のコロンブスの卵に向かって投げ、コロンブスの卵をどんどん塗っていく。
こちらは惜しくもクリアーまでには至らなかったものの、70%近くの面積を塗ることに成功! 見事エリセが喜ぶ姿をみることができた。銃じゃなければ意外と当たるのかもしれない。
マンドリカルド八艘飛び
2022年の夏イベント“アークティック・サマーワールド! ~カルデア真夏の魔園観光~”内のわくわくエリセランドにもあったタイタニック八艘飛びを、マンドリカルドが挑戦するので手伝ってあげよう! というこれまた攻めた設定のアトラクションだ。
ゲームシステムはいたって単純。マンドリカルドが描かれたボールを飛ばして、船に見立てた的にくっつければOKだ。しかし、そのボールを飛ばす器具が曲者で……いわゆる投石器のような形状をしており、これをハンマーで叩いて操作するというものとなっている。
ハンマーで叩く強さによっては、勢いが強すぎてくっつくまえにはじかれてしまったり、弱くしすぎると届かなかったりで……見た目のシンプルさに反してとにかくシビアな力加減が要求される。思わず何度も挑みたくなる、歯ごたえのある難易度のアトラクションとなっていた。
カラフルサーヴァントすくい
最後に訪れたのは“カラフルサーヴァントすくい”。
……まあざっくりと言ってしまうと、スーパーボールすくいである。ポイを使う、お祭りの定番的なアレだ。
しかし、スーパーボールの柄はオリジナルの『FGO』仕様。リヨ氏によるコミカルなイラストが描かれた愉快なスーパーボールである。裏面にはイベントのロゴも刻印されており、限定感も味わえる。
すくったボールは2個まで持って帰ることができるので、おみやげとして狙うのにちょうどいいのではないだろうか。
各所に配置されたスタンディや、夏祭り仕様のぬいぐるみ 充実のフォトスポット
今回のイベントは、総勢44騎ぶんもの描きおろしスタンディ(立ち絵のパネル)が設置されている。もちろんここでしか見られない特別なものばかり。恒例のものではあるが、毎年新たなサーヴァントたちの姿が見られるのはなんともうれしい限りだ。
そしてなんと、今年はあの女主人公たちのぬいぐるみもお祭りカラーに。古今東西の祭りを体現した新衣装に驚き、思わず何度もシャッターを切ってしまった。
お祭りの明るい雰囲気も相まって、今年は例年以上に「あっ撮りたい!」と思えるものが多いと感じる周年イベントとなっていた。
もし会場に来られた方は、ぜひとも自分の撮った写真などをSNSで共有してほしい。きっとあなただけの「撮りたい!」が詰まった写真があるはずだ。