楽器メーカーKORGが展開する楽曲制作ソフト『KORG Gadget』。Nintendo Switchにも展開された本ソフトのVR版『KORG Gadget VR』が登場した。

 『KORG Gadget VR』はVRヘッドセットのMeta Quest 2とQuest Proに対応し、QuestストアのApp LabとSteamで配信中。価格はApp Lab版が2990円で、Steam版が3400円。またSteam版はQuest Linkを通じてのプレイとなる。

 Steamでの製品ページによるとアーリーアクセス扱いとなっており、2023年末にかけて「フィードバックを参考に、より音楽づくりを楽しめる機能やガジェット(楽器)の追加や、すでに実装されている仕様のブラッシュアップをして」いくという。

 現状ではドラム音源のLONDONのほか、Miami、Kiev、Chiang Mai、Kingston、Warszawaといった6種類の音源(ガジェット)を同梱。VR空間内の周囲に配置し、それぞれのシーケンス画面などを見ながら音符を打ち込んだり、パラメーターを作り込んだりして楽曲を作っていける。

 なおその制作フローや操作形態は、KORG Gadgetの非VR版のものをある程度踏まえつつ発展させた少々独特なものになっているので、新規の人はもちろんGadgetの既存ユーザーも開発元Detuneの公式サイトに公開されているマニュアルをチェックしておくといいだろう。

KORG Gadget VR
KORG Gadget VR
自分の周囲にグルっとガジェットが配置されている感じ。方向転換はコントローラーではできないようなので注意。
KORG Gadget VR
こんなに寄らなくても、コントローラーで項目を選択してツマミの度合いなどを調整できる。
KORG Gadget VR
レトロゲームっぽいピコピコ音はKingstonが出せる。Kamata(バンダイナムコとコラボした音源)も来ないかなぁ。