2023年6月27日に全世界でリリースされた『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』の先行プレイレビューをお届けします。

 『ハリー・ポッター』シリーズの小説や映画にひととおり触れてきたいちファンの筆者からすると、原作のさまざまな要素がゲームとしてまとまっていて好印象でした。ざっくりとしたインプレッションはこちら。

・ハリー・ポッターの後輩としてホグワーツライフを楽しめるMMOですよ
・マルフォイや暴れ柳を召喚して姿現しまくる魔法バトルは超楽しい
・舞踏会(音ゲー)や校内探検、オシャレ、等もりだくさん

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あこがれのホグワーツにスマホで入学! 魔法カードバトルが超楽しい

舞台はホグワーツの戦いから10年後

 本作は基本プレイ無料の魔法ワールドRPGゲームでiOSおよびAndroid端末、PCで遊べます。ホグワーツの戦いから10年後の世界を舞台に新たな物語が展開されます。

 物語のほんとうに序盤の流れを簡単にご紹介します。

『ハリー・ポッター:魔法の覚醒』レビュー。スマホでホグワーツに入学、マルフォイを召喚してビュンビュン姿現しできる魔法カードバトルが楽しい!
まず、主人公は入学前にハグリッドに連れられてダイアゴン横丁で身だしなみを整えます(キャラクターエディット)。
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インテリな悪役っぽいキャラをつくりました。
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続いて、杖とフクロウを入手!
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9と4分の3番線でホグワーツ特急に乗り込みます。
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緊張? よからぬことしか考えてなさそう。
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おなじみのボートに乗ります。先導はハグリッド。
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カメラが上にチルトするとホグワーツ城。ここで映画『ハリー・ポッター』のテーマが流れます。アガる~~~!
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マクゴナガル“校長”に引き連れられて組分け帽子の前に。
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見た目でスリザリンと決めつけられました(多分)。 帽子はそう言いますが、入る寮はプレイヤーが好きに選択できます。インテリなヒールを目指すのであえてレイブンクローに入寮しました。

 ……と、作品に触れたことがある誰もが憧れたであろう超まっとうなかたちでのホグワーツライフを開始できるのです。しかも自分が作ったオリキャラで!

 ホグワーツの戦いから10年後ということで、校長はマクゴナガル先生です。勇気ある漢、ネビル・ロングボトムは薬草学の教授になっていて彼の授業も受けることができます。ハリーみたいに小屋に行ってハグリットと交流することも。ほんとうにホグワーツに入学できましたよ。

 メインストーリーはいっしょに入学した同級生たちと校内で起こる事件に迫っていきます。忘れっぽさには何やらワケがありそうなほんわり美少女アイビー・ワリントンや、ツンデレなスリザリン生カサンドラ・ヴォールなど個性豊かな面々と友情を深めていくことになると思います。原作の地続きの世界で僕が活躍できるんですからワクワクしますね。

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ほんわりとしてるけど活発なアイビーは見守りたくなります。
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カサンドラは少々当たりが強いですが、主人公に舞踏会を誘われたら受け入れてしまう。そんな子です。

 加えて、多人数参加型(MMO)要素のあるゲームなのでオンラインの生徒たちと対決や協力、サークルでの交流もできます。サークル内では戦闘で使うカードの交換やチャットでの交流ができます。

 校内を歩いているとオンラインのプレイヤーをみかけることもあり、フレンド申請をしたりエモートなどでコミュニケーションをとったりもできます。ハリポタの世界でのMMOってだけでもアガりますね。

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ダイアゴン横丁で見かけた生徒さん。プレイヤー名は白塗りしています。

マルフォイや暴れ柳を召喚して姿くらましできる魔法バトル

 戦闘はカードバトルRPGで、ストーリーやショップで入手したカードでデッキを組んでバトルに挑みます。カードは大きく分けて呪文カードと召喚カードがあり、必要なコストが溜まったら場に出せます。キャラクターの移動も可能で、呪文や召喚を展開していくのでさまざまな戦略を試してみましょう。

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戦闘画面。敵の動きを見つつカードで呪文を打ったり、召喚したりします。わりとせわしなく戦います。
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ストレートな攻撃魔法だけでなく魔法アイテムなどもカードになっています。ユニークなのは“ブラッジャー”。魔法界のスポーツ・クィディッチで利用される丸い漆黒の鉄球です。
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“暴れ柳”を召喚することだって可能です。原作で文字通り暴れまくっていた植物が味方になるなんて心強い!
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こちらがデッキ編集画面。

 基本のデッキ以外にも“共鳴”と“仲間カード”という要素があります。共鳴は特殊能力を付与する存在で、ドビーをセットすると“姿くらまし”による瞬間移動が可能となったり、セブルス・スネイプをセットすると攻撃力が増して“セクタセンプラ”を撃つことができたりします。戦闘を突き詰めていくうえでは、共鳴との相性を考えてデッキを組む必要があります。

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戦闘中に姿くらましができるなんて大人の魔法使いみたいですね。

 仲間カードはプレイヤーといっしょに戦ってくれるキャラクターです。ストーリーのキャラクターや、『ハリー・ポッター』でおなじみのキャラクターを場に出せます。筆者が入手したのは“スリザリン・トリオ”。ドラコ・マルフォイとゴイル、クラッブの3人が召喚されます。3人のうちひとりでも倒れると残りふたりも撤退する仲良しトリオです。

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 メインストーリーではデッキの魔法を駆使してモンスターなどと戦闘を展開します。チュートリアルの要素を含んでいるので、まずはストーリーを進めるのがおすすめです。

 “決闘クラブ”はほかプレイヤーとのリアルタイムでの対戦ができるモードです。形式は1vs1、2vs2の2種類があります。そして、ランクも存在します。ランクがマスターに到達し、決闘ptが一定に達すると“覚醒試合”が開放されます。この覚醒試合内でのグローバルランキングもあるそうで、魔法使いとしての高みを目指す戦いがくり広げられそうですね。

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決闘クラブでの様子。スリザリン・トリオ、トロール、暴れ柳を召喚して勝利を目指しました。
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覚醒試合のランキング上位を目指しましょう!

 “禁じられた森”はステージを進めてボスに挑んで報酬をゲットするというモード。こちらではソロ、もしくはオンラインでチームを組んで挑みます。

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“禁じられた森”ではボスを倒すと報酬がもらえます。

舞踏会(音ゲー)、校内探検、オシャレ、やることいろいろ

 メインストーリーや戦闘以外の要素も多いです。まず驚いたのが音楽ゲーム要素。“舞踏会”というモードでは、音楽ゲームが楽しめます。ワルツやタンゴに合わせてノーツを叩いていきます。難度も用意されており、難度5だと音楽ゲームに慣れてない筆者には結構ハードでした。

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 マップについては教室や各モードに飛べるメニューはありますが、歩いての移動も可能です。会話ができる肖像画や動く階段など、しっかりとホグワーツが再現されています。また、屋外では箒に乗って移動することもできます。

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見た目でスリザリンと決めつけられました! 帽子はそう言いますが、入る寮はプレイヤーが好きに選択できます。インテリなヒールを目指すのであえてレイブンクローに入寮しました。
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 ほかにも衣装や杖の見た目、箒、ふくろうなど収集要素も豊富。「これがあったらハリポタファンが喜ぶんじゃない?」とノリノリで企画と制作を進めているNetEase Gamesのスタッフさんを思い浮かべてしまいました。

 ほんの数時間の先行プレイでしたが、奥深い魔法バトルや生徒同士のコミュニケーションもスマホで楽しめてしまう『ハリー・ポッター』ファンが楽しめるゲームに仕上がっているように思えます。

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