2023年6月28日に配信されたスマートフォン向けRPG『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』(タクトオーパス)に登場する全キャラクター(ムジカ―ト)の紹介と初心者向けの攻略情報をお届けする。
2021年に放送されたアニメ『takt op.Destiny』の20年後の世界を舞台に、主人公“朝雛タクト”とムジカ―トたちを中心としたストーリーが展開される。筆者自身アニメ放送当時にリアルタイム視聴していたため、最終回のあのシーンの謎から先のストーリーには期待が高まるばかりだ。
※本記事はディー・エヌ・エーの提供でお届けします。
※ゲーム内画像は製品版と一部異なる可能性があります。
アニメではタクトと登場人物の関係に焦点を当てたストーリー展開となっていたが、本作ではアニメで触れられることの少なかった人類の敵“DespairDolls(D2)”と世界、“ムジカ―ト”という概念について多く語られている。そのためアニメ未視聴でもストーリーのキーとなる“黒夜隕鉄”やムジカ―トなどの固有概念をすぐに理解できるようになっている。
リリース時点で登場する25人の少女たちはイラストレーターLAM氏が有名楽曲をイメージして描き下ろし。そのビジュアルデザインと、原曲に準拠したキャラクター性は特徴的でどれも魅力的だ。バトルではゲームシステムを理解することでムジカ―トの能力を活かしながら、必殺技・ミュージカルエフェクトで奏でた音楽とともに爽快なコマンドバトルを楽しめる。ぜひ一読いただきたい。
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全キャラクター紹介:有名楽曲の名を冠した個性豊かな少女たち
- 朝雛タクト(声:内山 昂輝)
- 運命(声:本渡 楓)
- 木星(声:依田 菜津)
- きらきら星変奏曲(声:指出 毬亜)
- ワルキューレ(声:上坂 すみれ)
- カルメン(声:花守 ゆみり)
- くるみ割り人形(声:洲崎 綾)
- ボレロ(声:芹澤 優)
- こうもり(声:朝井 彩加)
- 月光(声:黒沢 ともよ)
- シバの女王ベルキス(声:高橋 李依)
- ダフニスとクロエ(声:河瀬 茉希)
- G線上のアリア(声:金元 寿子)
- 魔王(声:東城 日沙子)
- 威風堂々(声:立花 日菜)
- 幻想即興曲(声:河野 ひより)
- カノン(声:関 ありあ)
- アルルの女(声:赤崎 千夏)
- エリーゼのために(声:石見 舞菜香)
- 白鳥の湖(声:嶋原 彩心)
- 魔弾の射手(声:羊宮 妃那)
- ラ・カンパネラ(声:菱川 花菜)
- 四季・春(声:村上 まなつ)
- 四季・夏(声:森永 千才)
- 四季・秋(声:真堂 圭)
- 四季・冬(声:野々村 真白)
- 初心者攻略:D2との戦闘にはコンダクターがムジカ―トのことを知ることが何より大切
全キャラクター紹介:有名楽曲の名を冠した個性豊かな少女たち
西暦2067年、地球上に突如飛来した黒い隕石“黒夜隕鉄”によって生まれた人類の敵D2は、音楽を奏でる人類を蹂躙し、世界は危機に陥っていた。D2に対抗するための組織“シンフォニカ”は音楽に反応してエネルギーを生み出すハルモニア鉱石を用いて、人間を素体にしたムジカ―トと呼ばれる戦闘兵器を生み出した。
ムジカ―トは音楽の力を用いてD2との戦闘を可能とし、指揮者“コンダクター”と契約することでさらなる力を獲得できる。ただ、ムジカ―トと同様にコンダクターも希少な存在であり、必ずしもムジカ―トと契約を結んでいるということはない。主人公タクトとその周りのコンダクターは世界でも稀有な存在と言える。
ムジカ―トは普通の人間より回復能力が多少高いものの、素体が人間であるため怪我などの体の破損による不利も生じる。そして、彼女たちが肌身離さず身に着けている “f字孔”という力の源であるアクセサリーを破壊されることで死を迎える。
強大な敵と戦わせるためだけに人間に生み出され、戦場で毎度怪我をする彼女らはこの世界でもっとも酷な運命を背負っていると言える。
さて、そんな兵器として生まれながらも時には人間らしく悩み、葛藤しながら戦う彼女らの魅力をひとりひとり紹介しよう。楽曲を身に宿し、個性が際立つムジカ―トが25人登場する。ぜひ自分に合った推しキャラクターを見つけてほしい。
朝雛タクト(声:内山 昂輝)
本作の主人公。舞台となるベルリン・シンフォニカの奥で20年ものあいだ眠り続けていた指揮者(コンダクター)。
D2によるシンフォニカ襲撃の際にムジカ―ト“運命”の手によって目覚めた。20年前(アニメ版)とは性格がガラリと変化している。周囲からは伝説のコンダクターと称されているが、そのころの記憶はない。
運命(声:本渡 楓)
交響曲第5番 ハ短調Op.67「運命」
「ダダダダーン」のメロディでお馴染みの名曲を名に冠した少女。アニメを視聴した方は初見で「あっ!」と感じる面影もあるだろう。
“運命の人”は赤い一輪バラの花言葉。そんな情熱的なバラをモチーフにした衣装を着こなし、作曲者ベートーヴェンをイメージした銀色のロール髪が特徴的。
振る舞いは優雅で物腰も柔らかいが融通がきかない。たまにとんでもなくズレた発言をするかわいい一面も。
木星(声:依田 菜津)
組曲「惑星」Op.32より第4曲「木星」
楽曲の壮大さや明るさを感じるエネルギッシュで元気な性格。やや猪突猛進な点と言葉遣いが荒い部分が目立つが、誰にでも分け隔てなく接する優しさを持っている。
トレーニングが大好き。勢い余って壁に穴をあけてしまうことも。
きらきら星変奏曲(声:指出 毬亜)
「きらきら星変奏曲」ハ長調K.265
子どものころに一度は見聞きしたことがあるであろう“きらきら星変奏曲”の楽譜を身に宿すためか、容姿や性格も幼さがある。
自身のことを“きぃちゃん”と呼んでおり、純粋無垢で好奇心旺盛なところがかわいらしい。タクトのことを“お兄ちゃん”と呼んでおり、ふたりの微笑ましいやり取りには癒しをもらえる。
ワルキューレ(声:上坂 すみれ)
楽劇「ワルキューレ」
アニメ版でタクトと関わりのあった人物。戦乙女という名にふさわしいきっちりとした厳格な性格で任務を最優先とした行動をとる。
猪突猛進タイプな木星とはやや相性が悪い。思慮深く、戦術を研究することが趣味。
カルメン(声:花守 ゆみり)
オペラ「カルメン」
情熱的で壮大さを醸し出す大人っぽいお姉さん。情熱の赤を好み、化粧など見た目に関するこだわりも見られる。
自身の美貌や振る舞いに自信を持つ様子が言動や行動に表れている。
くるみ割り人形(声:洲崎 綾)
「くるみ割り人形」
いつもニコニコと笑顔を絶やさず「であります!」の語尾が特徴的。アニメ版でもちらっと登場。シンフォニカの食材にもなっている畑の管理人でもあり、作物を育てることが大好き。
戦場ではムジカ―トとして戦う使命を忘れない軍人気質で頑張り屋さん。
ボレロ(声:芹澤 優)
「ボレロ」
ボーイッシュな見た目で口数が少なくマイペース。感情に左右されることを嫌っており、他人にあまり興味を持たない。話がないならもういい?」と、他人への興味の無さからちょっとキツめなところも。
一度始めたら周りの声が聞こえなくなるくらい、集中力が凄まじい。
こうもり(声:朝井 彩加)
オペレッタ「こうもり」
道化のような振る舞いが多く、おしゃべりでウワサ好き。人を食ったような態度をとり、他人をからかっては反応を楽しんでいる。
趣味は機械いじり。一日中部屋にこもって没頭することも珍しくない。
月光(声:黒沢 ともよ)
ソナタ第14番嬰ハ短調Op.27-2「月光」
一見大人っぽく近寄りがたい風貌。ふだんから上の空な様子が見られる。湖に浮かんでぼーっとすることが趣味の不思議キャラ。
何も考えていないのか、はたまた思慮深いのか。それはおそらく本人もわかっていない。銃でD2と戦う姿がアニメシーンでも確認できている。
シバの女王ベルキス(声:高橋 李依)
「シバの女王ベルキス」
高貴な雰囲気で常に華麗に美しくあろうとしている。露出の多い服装からは、どこか世間離れしたような高貴さを感じる。
他人を自分の高貴さと同じ領域に引き上げようとする教えたがりで、周りから厄介者扱いされがち。本人はそんなことを気にせず、助言を楽しんでいる。
ダフニスとクロエ(声:河瀬 茉希)
「ダフニスとクロエ」
引っ込み思案なために意思表示が苦手で、黙り込むことが多い。健気に頑張ろうとする姿には幼さがあるが、とても聡明。
オッドアイの持ち主で、左の青い目で希望を、右の赤い目で困難を見るという。かわいらしい編みぐるみを縫うことが趣味。
G線上のアリア(声:金元 寿子)
「G線上のアリア」
優雅で華美な容姿を持つ。また、我が強く人の輪に溶け込むことが苦手。おまけにさみしがり屋なため、自分と接してくれた相手に依存しがちな面も。
アニメシーンではかぎ爪のような武器で戦う姿が見られた。
魔王(声:東城 日沙子)
歌曲「魔王」
独自の死生観を持ち、常に達観したような堂々とした佇まいを崩さない。恐ろしくも美しい容姿にはどこか目が離せない魅力がある。
魔王の名にふさわしい言葉遣いで“余”が一人称。白をベースとした服装からは気品が感じられる。趣味は服や化粧品を買いに行くこと。
威風堂々(声:立花 日菜)
「威風堂々」第1番
幼く見られがちだが、威風堂々という楽曲の偉大さや厳格さを表現するかのように威厳を感じる振る舞いを徹底するしっかり者。
ノブレス・オブリージュの精神を持ち、責任感が強い。
幻想即興曲(声:河野 ひより)
即興曲第4番嬰ハ短調Op.66「幻想即興曲」
明るく陽気な少女。人々を楽しませるためにあれこれ手を尽くすためか、趣味がコロコロと変化する。
その奉仕精神から他人の反応を気にしすぎてしまい、感想を聞き回ったりしている。
カノン(声:関 ありあ)
「3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調」
どこまでも穏やかで優しく、他人が喜ぶのなら苦労も感じない。寛容な性格で唯一すべてのムジカ―トと仲よくできている奇跡的な存在。
お手伝いが趣味で、微笑みを絶やさない。同じ言葉を繰り返すクセがある。
アルルの女(声:赤崎 千夏)
「アルルの女」
頼られることが何よりの喜びなお姉さんタイプ。頼られれば雑用にも進んで取り組む根っからの世話焼き。人によってはおせっかいと煙らがられることも。
アルルという地域をイメージしたカラーリングが目に留まる派手さも魅力的。
※赤崎千夏さんの崎の正式表記は立つさき。
エリーゼのために(声:石見 舞菜香)
「エリーゼのために」
気品に溢れ、貴族・令嬢といった言葉が似合う淑やかな少女。ムジカ―トという戦闘兵器であるが、身体が弱く長時間の戦闘に向いていないことを歯がゆく思っている。
他のムジカートの楽曲を嗜むことが趣味。
白鳥の湖(声:嶋原 彩心)
「白鳥の湖」
日常に溢れるさまざまなことに疑問を持っており、会話の最中でも問いかけるような話し方が特徴的。
白鳥の湖の物語に登場するオデット姫とオディールをイメージしたような白と黒のカラーと、バレエを思わせるチュチュを着こなしている。
魔弾の射手(声:羊宮 妃那)
オペラ「魔弾の射手」
いつでも楽しげで些細なこともおもしろがる感受性が豊かな少女。自身の欠点をも特徴として捉えるポジティブの塊。まっすぐな明るさで自然と人を惹き付ける。
時折見せるキリッとした目元はまさに獲物を仕留める狩人。射手の名にふさわしい表情だ。
ラ・カンパネラ(声:菱川 花菜)
「パガニーニによる大練習曲」第3番 嬰ト短調「ラ・カンパネラ」
料理や歌など何事も見よう見まねでできてしまう天才肌。そのため興味の移り変わりが激しく、いろいろなことに挑戦する自由人。
自慢したがりで、人に褒められると喜ぶ子どもっぽい一面も持ち合わせている。
四季・春(声:村上 まなつ)
協奏曲第1番ホ長調 RV 269「春」
四季姉妹の三女的存在。小鳥と遊ぶことが好きで、たびたび訓練や勉強をサボり、楽観的でマイペースな考え方をもっている。
いつもどこか他人ごとなところがあり、怒られてもあまり気にしない。
四季・夏(声:森永 千才)
協奏曲第2番ト短調 RV 315「夏」
四季姉妹の四女的存在。夏の太陽を彷彿とさせる元気溌剌で疲れ知らずな少女。戦況や敵の動きを見極める知的な戦闘スタイルで普段とのギャップを見せる。
一方で悩みごとをひとりで抱えてしまい、感傷的になってしまう一面も持っている。。
四季・秋(声:真堂 圭)
協奏曲第3番ヘ長調 RV 293「秋」
四季姉妹の次女的存在。落ち着きのあるしっかり者。何より自分が嬉しいからという理由で積極的にハグをしてくる。
一見無理やり他人の領域へ立ち入ろうとしているように見えるが、高い観察力で他人の状況をうかがって行動している。共感性が高く、他人の悩みごとを聞く包容力や心の痛みを捉える能力にも長けている。
四季・冬(声:野々村 真白)
協奏曲第4番ヘ短調 RV 297「冬」
四季姉妹の長女的存在。自分にも他人にも厳しく、悲観的でクールな少女。
発言にはどこか責任感や重みを感じさせる長女らしい厳しい面があり、それは自身がこの場所を守るという強い使命感があるからこそ。表向きには振る舞えない不器用な優しさも持ち合わせている。
初心者攻略:D2との戦闘にはコンダクターがムジカ―トのことを知ることが何より大切
ターン制RPGにおいては、使用キャラクターは何が得意で何に弱いのか、そして敵の弱点を理解して戦うことが重要となる。本作の場合はムジカ―トごとに特徴的なパッシブスキルなどが備わっているため、パーティー編成に悩むことも少なくない。それぞれのロールやスキルを活かした編成で強みを生かすことがカギとなる。
特徴的なシステムであるポジションについて、そしてムジカ―トの性能を発揮するための育成方法を紹介しよう。
ポジションによって発揮されるムジカ―トの真価
本作のバトルの特徴は、なんといってもムジカ―トたちのロールを活かした適材適所のポジション配置やそれを活かしたスキルの組み合わせにある。スキルの発動にはMPが必要になり、戦闘開始時にムジカ―トそれぞれがMP20を持った状態でスタートとなる。
まずは出撃するムジカ―トを選出し、1~4番目のどこに誰を配置するかを決める。
配置順はロールごとに適正がある。ロールは全6種存在。
- アタッカー:バランス型で近接攻撃力と防御力にも優れる
- ディフェンダー:生存能力と味方を守る援護能力を持つ
- ヒーラー:味方を治癒する
- ブラスター:特殊攻撃能力と全体攻撃に長けている
- シューター:味方のサポートを得意としている
- トリッカー:連撃能力による高い単体攻撃力を持つ
それぞれ異なる特徴があるため、互いの能力を活かせるような編成が求められる。
初期の配布ムジカ―トである4人を例に挙げると、1番目にアタッカーの運命、2番目にディフェンダーの木星、3~4番目にヒーラーのきらきら星変奏曲、ブラスターのカルメンといった配置が適正となる。
理由としては、アタッカーの運命は敵の攻撃に対して反撃できるのでダメージ効率を高めつつ、後列ふたりを木星のスキル“援護”によってガード。きらきら星変奏曲とカルメンは安全な位置から回復と強力な全体攻撃を放てるからだ。
そして、こうすることで敵の単体攻撃のヘイトが運命と木星のみに向くようになり、仮に全体攻撃を受けても運命の反撃を行いやすくなる。
ムジカ―トたちは“スコア(いわゆるスキルツリー)”を開放していくことによって、自身のロールをさらに活かせるパッシブスキルやアクティブスキルを獲得する。
例えば木星は登場時に自身の被ダメージを軽減させるほか、味方への防御力アップの効果も付与できる。これにより援護をかけていない運命の防御力をカバーしつつ、運命に反撃させるといったシナジー効果も生まれる。
敵の注意すべき行動として、木星のように援護を行うD2も存在する。デバフキャラなどの厄介な敵はたいてい後列にいるため、まずは後列の敵を潰したい。
ここで役に立つのが後列にも攻撃できる全体攻撃持ちや、魔弾の射手のパッシブスキルである後列への援護無視。敵配置を前進させるカルメンの強制効果なども有効だ。所持しているムジカ―トのスキル効果や敵を観察して有効な戦略を組もう。
ちなみに敵の位置に届く攻撃スキルがない場合、通常攻撃しか使えなくなってしまう。大ダメージはあまり期待できないので要注意だ。
ちょっと難しいミュージカルエフェクト。でも発動できれば形勢逆転のチャンス
音楽がテーマのムジカ―トたちの必殺技“ミュージカルエフェクト”を発動することで強力な攻撃やサポートを行える。スキル使用で手に入る“エフェクトコード”を一定数集めると発動可能だ。
スキルには赤、青、緑の3色が割り当てられており、その色に対応したエフェクトコードを入手できる。ムジカ―トごとにミュージカルエフェクトに必要なコードが異なるため、スキルの色を確認しながら戦おう。
ミュージカルエフェクトを発動すると、アタッカーはスキルの何倍ものダメージを与える大技をくり出せる。サポーターなら味方にシールドや強力なバフ効果を付与可能だ。さらにムジカ―トの宿す楽曲がBGMとして鳴り響き出す。まるでクライマックスかのように。
エフェクトコードを獲得するために、位置替えスキルなどを駆使してスキルを発動できる状況を作り、ミュージカルエフェクトで一気に畳みかけて戦闘に勝利しよう。
調律でD2に立ち向かう準備を
戦場へ赴くムジカ―トたちは、人間の体であるがゆえに毎度傷だらけになりながら任務を遂行する。そんな彼女らのことなどお構いなしにD2たちは日々強さを増していく。コマンドRPGでは戦術も大切だが、何よりもムジカ―トたちを強化することが基本だ。
ここからは本作のキャラクター強化要素“調律”について解説する。調律で強化できるのは以下の5つ。
- レベル
- ランク
- スコア
- 音源楽装
- 音素
強化に必要なアイテムは“定期指令”でドロップ。これらの活用法や各種機能によって獲得できる能力について紹介しよう。
ドロップアイテムでレベルアップ可能な要素は4つ
レベルアップはゲームの基本。本作での主なレベルアップ要素はムジカ―トのレベル、スコア、音源楽装、音素の4つ。 定期指令のドロップアイテムによって、4つの項目をレベルアップ可能である。定期指令には指揮力(時間で回復するクエスト挑戦権。いわゆるスタミナ)を消費して挑むことができる。
定期指令には難易度があるため、自身のパーティーレベルに合う試練に挑もう。高いレベルを要求する試練ではドロップアイテムもレア度が高くなる仕様だ。より高難度の定期指令に挑むためにも、以下の方法でムジカートたちを強化しておこう。
レベルアップ
ムジカ―ト自身のレベルを上げることで、攻撃力や防御力などを強化する。定期指令“経験の試練・修”で強化アイテムを入手できる。
ムジカ―トを育成するうえでは、周回による強化アイテム集め→使用がセオリーとなる。
レベル上限は最大で60。指揮レベル(プレイヤーランク)の上昇によってだんだんとレベル上限が引き上げられていく。
なお、ひとりを集中的に強化するよりもパーティーメンバーを満遍なく強化していくことが強くなる近道。RPGの醍醐味であるパーティー編成を十分に味わえる仕様と言える。
パーティーを強化するために「早くレベル上限を上げなくちゃ!」とはやる気持ちもわかるが、焦らずにムジカ―トを強化していこう。その最中に指揮レベルも上昇していくはずだ。
スコア
いわゆるスキルツリーにあたる強化要素。1、2、3と決められた順番に強化していくことで強力なスキルを獲得できる。
強化アイテムは定期指令“経験の試練・譜”で入手可能。中にはかなりレアな素材も要するため、あきらめずに周回することが必要だ。
獲得できるスキルはどれも強力。例えば運命のスコアIIIで開放できる“会心の動機”はバトル中に発動することで運命のダメージと防御力をアップさせる効果を持っている。
運命はアタッカーでありながら、敵から攻撃を受けると反撃を行うため、うってつけのバフ効果である。
ほかに、こうもりがスコアIを解放して身に付けるサポート効果も強力。戦闘開始時に、自身とパーティーメンバーにこうもりのHP10%分のシールドを無条件で付与できるのだ。
このように強力なものばかりであるため、優先して育成したい要素だ。レベルアップのつぎはスコア強化に目を向けるといいだろう。
音源楽装
ムジカ―トに装着するいわゆる武器。“楽装の試練”でのドロップやガチャ(読譜の間)で獲得でき、それぞれにRからSSRのレア度が設定されている。各ロール用のものが用意されており、装着するとHPや攻撃力はもちろん会心率などの特殊なステータスもアップする。
音源楽装にはレベルやスキルが設定されており、“楽装の試練”のドロップ報酬で強化可能だ。レベルを上げると会心率や物理攻撃力が強化され、同じ音源楽装の重ね掛けやメモリージェル等のアイテム使用でスキルレベルも強化できる。
注意点として、レベルアップとスコア強化に必要な“経験の試練・修”などと異なり、こちらは挑戦できる曜日が決まっている。必要な素材を確認しながらコツコツ挑戦しよう。
楽装の試練は消費する指揮力が30と少々高く、かなり手強いD2が相手となるため、ムジカ―トのレベルとスコアを育成してから挑みたい。クリアーでRからSSRまでの音源楽装が入手できるので、ぜひとも挑戦したいところだ。
ムジカ―トをさらに強化するやりこみ要素でもある音素
指揮レベル18から解放される音素はアクセサリーの一種。ムジカ―トに装着するとステータスをさらにアップさせる。会心率や会心ダメージの向上にもつながるため、かなり強力。
常設コンテンツである定期指令“経験の試練”のクリアー報酬としてドロップし、その際のステータスはランダム。目当てのものを求めることは難しいが、会心率強化など強力な効果でムジカ―トを強化できるやりこみ要素となっている。
音素は強力な効果を持つが、入手時に立ちはだかるD2も強力だ。筆者がプレイした際は、敵と5レベル差のきらきら星変奏曲が一撃で沈んでしまったほど。音素以外のレベルやスコアなどの育成を一通り終えて、万全な準備をしてから挑戦して
レア度関係なくムジカ―トを強化できるランク
ノーツと呼ばれる素材でランクアップを行うと、ムジカ―トのステータスとミュージカルエフェクト(必殺技)が強化される。ノーツは任務クリアー報酬や常設ショップのほか、読譜の間(ガチャ)でムジカ―トを複数入手したときに獲得できる。ランクの上昇につれて必要な素材数も多くなる。
ランクアップしたムジカ―トのミュージカルエフェクトは非常に強力。ノーツは常設ショップでいつでも購入できるが、数が非常に少ないため、ガチャでコツコツ貯めていこう。
配布される運命、きらきら星変奏曲、木星、カルメンは指揮レベル報酬などでランクアップできるためぜひ育成してみてほしい。とくに木星はパーティーの戦線を維持するタンクとして活躍するため、こうもりなどのレア度の高いディフェンダームジカ―トがいない場合は必ず重宝するだろう。
最後にはなるが、本作は重厚なストーリーも魅力的だ。ベルリンのシンフォニカを舞台にしたメインストーリーは、D2から逃げてきた難民たちの残酷な現状、ムジカ―トたちの兵器としての扱われ方などを描いている。その心情など、シリアスな展開に心揺さぶられることになるだろう。
そして、シリアスなストーリーを和ませるかのようにドリンクを作るミニゲームやムジカ―トと遊べるババ抜きなども楽しめる。かなりバランスがシビアで難しいのだが、これが案外楽しい。
作成したドリンクを飲みながらムジカ―トと交流できるティーブレイクイベントもあるため、推しムジカ―トとぜひ。
そのほか、LAM氏や有名イラストレーターが描き下ろした音源楽装や、キャラクター画面で聞けるまらしぃさんのアレンジ楽曲など、ストーリーやバトル以外にも楽しめる要素が盛りだくさんになっている。
基本プレイ無料でアニメ版を知らなくても楽しめる内容の本作。25人のムジカ―トの中から推しを見つけて、ぜひプレイしていただきたい。
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