※本記事は、2022年6月23日にアップした記事を再編集したものです。
音速のハリネズミ“ソニック”が生まれた日
いまから32年前の1991年(平成3年)6月23日は、人気のゲームキャラクター“ソニック・ザ・ヘッジホッグ”が生まれた日。
ソニック・ザ・ヘッジホッグは、セガが誇る世界的に人気のゲームキャラクター。ソニックは日本語で音速、ヘッジホッグはハリネズミを意味する英語であることから、“音速のハリネズミ”などの二つ名で呼ばれることも多い。
ソニックと同名の初代作品『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』が北米のジェネシス(日本でいうメガドライブ)用のアクションゲームとして世界で初登場したのは1991年6月23日。この日付が誕生日として認定されており、公式ツイッターの誕生日の項目でも確認できるので一度見てみるといいだろう。ちなみに、日本のメガドライブでは約1ヵ月遅れの同年7月26日に発売されている。
いまでこそ日本でも超有名なゲームキャラクターだが、筆者の記憶では日本でのゲームの発売直後はわりと静かなもので、むしろ「北米で『ソニック』がすごいらしい」という噂が海の向こうから伝わってきて知った記憶がある。クール系のキャラなので、さもありなんといったところだろうか。
実際に、海外では発売直後から爆発的な大ヒット。もともとソニックは、すでに不動の人気を得ていたマリオに対抗すべく生み出されたキャラクターのようだが、すぐに勝るとも劣らない人気を獲得したというのだから、その勢いの凄まじさがよくわかる。テレビアニメ化もいち早く行われ、1993年にはアメリカで『Sonic the Hedgehog』や『The Adventures of Sonic the Hedgehog』というまったく別の2作品が放送されたというのだから驚かされる。そして現在は、日本も含めた全世界でセガのマスコットキャラクターとして活躍中なのは言うまでもないだろう。
ゲームとしての魅力は、やはり目にも留まらぬ速さでフィールドを疾走するスピード感。それゆえに、ソニックを題材にした作品は約30年間でジャンルを問わずいろいろと発売されているが、その多くに共通するのは疾走する気持ちよさとなっている。いま現在も新作は定期的に発売されていて、シリーズ累計の販売本数は15億1000万本(ダウンロード版も含む)というのだから感服してしまう。
爽快さを感じるBGMは国内外で評価されていて、第1作『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』と第2作『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』ではDREAMS COME TRUEの中村正人さんが作曲を手掛けていたのは有名な話。筆者が過去に見たインタビューでは「海外で子どもたちからヒーロー扱いされた」と言っていたので、ここからも人気のほどがうかがえる。
2020年には実写映画化もされたし、まだまだ『ソニック』シリーズの人気はとどまるところを知らないだろう。また、2022年にはNetflixで3Dアニメ『Sonic Prime』が全世界に配信されたことも記憶に新しい。
シリーズ最新作は2022年11月8日に発売された『ソニックフロンティア』。今年(2023年)秋には、『ソニック スーパースターズ』の発売が予定されている。