2023年5月24日~5月30日にTwitterでトレンド入りを果たした『デルトラクエスト』。

 児童小説が日本で2002年にシリーズの第1巻が出版されており、「小学生時代にハマった」という30代前後の人も多いことでしょう。本作は時代を超えて愛されるベストセラー。

 その一方で、時代の流れとともに変わった部分もあるよう。初版の単行本に慣れ親しんだ世代からは驚きの声が上がっています。いったいどのような変化が話題になったのでしょうか?

『文庫 デルトラ・クエスト (1) 沈黙の森 (フォア文庫)』(Amazon)

あまりの懐かしさに“あるある”話が止まらない!

 『デルトラ・クエスト』は、エミリー・ロッダ氏による冒険小説。“デルトラ王国”に伝わる7つの宝石が盗まれたことをきっかけに、主人公の少年たちが国を救うための旅に出る……というファンタジー作品です。

 2002年に出版された本作の大きな特徴のひとつは、インパクトのある表紙デザイン。鎧を着た騎士や巨大なカエル、ドラゴンのような顔つきの大蛇など、さまざまな怪物のイラストがリアルなタッチで禍々しく描かれていました。

 しかし、2014年出版の文庫本では表紙のイラストが一新。単行本版のような光を反射する特殊素材も使われていないため、Twitterでは「文庫版は自分の知ってる『デルトラクエスト』とイメージが違うんだなあ」と話題になりました。

「イメージ変わりすぎ!」 児童小説『デルトラ・クエスト』の現在の姿に驚きの声続出【トレンドワード解説】
Amazonより
『デルトラ・クエストI (1) 沈黙の森』(Amazon)

 さらに本作品名のトレンド入りを機に、小学生時代のあるあるをツイートする人が続出。

 「『ダレン・シャン』派と『デルトラ・クエスト』派、『マジック・ツリーハウス』派がいたよな」、「『怪談レストラン』シリーズも人気だった」など、多くの人が当時の思い出を語っています。

 また『デルトラ・クエスト』はアニメ化やコミカライズもされており、アニメのED曲を歌ったシンガーソングライターユニットのRYTHEMも公式Twitterで反応。2022年3月にYouTubeへ投稿した本人歌唱動画を添えて、約16年前となるアニメ放送を懐かしみました。当時のことを思い出しながら、久しぶりに『デルトラ・クエスト』を楽しんでみるのもいいかもしれませんね。