※基本的にストーリーのネタバレはありませんが、発売前時点で未公開の情報も含まれているため、ご注意ください。
2023年6月22日に発売予定のプレイステーション5(PS5)用ソフト『ファイナルファンタジーXVI』(以下『FF16』)。本作は、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジー』シリーズ最新作であり、シリーズ初の本格的なアクション・RPGとなっている。
▼『FF16』攻略&解説まとめ
そして、そんな『FF16』を構成する重要な要素のひとつが、壮大なドラマを彩るさまざまなキャラクターたちだ。そこでこの記事では、主人公のクライヴを筆頭とした主要人物のほか、これまで詳細が明らかになっていなかったサブキャラクターたちを紹介。
なお、本稿は物語上のネタバレをできるだけ避けているものの、ストーリーがある程度進んでから登場するキャラクターの紹介も含んでいる。より新鮮な気持ちで物語を楽しみたい方は注意してほしい。
また、こちらの記事とあわせ、以下の記事を読んでもらえれば、より『FF16』の世界観が把握できるはずだ。ぜひこの記事とあわせてチェックしていただきたい。
主人公と相棒・愛馬
まずは、プレイヤーが操作することになる本作の主人公・クライヴと、彼の愛する相棒と愛馬を紹介。トルガルは、“バディ”としてバトルにも参加してくれる頼もしい狼だ。
クライヴ・ロズフィールド CLIVE ROSFIELD
- 声:内田雄馬(少年期)
- 声:内田夕夜(青年期)
ロザリア公国大公・ロズフィールド家の嫡男として生まれる。
しかし、召喚獣・フェニックスのドミナントとして覚醒はせず、その役目は弟のジョシュアが担うことになった。そのためクライヴは、弟を守るために剣の鍛錬を積み、御前試合にて実力でナイトの称号を獲得。正式にジョシュアの盾となり、“フェニックスの祝福”を与えられ、その能力の一部を使用可能となった。
だがその後、彼は大きな悲劇に巻き込まれ、惨劇を引き起こした謎の召喚獣“黒きイフリート”を追う復讐者となる。
トルガル TORGAL
大陸北部に出自を持つ狼。クライヴとジョシュアの父・エルウィンが、北部遠征の折りに群れからはぐれたトルガルを連れ帰ったことにより、ロズフィールド家で育つ。
幼年期に起きた大きな悲劇から難を逃れたトルガルは、やがてクライヴと再会。その過酷な旅路に付き添う心強き仲間となる。
アンブロシア Ambrosia
少年期のクライヴの愛馬として登場する白いチョコボ。ロザリス城の厩舎で生まれ、クライヴの愛情を受けて育つ。主人であるクライヴにはとても忠実だが、慣れない相手に対しては警戒心や不満を丸出しにすることもある。
ドミナントと召喚獣
その身に召喚獣の力を宿し、巨大な召喚獣に顕現できる“ドミナント”たちは、物語でもバトルでも重要な役割を担うキャラクター。召喚獣の強大すぎる力は、はたして彼らにどんな運命をもたらすのか。
ジョシュア・ロズフィールド JOSHUA ROSFIELD
- 声:藤原夏海
- 召喚獣:フェニックス
火の召喚獣フェニックスのドミナント。ロザリア公国の第二王子にして、クライヴの実弟。年齢は10歳。兄のクライヴを尊敬し、貴族の生まれながら、分け隔てなく人に接する気さくさを持つ。
武よりも書を好む性格で、病弱な自分よりもクライヴがフェニックスを宿すべきだったと考えている。ニンジンが苦手。ジョシュアもまた、クライヴと同様に大きな悲劇へと巻き込まれてゆく。
ジル・ワーリック JILL WARRICK
- 声:潘めぐみ
- 召喚獣:シヴァ
幼い頃、北部部族より和平の証としてロザリアに預けられ、ロズフィールド家に身を寄せていた。クライヴやジョシュアとともに育ち、兄妹のような間柄になる。礼儀をわきまえ、クライヴやジョシュアを気遣う心優しい彼女は、ふたりのよき理解者であった。
しかし数奇な運命に翻弄され、彼女はやがて氷の召喚獣シヴァのドミナントとして覚醒することになる。
シドルファス・テラモーン CIDOLFUS TELAMON
- 声:白熊寛嗣
- 召喚獣:ラムウ
通称はシド。“誰もが人として死ねる場所”の実現を唱え、迫害を受けるベアラーや、政(まつりごと)に翻弄されるドミナントを保護する組織を率いる。一方で、大陸を蝕む“黒の一帯”の研究にも取り組むなど多方面で活動。
雷の召喚獣ラムウのドミナントでもあるシドルファスは、かつてウォールード王国に籍を置き、ベネディクタとも面識があるようだ。
ベネディクタ・ハーマン BENEDIKTA HARMAN
- 声:樋口あかり
- 召喚獣:ガルーダ
風の召喚獣ガルーダのドミナント。卓越した剣技と任務遂行能力により、ウォールード王国の密偵部隊長を務める。
彼女の冷酷で残忍な性格は、幼少期からの過酷な人生によって形成された。黒きイフリートを追うクライヴと出会い、彼女は自身の過去と向き合うことになるが……。
フーゴ・クプカ HUGO KUPKA
- 声:間宮康弘
- 召喚獣:タイタン
ダルメキア共和国の評議会顧問。ダルメキアの一兵卒に過ぎなかった彼だが、土の召喚獣タイタンのドミナントとして覚醒したことでその地位と富を得た。
フーゴの発言権はダルメキア軍のみに留まらず、いまや評議会に意見し、国の行く末すら左右するまでとなっている。何もかもを手に入れたはずのフーゴだったが、ベネディクタと出会ったことで、その人生を大きく狂わせることに。
ディオン・ルサージュ DION LESAGE
- 声:中村悠一
- 召喚獣:バハムート
至高の竜騎士と誉高い、宗教国家ザンブレクの皇子。民衆からも部下からも信頼が厚く、光の召喚獣バハムートのドミナントとして、数多の戦場で幾つもの武勲をあげてきた。戦場を駆けるその姿は、人々の語り種や吟遊詩人に謡われるほど。
だが、自国に漂う不穏な影が、彼の輝ける翼に昏い陰を落とそうとしていた……。
バルナバス・ザルム BARNABAS THARMR
- 声:綱島郷太郎
- 召喚獣:オーディン
灰の大陸を統べる流れ者の身でありながらウォール―ドの国王にまで上り詰めた男。蛮族が闊歩し、戦乱に明け暮れていた灰の大陸は、たったひとりの男の登場により統一された。
闇の召喚獣オーディンのドミナントでもあるバルナバスは、強国ウォールードを導き、自ら戦場にて剣を振るう。そして、混沌とするヴァリスゼアを見つめるその瞳には、ゾッとするほどの不気味さが宿っている。
イフリート Ifrit
業火をまとった黒い獣の姿をした、フェニックスと同じ火の力を持つ召喚獣。その正体は依然として不明。
シドの隠れ家に集う人々
迫害される人々を救う活動をしているシドには隠れ家がある。そこでは、たくさんの人々がシドのサポートをしており、クライヴも彼らと交流を深めることに。なお、ここで紹介する人物の一部は、ある程度物語を進めると登場する。
オットー OTTO
- 声:斉藤次郎
不在がちなシドに代わり、隠れ家に舞い込むさまざまな厄介事を片付けている。面倒見がよく、仲間からの信頼も厚いため隠れ家の大黒柱として頼られる。
ガブ GAV
- 声:勝杏里
シドの仲間のひとり。気さくな性格で、斥候として偵察などの調査任務にあたっている。
タルヤ TARJA
- 声:弘松芹香
シドの隠れ家で医師として人々の治療にあたっている。また、困ったときの相談役としても頼りにされている。
カローン CHARON
- 声:宮寺智子
隠れ家に店を構える商人。グツを丁稚として雇い、仕入れや荷物持ちをさせている。商人としての腕は確かで、金さえ払えば入手困難な代物でも必ず仕入れてくる。
グツ GOETZ
- 声:かぬか光明
カローンに雇われている丁稚。温和な性格だが、不服に思うことはきちんと主張する。
ブラックソーン BLACKTHORNE
- 声:菊池通武
酒好きの鍛冶師。寡黙で、自分のことをあまり他人に話したがらない。
ネクタール Nektar
遺跡のあいだに挟まって泣いていたところをシドに助けられ、こっそり追いかけ迷い込んだ隠れ家にそのまま住み着いた。自身をモーグリ族の偉大な勇者と称し、自主的にリスキーモブ掲示板の管理をしている。なぜか、クライヴとだけ言葉が通じるようだ。
ハルポクラテス HARPOCRATES
- 声:向井修
隠れ家に身を寄せる歴史と習俗の研究家。本名はハルポクラテス2世ヒュペルボレイオスで、通称“語り部”。若かりし頃、神話の息づく大地を夢見て外大陸からヴァリスゼアにやってきた。ヴァリスゼア各地の風土、伝承、宗教、風俗など、あらゆる事象を調べている。
ミド MID
- 声:山根舞
カンベルの大学で機工学を修めるシドの娘。大学に通う傍ら、隠れ家の生活に役立つ装置の開発などを行っている。
ヴィヴィアン VIVIAN
- 声:アナンド雪
隠れ家に身を寄せる軍事学者。世界情勢に関する文献や見聞を収集しては、軍事や政情を分析しており、教養のあるクライヴとの語らいを楽しみにしている。
ヴァリスゼア各国の重要人物
ヴァリスゼアには多くの国が存在し、国を動かす人々は民のため、ときには私欲のためにさまざまな決断をする。世界に多大な影響をもたらす彼らの動向にも目が離せない。
エルウィン・ロズフィールド ELWIN ROSFIELD
- 声:木下浩之
ロザリア公国の大公。クライヴとジョシュアの父親であり、文武に長けた生真面目な人物。風の大陸北部を平定した大きな功績を持ち、国民からは名君として知られている。
アナベラ・ロズフィールド ANABELLA ROSFIELD
- 声:日野由利加
大公エルウィンの妻で、クライヴとジョシュアの実の母親。気位が高く、身分や立場を重んじる。幼いジョシュアに愛情を注ぐ一方で、フェニックスのドミナントを継承しなかった嫡男クライヴや、北部から来たジルのことは快く思っていない。
ロドニー・マードック RODNEY MURDOCH
- 声:上田燿司
ロザリア公国の将軍。クライヴにとっての剣術の師匠であり、大公家の護衛役でもある。冷静さと熱心さを備えた人格者で、部下からの人望も厚い。
ウェイド WADE
- 声:櫻井トオル
ロザリア公国の騎士。マードックの部下であり、スティルウィンドの調査任務に向かうクライヴに同行する。平民出身の小姓だったが、幼いジョシュアに命を救われたことをきっかけに騎士の道を志した。
タイラー TYLER
- 声:最上嗣生
ロザリア公国の騎士。ウェイドと同じく、クライヴといっしょに調査任務に同行。ロザリア公国の騎士の家系に生まれ、父にならって騎士となり、現在はマードックの右腕として活躍している。
バイロン・ロズフィールド BYRON ROSFIELD
- 声:立川三貴
エルウィンの弟で、湾岸都市ポートイゾルデの領主。クライヴとジョシュアにとっては叔父にあたる。ロザリア七家族と呼ばれる有力貴族に名を連ねており、貴族でありながら大陸を股にかける大豪商としても名高い。
シルヴェストル・ルサージュ SYLVESTRE LESAGE
- 声:山路和弘
ザンブレク皇国の神皇。召喚獣バハムートのドミナントであるディオンを息子に持ち、その力を後ろ盾として国主である神皇の地位を得た。
オイゲン・ハヴェル Eugen Havel
ダルメキア共和国軍参謀。元々は戦場で辣腕を振るった将軍だったが、フーゴ・クプカが台頭してからは高齢を理由に現場から退けられ、参謀職に就くことに。
イムラン Imreann
クリスタル正教の大司祭。ドレイクブレスを祀るクリスタル神殿で、さまざまな儀式を執り行う権力者。鉄王国の国教であるクリスタル正教の敬虔な信徒で、生まれながらに魔法を使うベアラーやドミナントを不浄の存在として扱っている。
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