2023年6月10日(土)、11日(日)の2日間、大阪府・大阪城ホールにて、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(『シンデレラガールズ』)のライブイベント“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 燿城夜祭 -かがやきよまつり-”が開催。本稿では、公演1日目の模様をお届けする。
※2日目のリポートはこちら
出演者(敬称略)
- 藍原ことみ(一ノ瀬志希役)
- 髙野麻美(宮本フレデリカ役)
- 高森奈津美(前川みく役)
- 都丸ちよ(椎名法子役)
- 三宅麻理恵(安部菜々役)
- 飯田友子(速水 奏役)
- 井上ほの花(浅利七海役)
- 桜咲千依(白坂小梅役)
- 嘉山未紗(脇山珠美役)
- 河瀬茉希(桐生つかさ役)
- 二ノ宮ゆい(八神マキノ役)
- 村中 知(大和亜季役)
- ルゥティン(塩見周子役)
- 高田憂希(依田芳乃役)
- 伊達朱里紗(難波笑美役)
- 長野佑紀(小関麗奈役)
- 松田颯水(星 輝子役)
- 佳村はるか(城ヶ崎美嘉役)
- 和氣あず未(片桐早苗役)
- 新田ひより(道明寺歌鈴役)(※DAY1のみ)
- 神谷早矢佳(南条 光役)(※DAY1のみ)
- 田澤茉純(浜口あやめ役)(※DAY1のみ)
※高野麻美さんの高は、正しくは”はしごだか”。
『シンデレラガールズ』としては、昨年2022年11月の“Twinkle LIVE Constellation Gradation”ぶりとなる単独ライブ。コンセプトは“お祭り”となっており、会場に駆けつけたプロデューサーさん(※)たちは、公式グッズの甚平や羽織、担当アイドルが描かれた公式法被、煌びやかな着物(!)など、さまざまな“お祭りスタイル”な服装で、今回の公演を楽しむ気満々の様相だ。
※『アイドルマスター』シリーズのファンのこと。
本公演のステージ構成は、会場中央にメインステージ、そこから3方向に花道が設営。座席全体が中央に向いている大阪城ホールにピッタリな構成で、ステージとの距離がより近く感じられるようになっていた。
そして会場では、開演前に着物を着たダンサーさんや、プロデューサーさんたちにはおなじみの『アイマス』ライブ演出家のJUNGO氏、『アイマス』シリーズのイベント企画・運営、関連商品やサービス展開などに携わる梅木馨氏、『シンデレラガールズ』の音楽を担当しているバンダイナムコスタジオの中川浩二氏、日本コロムビアの柏谷智浩氏たちスタッフ陣が登場。ステージ上に設置されたたこやきやわたあめ、かき氷、ヨーヨーすくいを楽しむ様子をプロデューサーさんにアピール。早速開演前から会場をお祭り気分に包み込んでいた。
一足先にお祭り気分を楽しんでいたところで、開演時間に。まずは、アシスタントの千川ちひろさん(声:佐藤利奈さん)によるアナウンス。これから始まるお祭りに備えて「わっしょーい!」の掛け声を練習をした後、注意事項を伝えた。
その後は、祭囃子に合わせてダンサーたちによるパフォーマンスが行われた後、『Yes! Party Time!!』(飯田さん、伊達さん、高田さん、和氣さん、二ノ宮さん、嘉山さん、長野さん、都丸さん)が披露。和太鼓によるアレンジが加わった特別バージョンで会場を大いに盛り上げた。
MCでは、キャスト全員でプロデューサーさんに挨拶。3年ぶりの大阪でのライブ開催、そして声出し解禁によるライブということで、キャストたちも高ぶっている様子で、プロデューサーさんと「わっしょーい!」の掛け声を楽しんでいた。
ライブパートに戻ると、新田さんが『満願成就♪巫女の神頼み!』を巫女姿のダンサーさんと披露。途中には、白い御幣を振りながらパフォーマンス。どこか雅さも感じさせるステージを届けた。
新田さんに続くのは田澤さん。疾走感溢れる『Shinobi 4.0 忍者のすゝめ』に合わせて会場を駆け回りながら元気よくパフォーマンスした。4曲目には、椎名法子のソロ曲を『プライスレス ドーナッCyu▽』(※)を都丸さん、高野さん、飯田さんが披露。かわいさ成分マシマシのステージで会場を魅了。ストリーミングでは、カメラマンがドーナツの穴からアイドルたちを映すといった特別な演出も披露した。
※▽は、正しくは“ハートマーク”。
そこから、ヒーローヴァーサス(長野さん、神谷さん)+村中さん、松田さんによる『ヒーローヴァーサスレイナンジョー』で、会場のボルテージはグングン上昇していく。はぴのす(三宅さん、井上さん、高森さん)による『全開!ミラクルアドベンチャー!』では、3人による掛け合いはもちろん、プロデューサーさんによるコールもバッチリで、会場に一体感が生まれていた。
そして、松田さん、新田さん、田澤さん、伊達さん、河瀬さんによる『パ・リ・ラ』。力強くかつパッション溢れるキャスト陣によるパフォーマンスと、プロデューサーさんが振る黄色やオレンジのペンライトによって、会場は一際大きな熱気に包まれていた。
6曲を歌い終えたところで、先ほどステージで歌唱したメンバーたちがプロデューサーさんに自己紹介。初披露の衣装を紹介しながら元気な挨拶を行った。
またMCでは、チームに分かれてお祭りの定番ゲームで競い合う“よまつり王決定戦”のコーナーも実施。今回は、松田さん、和氣さん、嘉山さんの“チーム我(われ)”、高野さん、井上さん、神谷さん、高田さんの“チーム法螺貝”で輪投げにチャレンジ。日本人には馴染み深い輪投げだが、大阪城ホールという非日常な会場で行うとなると勝手が違うようで、キャストたちは苦戦。こっそりスタート位置の線を踏んで投げたりしながら、和気藹々と対決は進行。最終的には“チーム法螺貝”が勝利を掴んだ。
MC後のライブパートでは、ルゥさん、飯田さん、二ノ宮さんが『不埒なCANVAS』を披露。アップテンポかつ透明感のある同曲で会場を清涼感で包みこむ。続いて、小早川紗枝の『花簪 HANAKANZASHI』を、藍原さん、都丸さん、高野さんが披露。和傘をさしながら甘い歌声を会場に響かせた。そして、依田芳乃の『日々あどべんちゃーなのでしてー』は高田さん、桜咲さん、嘉山さんが披露。華やかで優美なパフォーマンスで会場を魅了した。
そして、藍原さん、ルゥさん、井上さんによる『夏恋 -NATSU KOI-』(筆者がトップクラスに好きな曲!)。ダンサブルなサウンドと3名のよる透き通る歌声、そして切れ味バツグンなパフォーマンスで会場は釘付け。筆者も思わず原稿を書きながら頭を振ってリズムを取っていた。
そこから、雨が振る演出が行われ、『ささのはに、うたかたに。』へ(高野さん、河瀬さん、和氣さん、村中さん、三宅さん)。ピアノや尺八などの繊細な旋律も用いたミディアムバラードに会場は酔いしれる。途中には花火のSEも登場し、美しい音楽も相まって、爽やかな風が吹く夜のお祭りを感じさせた。その後は、長野さん、井上さん、神谷さん、都丸さん、桜咲さん、松田さんによる『なつっこ音頭』へ。「お祭りと言えばこの曲」の同曲では、「あ、よいしょ!」とプロデューサーさんといっしょに歌いながら楽しんだ。
MCでは、先ほどと同様に“よまつり王決定戦”へ。今回は新田さん、藍原さん、田澤さんの“チームかわいい”、三宅さん、伊達さん、二ノ宮さん、飯田さんの“チームウサタコメガネキッス”に分かれ、3×3の穴に向かってボールを転がしてビンゴを目指す“ころころビンゴ大会”に挑戦。定番(?)なゲームなだけに、なかなか狙った位置にボールが転がらず、苦戦している様子だったが、両チームとも無事ビンゴ達成。結果としては、先に達成することができた“チームウサタコメガネキッス”が勝利に輝いた。
ライブパートに戻ると、かくりよがたり(桜咲さん、高田さん)による『廻談詣り』へ。和ホラーながら、激しいドラムとうねるようなベースのサウンドが特徴なダンスミュージックで会場を楽しませた。
続いて、ハードロックな『N.O.R.~Notes of Revolution~革命についての覚書』(SOUL LEATHERS:松田さん、嘉山さん、長野さん)へと続いた後、神谷さんが『サイン・オブ・ホープ』を力強く歌い上げる。
その後は、ガンズパーティー(村中さん、和氣さん)の『ハートボイルドウォーズ』が披露された後、LiPPS(藍原さん、ルゥさん、飯田さん、佳村さん、高野さん)による『Nightwear』(筆者がいまいちばんお気に入りの曲!!)。大人の色気を感じさせるEDMミュージックと5人のシンクロした美麗なダンスで会場を虜に。筆者は原稿を書く手が完全に止まり、パフォーマンス後は半ば放心状態だった。
MCではこれまでと同じく、キャストたちが自己紹介。関西弁を交えたユニークな挨拶で会場を沸かせていた。また、ここでの“よまつり王決定戦”では都丸さん、河瀬さん、桜咲さん、村中さんの“チームガンガンしゃてきーズ”と、ルゥさん、佳村さん、長野さん、高森さんの“チームしゃてきんぐ”に分かれて、射的を競い合うことに。射的は人によって得意不得意があるかと思うが、どちらのチームも的に命中させていく。両チームが見事なエイム力を見せつけた結果、サドンデスに。最終的には“チームしゃてきんぐ”が勝利を掴んだ。
ここからは、ライブもラストスパート。和ロック『義勇忍侠花吹雪』を可惜夜月(田澤さん、新田さん、嘉山さん)がスタイリッシュに決めた後、伊達さんが『大阪タコちゃんラブちゃん』をパフォーマンス。大阪でこの曲を披露したら盛り上がらないわけがなく、会場の熱気は公演終盤になってさらに高まり続ける。
その後も、『情熱ファンファンファーレ』(井上さん、和氣さん、長野さん、村中さん、河瀬さん、新田さん)、『サマカニ!!』(三宅さん、ルゥさん、伊達さん、松田さん、佳村さん)『OrangeSapphire』(飯田さん、神谷さん、桜咲さん、二ノ宮さん、藍原さん、井上さん)、『Wish you Happiness!!』(三宅さん、高田さん、ルゥさん、嘉山さん、田澤さん)と、ライブ定番のアツい楽曲のオンパレード。プロデューサーさんたちはいまライブが始まったのかと錯覚するかのような全力のコールを行いながらパフォーマンスを楽しんでいた。
ここまで歌い終えた後、キャストが全員ステージに登場。MCとして、ソロ曲を初披露したメンバーから、やれることを全部出し切れた、プロデューサーさんからのコールが完璧で思わず泣きそうだったといった感想が語られた。その後は、今回の公演のテーマ曲テーマ曲『悠久星涼』を初披露。夏の終わりを感じさせるようなしっとりとしたバラードで、公演本編を締めくくった。
本編終了後も鳴りやまないアンコールの声援を受けて、千川ちひろさんが再び登場。まずは業務連絡として、『シンデレラガールズ』の最新情報が届けられた。
業務連絡の後は、お待ちかねのアンコールへ。まずは、軽快なメロディーが心地よい『サマーサイダー』(三宅さん、二ノ宮さん、高野さん、高田さん、神谷さん、新田さん、藍原さん、河瀬さん、田澤さん、和氣さん、桜咲さん)で、会場を爽やかに彩った。
その後は、『お願い!シンデレラ』。和太鼓によるアレンジバージョンで、最後まで会場全員でお祭りを楽しんだ後、恒例の「これからも、アイマスですよ、アイマス!」コールで1日目は締めくくられた。
“燿城夜祭 -かがやきよまつり-”の1日目が終了した。開演前から舞台上で屋台を楽しむスタッフ&ダンサーたちの様子から始まり、公演中も“お祭り”らしいアップテンポでアツい楽曲が数多く披露。幕間のコーナーでも、キャストたちがゲームを楽しむ様子をプロデューサーさんたちがワイワイ言いながら見守る、終始“お祭り”らしい高い熱気に包まれた公演だった。コロナ禍を超え、声出しなどが解禁され出したいまだからこその、温かいステージになっていたと思う。
なおファミ通.comでは、2日目の模様もリポート予定。そちらのほうもぜひチェックしてほしい。
“THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 燿城夜祭 -かがやきよまつり-”1日目セットリスト(敬称略)
- Yes! Party Time!(和太鼓アレンジ)(都丸ちよ、飯田友子、嘉山未紗、二ノ宮ゆい、高田憂希、伊達朱里紗、長野佑紀、和氣あず未)
- 満願成就♪巫女の神頼み!(新田ひより)
- Shinobi 4.0 忍者のすゝめ(田澤茉純)
- プライスレスドーナッCyu▽(高野麻美、都丸ちよ、飯田友子)
- ヒーローヴァーサスレイナンジョー(村中知、神谷早矢佳、長野佑紀、松田颯水)
- 全開!ミラクルアドベンチャー(高森奈津美、三宅麻理恵、井上ほの花)
- パ・リ・ラ(新田ひより、河瀬茉希、田澤茉純、伊達朱里紗、松田颯水)
- 不埒なCANVAS(飯田友子、二ノ宮ゆい、ルゥティン)
- 花簪 HANAKANZASHI(藍原ことみ、高野麻美、都丸ちよ)
- 日々あどべんちゃーなのでしてー(桜咲千依、嘉山未紗、高田憂希)
- 夏恋 -NATSU KOI-(藍原ことみ、井上ほの花、ルゥティン)
- ささのはに、うたかたに。(高野麻美、三宅麻理恵、河瀬茉希、村中知、和氣あず未)
- なつっこ音頭(都丸ちよ、井上ほの花、桜咲千依、神谷早矢佳、長野佑紀、松田颯水)
- 廻談詣り(桜咲千依、高田憂希)
- N.O.R.-Notes of Revolution~革命についての覚書~(嘉山未紗、長野佑紀、松田颯水)
- サイン・オブ・ホープ(神谷早矢佳)
- ハートボイルドウォーズ(村中知、和氣あず未)
- Nightwear(藍原ことみ、高野麻美、飯田友子、ルゥティン、佳村はるか)
- 義勇忍侠花吹雪(新田ひより、嘉山未紗、田澤茉純)
- 大阪タコちゃんラブちゃん(伊達朱里紗)
- 情熱ファンファンファーレ(新田ひより、井上ほの花、河瀬茉希、村中知、長野佑紀、和氣あず未)
- サマカニ!!(三宅麻理恵、ルゥティン、伊達朱里紗、松田颯水、佳村はるか)
- Orange Sapphire(藍原ことみ、飯田友子、井上ほの花、桜咲千依、二ノ宮ゆい、神谷早矢佳)
- Wish you Happiness!!(三宅麻理恵、嘉山未紗、ルゥティン、高田憂希、田澤茉純)
- 悠久星涼(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)
- サマーサイダー(藍原ことみ、高野麻美、新田ひより、三宅麻理恵、桜咲千依、河瀬茉希、二ノ宮ゆい、神谷早矢佳、高田憂希、田澤茉純、和氣あず未)
- お願い!シンデレラ(和太鼓アレンジ)(THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS)