スマートフォンアプリの各種データを検出するSensor Towerは、2023年のゴールデンウィークに日本でもっとも収益を上げたスマホゲームは『Fate/Grand Order』(FGO)だったと発表した。 

 本作は『Fate/Grand Order Arcade』とのコラボイベントを展開。期間中に2000万ドル以上の収益を達成した唯一のゲームとなっている。

 2位には今年9月に10周年を迎える『モンスターストライク』、3位には今年4月26日にリリースされたばかりの『崩壊:スターレイル』がランクイン。また、パブリッシャー別では『原神』、『崩壊:スターレイル』の2タイトルを10位以内にランクインさせたmiHoYoがトップという結果になった。

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以下、Sensor Towerのブログを引用

2023年GWに最も収益を上げたモバイルゲームは2,000万ドル以上のFGO、パブリッシャー別ではスターレイルと原神が原動力のmiHoYoがトップ

2023年のゴールデンウィークに日本で最も収益を上げたゲームは『Fate/Grand Order』で、その収益は2,000万ドル以上となりました。パブリッシャー別では、『原神』に加えてゴールデンウィーク前にリリースされた『崩壊:スターレイル』が好調のmiHoYoがトップとなりました。

『FGO』が今年のGWに最も収益を上げたスマホゲームと発表。『原神』『崩壊:スターレイル』のmiHoYoがパブリッシャー別ではトップ

GW期間中の収益Top3タイトルはいずれも1,500万ドル以上の高水準

2023年のゴールデンウィークは、最大9連休となった方も多かったのではないでしょうか。行楽地や帰省先のほか、ご自宅でゆっくりとモバイルゲームを楽しんだ方もいらっしゃると思います。

年末年始に加え、ゴールデンウィークはモバイルゲームの収益が伸びる傾向にあり、それに合わせて各ゲームでもキャンペーンやイベントが活性化します。Sensor Towerのストアインテリジェンスのデータによると、2023年のゴールデンウィーク期間中(2023年4月29日~5月7日)の日本におけるモバイルゲームの収益は、Google Playが1.6億ドル、App Storeが2.3億ドルとなりました。

『FGO』が今年のGWに最も収益を上げたスマホゲームと発表。『原神』『崩壊:スターレイル』のmiHoYoがパブリッシャー別ではトップ

前年比ではGoogle Playが-24%、App Storeが-8%となっています。2023年のゴールデンウィークは、新型コロナウイルスによる行動制限がなくなったため、巣ごもり需要がひと段落したことが1つの要因と思われますが、それでも2つのストア収益の合算では4億ドル近くとなっています。

Sensor Towerのデータによると、2023年のゴールデンウィーク期間中(2023年4月29日~5月7日)に最も収益を上げた日本におけるモバイルゲームは『Fate/Grand Order』(Aniplex)で、その同期間中に2,000万ドル以上の収益を記録した唯一のモバイルゲームとなっています。

『FGO』が今年のGWに最も収益を上げたスマホゲームと発表。『原神』『崩壊:スターレイル』のmiHoYoがパブリッシャー別ではトップ

2位は2023年に10周年を迎える『モンスターストライク』(MIXI)、3位にはゴールデンウィーク前の2023年4月26日にリリースされたばかりの『崩壊:スターレイル』(miHoYo)が続きます。1~3位までのタイトルはいずれも1,500万ドル以上の収益を達成しており、いずれも日本のモバイルゲームユーザーから大きな支持を得ていることがわかります。

収益ランキングトップの『Fate/Grand Order』は、Fate/Grand Order Arcade×Fate/Grand Orderコラボレーションイベント「螺旋証明世界 リリムハーロット ~喝采なき薔薇~」を2023年4月26日からスタート。同イベントはTVCMが放映されたこともあり、イベント開始当日に日本のApp Storeトップ収益ランキングでも1位となり、その後ゴールデンウィーク期間中はTop5圏内をキープしました。

『FGO』が今年のGWに最も収益を上げたスマホゲームと発表。『原神』『崩壊:スターレイル』のmiHoYoがパブリッシャー別ではトップ

2位の『モンスターストライク』は、イベント限定キャラクター9体が排出対象のガチャ「超・獣神祭」を2023年4月29日から開催。また、5月1日からは『進撃の巨人』コラボ第2弾をスタートさせ、第1弾のコラボキャラ5体+第2弾のコラボキャラ5体の排出確率がアップするガチャを展開。こうしたイベントが収益に貢献をして、4月30日から4日間トップをキープし、同期間中に最も1位を獲得したモバイルゲームとなりました。

Sensor Towerのデータによると、ゴールデンウィーク期間中の収益成長量では『崩壊:スターレイル』がトップとなっており、リリース直後から日本のモバイルゲームユーザーに支持されていることがわかります。

また、収益成長量Top10内には、2015年リリースの『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』(Bandai Namco Entertainment)、2017年リリースの『荒野行動』(NetEase)など、新陳代謝の激しいモバイルゲームの世界でロングヒットを続けるタイトルもランクインしています。

パブリッシャー別では日本が半数以上を占める中、miHoYoが唯一GW期間中モバイルゲーム収益Top10内に2タイトルランクイン

Sensor Towerのデータによると、ゴールデンウィーク期間中(2023年4月29日~5月7日)の日本におけるモバイルゲーム収益Top10内の半分以上が日本発のモバイルゲームとなっています。その他のタイトルは大部分が中国パブリッシャーによるものです。

中でも、miHoYoのモバイルゲームは3位に『崩壊:スターレイル』、6位に『原神』と2タイトルがランクインしています。『崩壊:スターレイル』と『原神』のゴールデンウィーク期間中の合計収益は2,800万ドル以上に達しており、パブリッシャー別で見た場合、同社がトップとなっています。また、同期間の日本におけるモバイルゲーム収益Top10内に複数のタイトルがランクインしたパブリッシャーはmiHoYoのみです。

『FGO』が今年のGWに最も収益を上げたスマホゲームと発表。『原神』『崩壊:スターレイル』のmiHoYoがパブリッシャー別ではトップ

Sensor Towerのストアインテリジェンスのユーザーは、過去のパフォーマンス指標に加えて、アプリ収益とアプリダウンロード数の推定値を見ることができます。本レポートのSensor Towerの収益予測は、App StoreおよびGoogle Playからのもので、ユーザー総消費額を表しています。

また、データにはサードパーティのAndroidマーケットデータは含まれておらず、App StoreもしくはGoogle Playアカウントの初回ダウンロードのみ集計しています。同じアカウントが他のデバイス、もしくは同じデバイスで行った重複ダウンロードは集計に含まれていません。ダウンロードデータは同じアプリの異なるバージョンもまとめて集計しています(例:FacebookとFacebook Lite)。

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